あぶない刑事シリーズを全話完走&『男女7人夏物語』 | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

悲しい、寂しい!

 

遂に『もっとあぶない刑事』全25話を完走してしまいました。

 

これで劇場版も含めてほぼコンプリートです。

 

観ていないのは、今回のBS日テレの再放送では見送られた第1シリーズの第33話と、あぶ刑事フォーエヴァーのTVスペシャルだけだと思われます。

 

 

そして・・・『もっとあぶない刑事』を全話観終わってから1週間が経ちました。

 

感覚的には2週間ぐらい過ぎたような気がしていたけど、調べてみるとまだ1週間。

 

たった1週間しか経っていないはずなのに、あぶ刑事のある生活が随分昔の事のように思えます。

 

4月3日からBS日テレで再放送がスタートして以来、週に5日はあぶ刑事を観る生活が3ヶ月以上も続きましたからねえ。

 

あぶ刑事のサントラは毎日聴いているものの、やはりあぶ刑事を観ない生活には物足りなさを感じてしまうので、そろそろ新しいドラマ(未見という意味で)を観るべきタイミングなのかもしれないと思い、ちょうど夏だしという事もあって『男女7人夏物語』を観てみることに。

 

 

あぶ刑事があまりにも傑作過ぎたので、しばらくは何を観ても霞んで見えてしまうんだろうなと思っていたのですが……

 

男女7人夏物語、面白すぎるーーーーー!!  

 

いや、本当に笑ってしまうぐらい面白いんです。

 

初回から3話も連続で観てしまう勢いでしたから。

 

このドラマは凄く引きが上手いから、次回の展開が気になってしょうがなくなり、観ないと我慢できないんですよね。

 

私が1時間枠のドラマを一気に3話も観るなんて、そうそうない事です。

 

あぶ刑事の影響もあって、今はこのドラマを観るのにあまり乗り気ではなかったんですが、想像の遥か上をいく面白さでした。

 

正直ナメてました、すいません(笑)

 

 

主題歌がまたイイんですよねえ。

 

子供の頃に何かしらの形で耳にしていたのか、この曲自体は普通に知っていたので、80年代を振り返るようになってから原曲の方は聴いていて、確か私の80年代洋楽ベスト集にも入れていた気がします(笑)

 

でも日本語バージョンも全然負けてないと思いますね。

というか、むしろこの曲に関してはこっちの方が好きかも。

 

 

しかし、この時代のドラマは本当に面白い。

 

今の時代にドラマを作ってる人達は、こういうドラマを観て猛省すべきだと思いましたね。

 

それぐらい面白さに圧倒的な差を感じてしまうというか。

 

昔のドラマがYahooニュースになった際に「今のドラマなんて作らず昔のドラマを再放送した方がずっと良い」といった辛口コメントに9割以上の人が賛同しているという場面を何度も目にしてきましたが、なるほど・・・あれはこういう事だったのか!と実感できるようになってきました。

 

でも、よくよく考えてみると、このドラマが面白いのって時代背景による恩恵がかなり大きいと思うんですよね。

 

だから、今のドラマがつまらないのも時代背景による部分が大きいと思えるわけです。

 

仮に自分がドラマを制作する立場になったところを想像すると、今の時代背景で爆発的に面白い日常ドラマを作れと言われても無理ゲーだと思えてきますから。

 

それこそ『不適切にもほどがある!』みたくファンタジー要素でも取り入れない限り、本当に面白いドラマなんて作りようがない気がします。

 

そう考えると、猛省すべきなんて思ってごめんなさいという気持ちにもなってくるわけで(笑)

 

 

小さくまとまった現代のドラマと比べると、本当に全てに華があるんですよね。

 

キャスト陣の個性(容姿、所作、声、髪型、ファッション)もそれぞれに大きく異なっているから惹きつけられるし、全般的に明るくてユーモア要素が満載だし、主題歌を含め音楽は良いし、街並みの雰囲気など時代の空気感も最高だし、シナリオも面白い。

 

それに対し現代のドラマは・・・キャストの個性が薄い(似たような容姿、髪型、声、演技)、音楽に魅力がない(むしろ雑音の場合が多い)、雰囲気がどうにも暗め、登場人物が品行方正な傾向が強くつまらない&キャラが弱い&愛嬌がない、シナリオがつまらな過ぎる、作品のテーマ自体がしょぼくて興味すら持てない・・・といった印象です。

 

あとリピート性もないですね。

 

現代のドラマは多少面白いのがあっても、再び観返したくなるようなドラマはほとんど無いので。

 

 

飽き性の私は一度観たドラマをすぐに観返したくなるような事はまず無いんですが、あぶ刑事だけは今すぐに全話観返しても飽きずに楽しめる自信があります。

 

うちの母なんて私より一足早めにあぶ刑事シリーズを全話完走したのですが、あぶ刑事のない生活に耐えられず、私のBDをひったくっていってまた第1話から観返しているようですし(笑)

 

80年代のドラマはそういったリピート性の高い作品が多い印象があります。

 

『スケバン刑事』にしても、現在2代目まで完走したところですが、今すぐ初代から観返せと言われても何の抵抗もなく楽しめる自信がありますし。

 

 

やっぱり「勢い」って最高だなぁ。

 

あの時代は1人1人が持っているエネルギーが今とは全然違うと感じるんですよね。

 

『男女7人夏物語』を観ても、その事を強く感じましたから。

 

こんなに刺激を受けたドラマは久々です。

 

観ているだけで妙に元気が湧いてくるというか(笑)

 

この調子だと、あっという間に全話観終わってしまいそうな勢いです。

 

あと、若いのに大人の色気がある人が多いのも昔のドラマの魅力だと感じます。