【機甲創世記モスピーダ】第4話「気分はサバイバル・ソング」感想 | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

 

今回は旅の仲間たちが揃った最初の回という事で、まずは主要キャラのおさらいから。

 

スティック・バーナード

火星育ちの軍人で、第二次降下作戦中に味方の部隊が全滅する中、1人だけ生き残り地球に不時着する。部隊全滅後も当初の作戦通りにレフレックスポイント(敵軍の拠点)を目指すが、その道中でレイやミントなど行動を共にする仲間と出会っていく。

 

レイ

レフレックスポイントを目指すスティックと出会い、成り行きで行動を共にするようになる。

 

 

ミント・ラブル

理想の結婚相手を見つける旅をする中、スティック達と出会って行動を共にするように。

 

 

フーケ・エローズ

スティック達に共鳴するものを感じたのか、行動を共にするようになる。

だが現在のところはまだ仲間だとは思っていない様子。

 

 

イエロー・ベルモント

表向きは女性歌手だが、実は元軍人の男性。

スティック達に賭けて行動を共にするようになる。

 

 

ジム・ウォーストン

第一次降下作戦に参加していた元軍人で、地球に降り立った後に敵前逃亡した事を恥じて逃げるように生きていたが、スティック達との出会いで生き方を変えて行動を共にするようになる。

 

 

 

今回はイエローが川の前で独り歌いながらスティック達の帰りを待つ場面からスタート。

 

予定より帰りが遅いのを心配している様子。

 

一方、スティック達は食料を調達した帰りにインビットに見つかって追われているらしく、のっけからいきなり激しいチェイスシーン。

 

バイクで逃げるレイの背中に必死でしがみついたミントが、インビットの激しい猛攻にたまらず「あぎあぎあぎーーー」と意味不明な声を漏らした場面で笑ってしまった。

命の危険を感じたミントは「まだ結婚もしてないのにこんなところで死にたくないよ。破れかぶれ!誰でもいい。レイ結婚してーーー」と懇願するも、「お前とじゃ死んだ方がマシだ」とあっさりフラれてしまう。

 

というか死にそうな時にまで結婚の話って…ほんと結婚の事しか考えてないな、この子は(笑)

 

挙げ句、レイの急ターンによってバイクから振り落とされてしまい……

はれはれがっちーん」と、またもや意味不明な声を漏らしてしまう。

 

何だよ、はれはれがっちーんって(笑)

 

インビットの追撃は激しさを増し、ジムは調達した食料を失ってしまう。

 

そこから森の方に逃げ込んで隠れたものの、レイはインビットがこちらの位置を正確に把握しすぎている事に疑問を抱く。

 

そうこうしているうちにインビットが居場所を嗅ぎつけて近づいてきた。

 

こんな緊迫した状況下で「ねえ、ドキドキよ…腫れちゃってる、ムギュッ」と自分のおっぱいを摘みながら、またもや意味不明の一発ギャグなのか独り言なのかよく分からない言葉を発するミント(笑)

 

やはり、どこに隠れようとも居場所を突き止めて襲ってくるインビットと激しい銃撃戦に。

 

銃のデザインがなかなかに斬新でカッコいい

 

 

銃撃戦の最中、フーケが崖から落ちそうになってしまうが・・・・・・

 

 

レイが咄嗟にナイスキャッチ!!

 

前回までフーケに子供扱いされていたレイも、ここにきてようやく面目躍如の活躍を見せる

 

更に森の中に逃げ込んでインビットから身を隠す中、突然レイに閃きが

 

咄嗟にビームガンのエネルギーを切ってみると・・・

インビットに見つからず、やり過ごすことに成功。

 

インビットは出力の高いエネルギーを感知して追ってきているのではないかという推測をレイがみんなに伝えると、「誰でも取り柄はあるもんね」とフーケが嫌味を言ってレイに突っかかり口論になってしまう。

 

そんな2人を見かねたスティックが「仲間で喧嘩してる場合か」と咎めると、「私はあんた達の仲間なんかになった覚えはないよ」と冷たく突き放すフーケ。

 

反目しながらも先へ進んでいくと、頭上から山ヒルが落ちてきて、どういうわけか女性だけに吸い付いてしまう(笑)

 

パニクって喚きだすフーケを横目に・・・・・・

 

ジムが吸っていたタバコを使ってフーケとミントに吸いついた山ヒルをレイが手際よく処理していく

そんなレイに対し嫌味を言いながらも、「とりあえず、ありがとうとだけは言っておくわ」と初めて礼を口にするフーケ。

 

う~ん、しかし言い方がなぁ(笑)

 

そんな時、ジムの腹が鳴った事を機に、レイが川で魚を釣って食料を調達しようとするが・・・

 

インビットに嗅ぎつけられ、レイは咄嗟に川の中に潜って身を隠す

 

インビットが去った後、川の中で気絶しているレイをみんなで救助

 

すると今度は森のグリズリーが襲いかかってくる

 

グリズリーに向けて発砲していたら、そのエネルギーを感知したインビットが襲来

 

インビットに囲まれてピンチに陥った時、イエローが救援に現れ、スティックをバイクに乗せてレギオスの場所まで連れて行く

 

そこからレギオスに乗ったスティックが反撃開始

 

 

レギオスに乗ってしまえばもうこっちのものだと言わんばかりに形勢逆転

 

一気に片をつけた

 

 

戦闘終了後、レイの釣った魚にかぶりつく旅の仲間たち(笑)

 

最後にこういう止め絵で終わるのが昭和のアニメらしくてほっこりしてしまう

 

といった感じで、今回もあっという間に終わってしまった。

 

今回は旅の仲間たちが全員集合した初めての回だったけど、レイとフーケの小競り合いを中心に、これまで見られなかったレイの特技(落ちそうになったフーケを咄嗟に救ったり、インビットが居場所を特定してくる謎を解き明かしたり、山でのサバイバル能力に長けていたりなど)がたくさんお披露目されたのが印象的だった。


バイクへの変形は見られなかったけど、ミントも毎回笑わせてくれるし、内容的には面白かった。

 

先ほどYouTubeで放送当時のCMを発見。

 

こういったCMを見ると、やはり子供向けアニメとして作られていた事を実感するものの、そう考えるとOP曲やED曲があまりにも渋すぎると思ってしまうのですが(笑)

 

そういった感じで視聴者に背伸びを促すような演出が80年代ロボットアニメの魅力にも感じられます。

 

ちなみに、マクロスが海外で「ロボテック」と呼ばれている事は知っていたものの、その理由にはさほど興味がなくて特に気にも留めなかったのですが、実はこれにはモスピーダも関連している事をWikiで知りました。

 

ロボテックとは・・・竜の子プロダクション(現タツノコプロ)制作の『超時空要塞マクロス』『超時空騎団サザンクロス』『機甲創世記モスピーダ』の3作品のライセンスをハーモニーゴールドUSA社が取得し、同一世界の異なる時代と世代を描いた大河シリーズとして展開したものらしいのです。

 

つまり、海外ではマクロスとサザンクロスとモスピーダは同じ世界線の物語だったわけですね。

 

モスピーダはこのロボテックの第3世代(新世代)編として放送されたらしく、海外では日本以上にモスピーダの人気が高いのはそういった背景があっての事だと理解できました。

 

なので、海外版のモスピーダはマクロスの時代から20年ぐらい過ぎた同時系列上の物語で、レギオスもVF-1ヴァルキリーの後継機という設定になっているそうです。