著名人を騙る投資詐欺の広告を野放しにしているとMeta社を相手取り、その悪用された著名人や詐欺の被害にあった人たちが訴えた事件。
その広告収入が177兆円にも上るという報道があった。
最近、Facebookなどを見ているとやたらと広告が多くて、肝心なフォロアーの投稿がなかなか表示されないなと感じていたが、なるほど、それじゃあ、無料で利用しているユーザーの投稿より、広告が優先されるわけだと妙に納得、してちゃいけないけど。
それにしても、7億円もの被害にあった女性もいるとな。
Meta社の対応云々よりも、その被害額の方に驚いてしまう。
フィッシング詐欺により1万円程度の被害にあった(実際には、返金されたので実質被害はないが)自分とは比較にもならない。
詐欺には自ら注意しなければいけないが、放置している運営会社の責任も当然問われるだろうね。
さて、今聴いているアルバムは、マンハッタン・トリニティの『MISTY』(2002年)である。
ある日、中古CDショップで見かけたものである。
それぞれメンバー個々には知っていたが、このユニットの存在は知らなかった。
マンハッタンを冠にしたバンドやグループはいくつかあるが、マンハッタンという響きがいいな(行ったことはないが)と手に取ったら、お馴染みのジャズ・ミュージシャンが組んだユニットで「TRINITY=三位一体」とな?
収録曲がお馴染みのスタンダードだったので、どんな風に料理するのかなと興味も沸き、じゃ、ちょっと聴いてみようかと調達。
これが、なかなか小粋ないい演奏で、正解。
丁々発止のインプロヴィゼーションの応酬もたまにはいいが、肩肘張らないゆったりとした演奏も気持ちがいいものである。
かといって、イージー・リスニングとは違って、そこはジャズたるところで、ソロ回しの妙やそれぞれの持ち味(良く知らないが)を活かした演奏が楽しめる。
ああ、そうそう、メンバーは、Cyrus Chestnut (p)、George Mraz(b)、Lewis Nash(ds)なので、悪くなるわけがない。