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Cenoteのもうひとつの美景である水中植物と水との色のコラボレーション。


水生植物は光合成ができるので純度が高くて栄養のなさそうな水中でも、日当たりのよい開けた泉であれば一面に群生している。



天気のよい太陽の高い時に潜るとまるでモネの絵の中で泳いでいるような気分になってくる。

 





 

実はこういう水中風景は日本にも数多くあるのだけれども、堂々と潜れる場所はなかなかないので。


とりあえず遠征記録はここまでということで。


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Cenoteの中には地中の鍾乳洞が崩落して大穴になっているものもあって、水中には崩落時に上に生えていた樹木がよく沈木として残っている。

化学は詳しくないのだが、沈木が腐食する際に硫化水素を出すらしく、閉鎖空間だった場合にはそれがずっと拡散せずに残ってしまう。
硫化水素は淡水より重く、水中で混ざることはなく二層に分かれるため、水中に雲海が広がるような得も言われない異世界な風景を作り出す。



今回最も撮影したかったのがこの風景なのだけれども、上部から太陽光はあるものの、水深-30mほどの狭い空間のためISOを4桁に上げても追いつかないほど暗い。

 


ライトを点けると浮遊物に反射して濁ってしまうのでノーライトで撮影するしかなく、なかなか思うように撮影ができない。

 


本当の水底はこの雲海の下更に-30mほど。畏怖を感じてしまうが、ちょっとばかり雲の下に入ってみる。濁っていて何も見えなかったが…
 


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Cenoteの代名詞でもある水中に広がる光のカーテン。

 


こんなに派手な光芒ができるのは、メキシコの強い太陽光と極度に透明な水そして水上に生えている植生の相互作用によるもの。



光量がそれなりにある場所が多いので、撮影技術的にはあまり難しくないがすべては天候に関する運次第。

 


壮大な水中空間で運よく光のシャワーに包まれた時は永遠に水から出たくなくなってしまう。

 


小さく写っているダイバーの大きさと比較するとその壮大さがよくわかる。
 


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珊瑚由来の石灰石に地球の気候変動と地殻変動が作用した地形と海水と淡水が織り成す世界でも類を見ない水中世界~Cenote。


石灰石で濾された綺麗な雨水は水中の鍾乳洞を満たしていて、空中浮遊しているようにも見える透明度。
そんな泉がメキシコ・ユカタン半島には大小取り混ぜて数千個あるらしい。



この場所の存在を初めて知ったのは2006年に放映されたBBC製作の"Planet Earth"の洞窟編。
今でもyoutubeで"Planet Earth Caves"などでサーチをかけると見ることができる。おそらく違法ULだが…

その番組の中で繰り広げられた壮絶に美しい水中風景が頭から離れず、初めてここを訪れて潜ったのが今から10年ほど前。


その頃は今ほど有名ではなく、潜る人もそれほど多くなくて規則もかなり自由だった。
惜しいことにその頃はまともにカメラをやっておらず、美しすぎる水中風景は専ら脳内の記憶でしか残っていない。


その時にここの水中風景を思う存分撮りたいと思ったのがカメラを本格的に始めた理由の大きなきっかけのひとつだったりする。



それ以来ずっと再訪して撮影する機会を伺っていたのだが、その水中風景を納得いく形で表現するには技術的にも機材的にもまだまだ力不足を感じていてなかなか踏ん切りがつかなかった。

ただ、最近そう言っていられない状況が起こってきた。

SNSの弊害だろうと思われるが、マナーやスキルのなっていないダイバーが多く訪れたおかげで、最も有名で美しいCenoteのひとつ"Chac Mool"がカメラ持ち込み全面禁止になってしまった。
マナー不足のダイバーがカメラと自身を固定するために鍾乳石につかまったりして破損したと聞く。

数多くあるCenoteはいずれも個人の敷地となっているため、その所有者の胸先三寸という至極人間的な要因でその利用ルールが決められてしまう。
今後もしかするとその他のCenoteもなんらかの制限が課されていく可能性は否定できない。

更にメキシコはこのところ麻薬抗争を発端とする政治腐敗と治安悪化が著しくなっているらしく、現状は観光地のため治安のよいユカタンでもこの先どうなるかわからない。

うかうかしていると撮影できる機会を逸してしまうかもしれない。
そう考えて水中撮影機材一式を抱えてメキシコ・ユカタンに久しぶりに行ってきた。

現状でもCenoteでのダイビングに関してはなかなかハードルが多くて、制度面では例えば…

  • スクーバ受け入れ不可なCenoteが結構多い。鍾乳石破損や機材などで長時間場所を独占して利益率が悪いためらしい。
  • かと言って素潜りでの撮影はこの上なく危険。洞窟の中で砂でも巻き上げて出口を見失ったらそれで最期となってしまう。
  • 一般的なダイビングライセンスで潜れる範囲はCavern≒洞窟出入り口近くのみ。ちなみにそれ以上奥に進もうとするとCave Diverの資格が必要で、そちらのテクニカルダイビングの道に進むにはそれ相当な勉強と出費と時間と覚悟が必要。

撮影技術的にも難しくて…

  • 鍾乳石破損と砂巻き上げ防止のため、水底も壁も天井もタッチ不可。完全な中性浮力を保ちながらカメラをスタビライズしなければならない。しかも基本的に淡水なので海とは浮力の感覚が異なる。
  • フロッグキックという水を攪拌させない特殊なフィンワークが必須。自分の心地よい撮影フォームとは異なる。
  • とにかく全般的に大変暗いので高ISOと長SSにせざるを得なく、ノイズ&ブレとの闘い。特に動画の場合。
  • BBCばりの奥行きのある映像を撮るには大規模な水中照明が複数必須。個人ではほぼムリ。

日程が限られていたので今回潜ったのはメジャーなCenoteのみだけれども、そのフォトジェニックな魅力はいくつかのパターンに分けられると思われるので、何回かに分けて書いてみようかと。

まず今回は水中鍾乳洞の造形そのものについて。
このあたり、BBC風に撮ろうとすると上述のようにプロ用の大型水中照明やアシスタントが複数必要になるので、そのあたりは諦めて所有している3000lmの水中ライト一本で撮影。

 

 

 


やはりこの程度の照明だと水の透明度やケイブの果てしない奥行きを捉えるのは力不足。肉眼では壮大な水中空間が見えているのだが。
 

 


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磐梯山の帰りに以前から行きたかった那須と日光の間にある渓流に立ち寄ってみた。
水に温泉成分が多く含まれるために独特の色合いを持った美しい滝が複数あるという。

以前に一度挑戦したものの崖から降りるルートが解らず断念したことがあるが、今回は迷いつつもなんとかたどり着けた。

その場所への明確なルートはなく、路肩から獣道を辿って少々危険な崖を降りた後に、渓流の中を腰まで浸かったり高巻きをしながら遡上して行く。

温泉成分のため水は白濁していて歩くと湯の花が舞い散る。



少々道迷いで時間ロスもあり出発後一時間ほど歩いただろうか、一つ目の滝。


こんな色合いが現実に存在するのか…と思うほどフォトジェニックな滝。
しばし観覧・撮影する。


高巻いてさらに遡上。
そして今回最も来たかった場所。


先ほどのものより遥かに落差があって、両端は高い崖に囲まれ周りと隔絶されている不思議な空間。



ドローンも持参したので高みからも撮影。風圧と木々が邪魔であまり自由に飛びまわれなかったが。



更に上流にも美しい滝があるらしいのだが、ここで時間切れとなった。
これからもずっと俗世から隔絶された美しい場所であることを願って。
 

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