思うところあって過去に撮影した日本各地の湧水や渓流の水面・水中映像をまとめてみました。
旅のついでに撮影したものが多いが、情報収集・アクセス・ロケハン・太陽位置やアングルの試行錯誤からポストプロセシング処理の難しさなど、短い動画ながら実は膨大な時間と手間がかかっています。
先日のNHK特集でも取り上げられていたが、日本という国は地殻プレートの活動のお陰で狭い国土に3000m級の山々を擁し、更にそこに黒潮と偏西風が水蒸気を運んでくることにより豊富な雨や雪が降る。 水に関しては質・量共に本当に恵まれている国。
今後温暖化が更に進めば事情は変わってくるのかもしれないのだが。
そういうこともあって日本各地の湧水や渓流の美しい場所を機会があるたびに撮影して廻っている。
いずれも同じ「水」という物質なのだが、場所や条件によってその色合いはまちまち。
ひたすら蒼いところ、透明感あふれるところ、水中植生の緑が映えるところ等々。
今回はとりわけ光と水面の相互作用の美しさに重点をおいてます。
上から見る水面、下から見る水面、その間を行き来する光。いつまで見ていても飽きない。
音楽について。
いつもながらの即興なのですが。
水の動きを表現しようとすると、どうしてもLisztの「エステ荘の噴水」に端を発するそっち系の曲調の束縛から逃れられず。
もっと別の描写ができるのではないかといつも思いつつ、今回もそこから逃れられませんでした…