月照のスッカン沢 | Nature | Photography | Music | Art

Nature | Photography | Music | Art

日々好奇心の趣くまま

サイト内の写真の使用ならびに無断転用を禁じます。

前回の続きです。

実は前回は前フリで、スッカン沢探索の主目的は氷瀑+月照のTimeLapseを撮ること。
今年初、久しぶりの雪中ビバークです。

スッカン沢の氷瀑地帯は、去年撮った日光・雲竜の氷瀑と比べると(詳細はここ)月景・星景を絡めるには条件が非常に厳しいことを今回実感しました。
具体的には

・とにかく雄飛の滝の飛沫が多く漂っている。長時間撮っているとレンズに霧が付くし、カメラへの悪影響も心配。電動ドリーもすぐに動かなくなって諦めました。

・氷瀑が渓流の反対側にあるため、あまり近づけない。(仮に近づけたとしても飛沫をかぶるので撮影は無理ですが。) 真下まで近づける氷瀑も少し離れた場所にありますが、そこも長時間撮影するには足場があまりにも悪い。

・空がとにかく狭い。だからこそ氷瀑が育つのでしょうが、理想を言えば、氷瀑の上部に星を散りばめたいところですが、崖が氷瀑の上部にもあるため、アングルの選択肢が限られてきます。月明かりが照らす時間もとても短いのも難点。

ゴタクはさておいて、こんな絵が撮れました。末期なので、氷瀑もかなり崩れていますが。





氷瀑地帯の全貌。期せずしてテントが映り込んでしまいました。



雄飛の滝、飛沫をモロに浴びてしまうため長時間の撮影は不可能。狭く奥まった場所にあるため、月光も届かず夜間はあまり思うような綺麗な絵には写りません。不自然ではありますが水中撮影用ライトで即席ライトアップしてみました。



以上のような状況なので、あまり尺が取れそうにありませんが、時間を見つけて動画にしてみたいと考えてます。