大牟田に来るときは西鉄を使いましたが、最初の目的地の関係でJR側に移動します。
駅前の観光プラザで電動自転車を借り、東口から時計回りで市内を巡ります。
最初に見たのは大牟田市庁舎旧舘。
昭和初期のモダニズム建築であり、国の登録文化財でもあります。
次は笹林公園にある三池炭山操業碑。
大牟田といえば三井三池炭鉱というわけで、それを記念して立てられました。
そう、大牟田市は日本の炭鉱業の原点。
その歴史的意義から、「明治日本の産業革命遺産群」として登録された産業遺産が
市内に数か所存在するので、今回はそれを拝見しにここまで来たというわけ。
次は宮浦石炭記念公園。
かつての宮浦坑の一角を公園として再整備されています。
かつての採炭用重機や、炭鉱内に入るためのトロッコが展示されていました。
ちなみにココは世界遺産ではありません(煙突は国の重要文化財)。
公園の裏には三井化学の工場と、専用の貨物線が今でも現役で残されています。
三池炭鉱の閉山は1997年で、割と最近まで石炭化学工業の中心地として現役でしたが、
現在は光学プラスチックや農薬工場として稼働中です。
鉄路は大牟田駅より北の方へつながっていますが、かつては別の炭坑にもつながっていました。
次に向かったのが、この石造りの早鐘眼鏡橋。
これも近代化遺産~と思っていたのですが、パンフレットを読むと17世紀に三池藩が造ったもの。
灌漑用に作られた水路ですが、現在は使用されていません。
こちらも国の重要文化財です。
ここまで行くにも結構な距離がかかりました。
狭い道も多かったので自動車ではなく自転車移動が最適だと実感。
次こそ世界遺産の見学です。