妄想(幻覚)はレビー小体型認知症の特徴 | 認知症介護は思いやり

認知症介護は思いやり

認知症は社会問題です。介護の担い手のお嫁さんが働かねばならないなどのご自宅の事情から、在宅ケアもままならからです。しかも認知症の症状は複雑です。レビー小体型認知症の母の10年以上に及ぶ介護経験から介護保険利用の仕方、介護、症状をやわらげるやり方を教えます。

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周辺症状の改善は認知症介護を楽にしますというアメブロ記事を書きました。

私の書いて記事に対して、ヒメの宮殿・manaの老人ホーム日記のブログさんから、とても参考になるコメントをいただきました。

ご本人さんから許可を得たので、そのコメントを私のブログで、ご紹介します。

(ここから)私の母もレビー小体型認知症で、六年前に腎盂腎炎を患ったことが契機で、突然のように妄想が始まりました。

妄想と気づかなかった時には、「思い違い」だと思って否定していましたが、明らかに妄想だとわかった時から、むしろ肯定し、無一緒に楽しみ、不思議なものが見える能力を賞讃してあげました。

私は見えなくてつまらない・・・と、いう立場です。

母は、最初はいろいろなものが見えたようですが、誉めていたら天皇ご一家が訪問してくる・・・という、メデタイ妄想になり、それを共に楽しんでいたら、自然に消えていきました。消えてつまらない・・・と本人が言うようになった時「天皇陛下も忙しいからね」となぐさめ、本人が納得しました。

約半年で妄想は納まり、その後は、体調不良時に時々何か見ているようですが、直ぐに消えています。

本人が不安になったり、否定されると、妄想に執着し、さらに混乱し、ますます酷くなると感じます。

安心感と楽しさを与えることで、心身が落ち着くと、自然に回復すると、私も確信しています。

介護とは、相手を受け入れ、全てを肯定し、その状況を共に楽しみながら生きることかもしれないと、今は感じています。(ここまで)

本当に貴重なコメント。ありがとございました。これからも、よろしく願います。