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日々好奇心の趣くまま

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一般人に「クルーズ」というと豪華客船で世界を廻るイメージを持たれるが、それとは全く趣が異なる「ダイブクルーズ」というアクティビティがある。

何日間もボートに宿泊・移動しながらとにかく一日中海に潜りまくるという体力勝負の船旅。

このところ諸々の要因で航空券を含めてもかなり格安に参加でき、特にアジア地域だとヘタに国内で潜るより安く済んでしまう。

ということで、アンダマン海に浮かぶシミラン諸島とスリン諸島を廻るクルーズに参加すべく、久しぶりに小一週間ほどタイに行ってきました。

ただし地上に足がつく時間はほとんどなく、到着日と最終日にプーケットでちょっとばかり屋台巡り(個人的にタイの屋台メシは世界一旨いと思う)をした以外はずっと船の上。



いずれの諸島も国立公園に指定され漁業なども制限されており、それはそれは濃すぎる魚影を堪能できました。



以降ファイル整理を兼ねて何回かに分けて書こうと思います。



週末、夕方に車で横浜界隈に行く用事がありました。



そのまま帰るのも勿体無いので、自分にとってほぼ未開の地である三浦半島までプチ旅をすることに。

実はその昔、夏の盛りに三浦半島まで海遊びに行った際、あまりの人と車の多さとそれに伴うカオス具合に参ってしまって、それ以降この地はなんとなく避けるべき場所という先入観を持っており、さほど遠くないにも関わらず行こうという欲求が起きませんでした。

今回はオフシーズンでもあり、人の少ない三浦半島をゆっくり見て回って食わず嫌いを直してみようという計画。

相変わらず車中泊できる場所の少なさは困るが、安い有料駐車場にて車中泊、翌日から行動開始。

まずは有名な馬の背洞門へ。



星撮りの名所なのだが、生憎前夜は雲が多くて断念した。朝日を絡めて。
この時期、いい角度から太陽が上がってくれる。

その後、半島の南岸を回る「三浦・岩礁のみち」を歩いてみる。
驚いたのは一部の迂回路を除いては延々とこんな感じに海岸線を歩くことができる不思議な地形。



岩礁の上り下りが多いので、下手な山歩きより足腰にくる。

海岸線には洞窟が多いと聞いていたので、洞窟好きの血が騒ぐ。
一つ一つ丹念に撮影、折角なのでHDRにしてみた。







コースタイムは3時間ほどのはずが撮影に時間がかかったのですべて歩けなかったのが残念でしたが。
もう少し暖かい時期なら、おそらく素潜りを入れながら廻っても面白そう。

食堂とか売店のおばちゃんとかも無性に親切だし、(さすがに夏は来たくないが)おもろいやん三浦半島。


前回ちょっとばかり伏線を張っておいた続きです。

鳥撮りの世界、本気で極めようと思うと(とりわけ金銭的に)生半可ではすまないのは重々分かっているのであまり深く足を突っ込まないようにしているのだが、技術的な側面から見るととてもチャレンジングな被写体です。

高速に移動する動体を躍動感(≒モーションブラー)と時間を止める部分(≒on focus)という対立する要素を共存しながら一枚の画像に収めるには高度な知識と技術が必要で、カメラを扱っていながらいままでこのあたりの重要なスキルをあまり磨いてなかったなぁ…と自己反省。

今後このあたりの練習を兼ねて時折鳥撮影に行こうかとも考えてます。(スポーツ撮影や撮り鉄でもいいのだが、その手の被写体にはあまり興味を持てないので…)
ただし安物の黒玉望遠レンズで出来る範囲までで、それ以上深入りはしません(できません)が。

ということで3連休に新潟にある白鳥の聖地の一つである瓢湖に行ってきました。
その実態は撮影の練習を兼ねての温泉巡りですが…

(事の良し悪しは別として)毎日数回餌付けを行っているので尋常ではない数の白鳥(+更にその何倍もの鴨)がひしめいています。





この日、予報によると新潟は大雪だったので雪と白鳥のコラボを存分に撮影することを考えていたのだが、蓋を開けてみると雪が全くなくて延々と大雨が降るという想定外の天気だったため実際撮影できた時間は雨が止んでいる30分程度。

このような状況だったのであまり納得できる写真が撮れなかったのですが、何枚か。







今冬中に越後の雪山登山も入れて再度リベンジですかね。
あけましておめでとうございます。

年末年始はあまりあてもなく福島・宮城・山形の山間部あたりを車中泊しながら彷徨っておりました。
機会があればどこかで雪山テント泊+撮影などを…とも考えていたのですが、冬型の強風とそれに伴う湧雲が連日治まらず。

登れないほどではないのだが、あまり撮影向きの状況でもないので結局は下界でグルメ&秘湯巡りのぐーたら旅となってしまいました。

写真もなしというのも味気ないので、新年早々に某白鳥飛来地で不慣れな超望遠の練習を兼ねて撮影したものを。

一昨年購入したもののほとんど使うこともなく普段防湿箱の肥やしになっているTamron SP 150-600mm F/5-6.3を動員してみました。



技術の程も知らずに流し撮りなるものをやってみるが…



頭部全然止まらず…精進します。

さて、以下新年の抱負を交えた私事&駄文ですが。

稚拙ながら、ずっと"地球上の風景"の映像を追求してきたのですが、同時にここ最近"Computational Photography"という分野への興味が以前にも増して大きくなりつつあります。

簡単に言うとカメラの持っている物理的な限界をコンピュータ側で補ってやって、結果的にカメラの能力や表現の幅を広げてやろうという技術の総称で、既にメジャーなものだと例えばHDRやダーク減算などもこの範疇になるのだと思います。

このあたり、最近流行のビッグデータや人工知能や自動運転などの「お金になる」技術の根幹の一つであるだけに、日進月歩で新しいアルゴリズムや技術が考案され、それらの多くはgithubなどでプログラムが公開されてWebやSNSなどのクチコミで情報が日々入ってきて追いきれないほどの活況ぶり。

それらの技術の中には写真や映像などのアート作品に流用できるものも多く、実は過去の自身の映像でもこっそり使ったりしていましたが、今後はよりそちらに重点を置いたものも増やしていこうかとも考えてます。

また音楽創作の方も同様のことを考えていますが、それについては後日気が向けば書きます。

本年もよろしくお願いいたします。
「ビバーク」という言葉、最近は遭難など不慮の事態に行う野宿のようなネガティブなニュアンスに捉えられているが、そもそもは計画的な野宿というポジティブな意味もある言葉だと理解している。(Wikiを見ても同様の記述がある)

近頃は幕営禁止の場所が増えて肩身が狭くなる状況になりつつありますが…

人のいない僻地で熊やその他有害生物の襲撃に恐れながら、もしくは得体の知れないもののけの音に怯えながら就寝する体験はなかなか普段得られない緊張感があり、心身を自然に近づける近道だと考えてます。

そういえば最近の外泊は車中泊かオートキャンプ場ばかりだったのを思い出し、天気も良好なので久しぶりに心のリセットをすべく(ポジティブな)ビバークを人里離れた某所でしてきました。



山間の無人地帯で冬の星を眺めながら、突然の鹿の声にビビりながらの島酒。この上ない至福の時間。



新品のスタッドレスを履いたものの、今年は何処も異常な少雪のようです。冬の間どこを攻めるか検討中です。