第117回歯科医師国家試験合格体験記その3【新潟大学(浪人生)】 | 歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ

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第117回歯科医師国家試験合格体験記その3

 

ハンドルネーム:モラトリアム人間
出身大学:新潟大学歯学部

受験した国試:115、116、117回

117回国試の成績

 

116回国試の成績

 

115回国試の成績

 

dentalkokushiから

モラトリアム人間さんは3回目の受験で合格されました。モラトリアム人間さんは少々難しく考えるクセがあったため、かなりしつこく思考過程のご指摘をさせて頂きました。

その結果117回国試ではとても素晴らしい成績で合格されました。

 

浪人生は伸びないと決めつける方がいますが、そんなことはありません。方向性の修正と思考過程の修正を行うことで成績はしっかり上がります。

 

モラトリアム人間さんは管理栄養士でもいらっしゃるので、栄養や食べ物の話の雑談をさせて頂き、僕も勉強になることが多かったです。あとは株の話やNISAの話など投資の雑談LINEもとても多く(笑)、僕も楽しかったです。

特に国公立大学の浪人生に参考になる合格体験記だと思います。

それではモラトリアム人間さんの合格体験記をお読みください!



○はじめに
117回の歯科医師国家試験に3回目で合格したモラトリアム人間と申します。
dentalkokushi先生には浪人の2年間お世話になりました。私は予備校には通わず、完全宅浪(実家ではなく大学時代から住んでいた家)でアルバイトをしながらスパルタゼミをペースメーカーに自分で勉強を進めていました。

○私の経歴(高校卒業から歯学部卒業まで)
 高校卒業
→4年制大学(女子大)卒業、管理栄養士免許取得
→医学系の大学院(修士課程 2年間)修了
→同大学院 博士課程中退(1年目で辞めました)
大学院では、生活習慣病に関する疫学研究を行い、数々の国内外での学会発表や英語論文の執筆も経験しました。
→歯学部 2年次編入、卒業
ちょっと変な経歴なのですが、なぜこのような経緯に至ったのかは書くととんでもない量になってしまうため、割愛させていただきますw

○dentalkokushi先生を知ったきっかけ
私がdentalkokushi 先生の存在を知ったのは6年生になる前(5年生の冬)くらいです。
過去問を解いていてこの問題よくわからないな、この分野苦手だな、何かいい解説動画ないかなとYoutubeを漁っていたところ、先生の動画を偶然発見しました。

まさに自分にとってかゆいところに手が届くとてもいい動画だなと思い、チャンネル登録しました。

それからいくつか動画を見てみたり、1D主催のライブオンラインセミナーに参加してみて、先生の説明や解説がやっぱり自分には合っていそうと思うようになりました。

○現役のときの勉強、国試が終わった直後~結果発表まで
CBTが終わってから少しずつ勉強はしていたものの、臨床実習の忙しさを言い訳に結局国試勉強をうまく進めることができませんでした。

本腰を入れられたのは臨床実習が終わった6年生の11月頃からでした。過去問をやる(終わらせる)ことや模試の復習、みんなが取っているからという理由であまり深く考えずに受講した予備校の直前講習等に追われ、結局ほとんど先生の動画は見れずに終わりました。
現役で受けた115回の直後は特に何も気にすることもなく、「ふぅ、国試終わった~」という感じでした。


しかし、その後に出した採点サービスの結果で、他の領域に比べて明らかに領域Bが全国平均を下回っていて、順位もかなり悪かったので、絶望しました。

ひたすら鬱々とした気持ちで発表までの1ヶ月半を過ごしました。もし不合格だった場合にはスパルタゼミの受講生になってもう1年頑張ろうと決めたのもこのタイミングです。
浪人になった場合、合格するためにちゃんと正しい方向に導いてくれる人が自分には必要だと思い、私にとってのその人はたぶんdentalkokushi先生だ、と考えたからです。

結果は領域B(現在の各論)で1点足りず、不合格でした。不合格が決まった時は正直とても辛かったし泣きました。

でも、ハガキを見ずとも原因は領域Bだと自分でも予想はついていたので、そういった意味では冷静でした。不合格がわかってすぐにdentalkokishi先生にメールをしました。
その後のオンライン無料カウンセリングで、「任せてください」オーラを先生から全面に感じ、この先生を信じればきっとまちがいないと確信しました。

家族は先生の存在なんて知る由もなかったので、そんなYouTubeの先生なんて大丈夫なの?怪しくない?と怪訝な雰囲気を醸し出されましたが、周りになんと言われようと自分は予備校には行かずdentalkokushi先生だけを信じてついて行くと決めていたので、押し通しました。そして晴れてスパルタゼミ受講生になることができました(笑)

○現役の時の反省点
時間が無いなりにも勉強自体はしていたので、極端に知識が少なかったということはなかったと思います。
反省点は以下の3点です。
①あまり考えずにとりあえず全分野の過去問を流して繰り返し解いていたこと
②実際はいまいち理解できていないのに自分に合っていない解説を読んでわかった気になってしまっていたこと
③予備校の直前講習や模試の問題に気を取られすぎて全体的にふわっとした理解になってしまっていたこと(メリハリがなくなってしまいました)

予備校の直前講習ではなく、dentalkokushi先生の衛生問題集や大予言を購入すればよかったと今では思います(苦笑)

決して難しい問題が出来ていなかったから落ちたわけではありません。正答率の高い問題=多数派ができている問題を多く落としていました。なぜか本番で、普通に考えたら答えになるわけがないような選択肢を選んでしまっていた問題もあり、多数派に全然乗り切れていませんでした。

○浪人時代
生活面について
dentalkokushi先生は、浪人生には生活にメリハリをつけるためにもアルバイトすることをを推奨していたので、先生のアドバイス通り3月末から歯科助手の仕事を始めました。おおよそ週3日3~5時間程度、滅菌業務や予約、電話応対、歯周チャートの入力などを行っていました。


アシスト等はあまりしていなかったので、診療をそこまで間近に見れていたわけではありませんが、常に器具や材料には触れることができていたので、とてもよかったです。

片付けを行う際も国試勉強に少しでも役立つように、「この器具はこの時に使うやつだ」などとできるだけ考えながら行うようにしていました。
アルバイトの有無に関わらず朝はだいたい7時半くらいに起床し、0時くらいまでには寝るようにしていました。

勉強面について
○1浪目
スパルタゼミは受験した国試の解き直し、思考過程がわからなかった問題の解説から始まります。

あー、なぜこれを間違えてしまったのだろう、これがあっていれば…などとけっこう思ってしまったりしたので、私は浪人生活で一番この時期(3月末~4月)が辛かったです。でも、むしろ解き直しを終えると、勉強の方向性や課題が明確になって気持ちも楽になり、メンタルも安定しました。

解き直しを終えてからは公開動画、受講生限定動画を順番に視聴しながら、まずは1回目の模試に照準を合わせて過去問研究を始めました。
「この問題はやらなくていいです」、「こういう問題はもう出ないので無視していいです」といったことや「臨床的常識」など、受験生という立場では到底分かり得ないことも教えて下さり、とても効率よく勉強を進めることができ、ありがたかったです。
 

dentalkokushi先生は他の医療系国家試験の問題を積極的に授業に取り入れて解説して下さるのですが、必修、総論対策として、他の医療系国家試験の過去問で歯科医師国家試験にも関係しそうな問題を自分でも確認していき、現場思考トレーニングを兼ねて先生とLINEで度々ディスカッションしたりしていました。

○1浪目の反省点
「今年も落ちたらどうしよう」という思いから、116回の本番では過度に緊張しすぎて何度か思考停止してしまったり、いつも通り解けなくなってしまった場面がありました。


私はどちらかというと臨床問題が苦手だったので、配点の高い臨床問題をより重視した勉強をする必要がありました。

ですが、浪人すると基本が抜けていくというのを恐れてか、知らず知らずのうちに必修、総論系に重きを置きすぎて臨床系が甘くなってしまったんだと思います。バランスの悪い勉強になっていたのに模試の点数が現役の時より全体的に上がったことに安心しきっていました。
 

浪人になったんだからいい点数を取ってやる!という気持ちを強く持ちすぎてしまったこともよくなかったです。それ故に難しく考える癖を無意識のうちにつけてしまったと思います。
これが各論(臨床系)で2年連続1点落ちという事態を自ら招いてしまった原因だったと思います。

○2浪目
2浪が決まった直後は、悲しさというよりも、「1浪で終わらせるつもりだったのに自分は何をしているんだ、 周りは受かっているのに情けない」という気持ちやdentalkokushi先生にいい結果をお伝え出来なかったことへの申し訳なさの方が強かったです。
 

アルバイトをやっていたのがよくなかったんじゃないかとか、1年やってダメだったなら環境を変えた方がいいんじゃないかなどと周りからは言われましたが、私はdentalkokushi先生以外の選択肢は考えていなかったので、迷わず「すみません、もう1年よろしくお願いします」と先生にLINEしました。

○2浪目に意識したこと、変えたこと等
生活面は1浪目の時と同じです。
勉強面に関しては、2浪目は年間を通じていわゆる勉強、インプットというよりは過去問研究の継続、思考過程の確認、アウトプット主体でした。それは、自身の1浪目の敗因が知識面でのエラー(基本が甘い、勘違いしている等)というよりは読み取りや意思決定のエラー(2択まで絞ったけど違う方を選ぶ)、できるだけ大きな視点でシンプルに考えるという意識の不足によるものが大きかったと考えたからです。
 

必修、総論に関しては1浪目の蓄積のおかげでかなり定着し自信がついていたので、苦手だった臨実問題に重きを置いた勉強に変えました。


先生の10年分のブログをすべてさかのぼって読むことから始め、公開動画、限定動画を繰り返し視聴して徹底的にdentalkokushi先生の思考過程を刷り込んでいきました。


難しく考えがちな自分の癖を強烈に修正するために意識した点は以下の2つです。
①いい点数を取るための勉強ではなく全国平均以上を安定して取るための勉強をすること
②できるだけ簡単に考える

私が全般的に難しく考える傾向にあることはdentalkokushi先生にはバレており(笑)、そのことを私にしつこく指摘して下さいました。そのおかげでしっかりと修正をかけることができました。

その結果、模試も1浪目の時に比べ、バランスよく3回とも安定して全領域で全国平均以上を取れるようになりました。

自分に足りない点、良くない点や癖、合格するために何をすべきかを把握しない状態で勉強を再開してもまた同じ失敗を繰り返すだけです。
不合格になった原因は確実に自分にあるはずなので、次で絶対合格するという気持ちを持って冷静かつ客観的にしっかり敗因を分析することは、浪人生が合格するために大切なことの一つだと思いました。

○117回を振り返って
最初から最後まで一定のペースで解くことができ、見直しの時間も1時間近く確保することができました。

 

116回の時のような変な緊張感もなく、2日間ともいい緊張感で臨めました。消去法をこれまで以上に強く意識するようにしたり、選択肢の見方やわからなかったらどうするかといったスパルタゼミ受講生だけの秘密の教えもしっかり守れたのもよかったです。
これまでで一番落とし込めた感じがして、やりきったという気持ちでした。

○浪人時代に使用していたテキスト、資料等
現役のときに使用していた某TEXTは封印して使いませんでした。

具体的には下記を使って勉強していました。

 

・dentalkokishi 先生のブログ、公開動画
・スパルタゼミ受講生限定動画とその講義資料(衛生系問題集、大予言シリーズを含む)
・授業中に送られてきたメモやコメント
・公衆衛生がみえる(MEDIC MEDIA)
・薬がみえる vol1〜3(MEDIC MEDIA)←メルカリで買いました。
・歯科国試パーフェクトマスター(医歯薬出版)←合格した同期からからほぼ全冊もらいました。
・他の医療系国家試験の過去問(PDF)
→医師、看護師、薬剤師、作業療法士、理学療法士、臨床検査技師、診療放射線技師
実際に本番で似たような問題が本当に出ています!
・DES模試 (会場で受験しました)3回分
→特に2浪目は、「これはあの問題のmodifyだな」とわかるまでになりました。復習では多数派に乗れたかの確認を重視し、正答率が高いのに間違えた問題やdentalkokushi先生が補足、指摘してくださった問題に関して徹底的に確認するようにしていました。特に3回目の問題は本番でも似たような問題が出ることがあるので、しっかり復習した方がよいと思います。
・回数別の問題のPDF
→過去問(PDF)をダウンロードしてGoodnotesに保存して、そこにdentalkokishi先生のブログに書かれていた内容をメモしたり、授業中に送られてきたメモ等を貼り付けたりコメントを打ち込んだりして、それをノート代わりにしていました。
基本的には回数別に進めていって、臨床系で弱いところは分野別にピックアップしてやりました。並べ替え問題や臨床操作に関する問題への対策としてはイメージを持つために白本のテクニックを適宜見たりYouTubeを探して見たりもしました。

○これから国試を受けられる方へ
私は勉強自体はしていた方なので、正直国試に落ちるということをどこか他人事と考えていました。
 

以下、2浪した経験を踏まえた私なりのアドバイスです。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
今の歯科医師国家試験は過去問を覚えれば受かる試験ではなくきちんとした理解(正確な理解)が必要です。 

特に臨実は、過去問だけでは不足する部分は模試の問題を上手に活用したり、dentalkokushi先生のような、国試の指導経験も臨床経験も豊富で信頼できる先生を見つけておく必要があると思います。
 

私の周りの浪人生のほとんどは予備校に行っていました。

でも受験するのは自分なので、周りがこうだからというのは関係ありません。自分に合った方法を見つけ、堂々と淡々と進めてほしいと思います。私はスパルタゼミの受講生で本当に良かった、すごすぎる、と117回で解きながら感じたので、自分の選択は間違っていなかったと思っています。

○最後に
dentalkokushi先生を信じてついていけば浪人生でも必ず合格できます。
私にとってdentalkokushi先生の存在は何よりも心強かったし、先生だったからこそ辛い浪人生活も乗り越えられたと思います。
 

また、スパルタゼミを受講してみて、このまま現役で何となく合格して現場に出なくてよかったかも、と思ったこともたくさんありました。むしろ浪人してきちんと勉強して歯科医師になることができてよかったと今では思っています。
 

dentalkokushi先生、2年間本当に本当にありがとうございました!!!

先生とのLINEはいつもとても楽しかったです!
スパルタゼミOGとして胸を張って4月から歯科医師×管理栄養士として歩み始めます。
 

今後ともよろしくお願い致します。

 

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