やっと本題。
まずは移動のツラい南ゴビの中では比較的楽に(短時間ということ)行けるYolyn Amという超絶地形が連続する狭い渓谷から。
見所の区間は4kmほどだが、息をつく暇がないくらいの見事な地形の間を渡渉を繰り返しながら進んでいく。
アップダウンはあまりなく道も整備されているので、山屋から見ると体力的に楽すぎて物足りないのが難点。
モンゴルの蒼過ぎる空の光と谷間の影のダイナミックレンジが大きすぎてなかなか撮影が難しい。
6月頃に来ると雪渓や氷瀑も見られて更に美しいということ。
ゴビという名前のイメージからはかけ離れたこんな場所があるとは少々驚き。
そしてもう一箇所、Bayanzag。
おそらく南ゴビ一番の人気スポット、いわばモンゴルのグランドキャニオン。
恐竜の化石が発掘されたらしい。
元祖グランドキャニオンよりはだいぶ規模が小さいが、秘境感たっぷりだし車で縁まで行けるし人が少ないのが嬉しい。
少々天気が悪かったので夕日に燃える写真は残念ながら撮れなかった。
周辺に生えている地名の由来にもなっているZagという木。絵になる。
昔は広大な森を形成していたのだが、よく燃えるために乱獲されていまではこのあたりの森を残すのみらしい。
モンゴルの奥地とはいえ、自然破壊とは無縁ではないようです。