想い出のLINDBERG(リンドバーグ) | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

 

リンドバーグと言えば、80年代にデビューした最も魅力的なバンドの1つです。

 

私が聴き始めたのは90年代に入ってからですが、デビュー自体は80年代なので「80年代邦楽」というテーマで書かせてもらいます。

 

リンドバーグについては過去にも書いたような気がしていたんですが、過去記事を調べてみたら1件もヒットせず、単なる思い込みだった可能性が高くなりました(笑)

 

そんなリンドバーグについて書こう書こうと思っているうちに1ヶ月が経過…(汗)

 

 

そんなわけで、一月前にこのニュースを読んだのですが……

 

>歌詞を書くにしても曲を書くにしても、「前向き。」ということがバンドのコンセプト、カラーになっていきました。

 

>色々な書き方があるので一概には言えませんけど、当時すごく意識していたことで言うなら、たとえどんなに悲しい歌詞であっても、最後には絶対救ってあげる。それはプロデューサーからもつねに言われていましたね。「これで終わるんではなくて、最後は救おうよ」って。だから聴いてくれる人が必ず立ち上がれるように、前向きな歌詞、救ってあげる曲。そこに当てはまる、そのときそのときの想いがテーマなんだと思います。

 

この渡瀬マキさんのインタビュー記事を読んで、リンドバーグを聴くといつも元気で快活になっていた事に納得できました。

 

今回、久々に聴いてもやっぱり前向きな気持ちになれましたしね。

 

10代の頃は本当によく聴いていました。

 

私が聴き始めたのはアルバムの『LINDBERG IV』からで、幸運なことにリンドバーグのキャリアを通して見ても最高傑作と言っても過言ではないアルバムから入っているんですよね。

 

シングルで言えば『恋をしようよ Yeah! Yeah!』がリリースされた辺りの時期で、アルバムの『LINDBERG Ⅴ』もすぐに買った記憶があります。

 

でも、ⅤよりⅣの方ばかり聴いていたような。

 

Ⅴは確かすぐに無くなっちゃった気がするんですよね。

 

借りパクでもされたのかな(笑)

 

だから正直もうあんまり覚えていないのです(近々改めて聴いてみる予定)。

 

しかし、Ⅳは全曲シングルで出せるぐらいの名曲揃いでした。

 

 

 

曲目リスト

1 BELIEVE IN LOVE
2 NOBODY KNOWS
3 HAPPY BIRTHDAY
4 おもいきり CRYING
5 だから I’M ON FIRE
6 ROUGH DIAMOND
7 Dream On 抱きしめて
8 BLIND SOLDIER
9 POWER
10 CHANGE
11 LUCKY GIRL
12 OH! ANGEL
13 LOOKING FOR A RAINBOW
14 SUNSET BLUE
15 GLORY DAYS (ALBUM MIX)

 

わー、こうして曲名を見ていくだけであの頃の思いが蘇ってきてテンションがアガってしまう。

 

私はずっとⅢ、Ⅳ、EXTRA FLIGHTが最高傑作だと思ってきたのですが、今回のニュースにあったコメントを見てもその頃が最高だったと言っている人が最も多かったので、やっぱりみんなそうだったんだと今更ながらに知りました。

 

当時はネットも無かったし、リンドバーグのファンも周りにいた記憶がないので、そういった話をする機会も無いまま完全に自分の感覚だけで聴いてましたからね。

 

 

今回、リンドバーグのニュースを見て脳内に流れてきたのは2つの曲でした。

 

1つは『LINDBERG VI』に収録されている【想い出のWater Moon

 

Ⅵが発売されたのは93年なんですが、私はそこから少し遅れて95年の秋冬辺りから聴き始めたと記憶しています。

 

この曲を聴くと未だにキュンキュンきてしまうんですよね。

 

あれから30年近くも経ってしまったけど、今でも全然あの頃と同じような気持ちで聴けるし、あの頃の自分の感覚に一瞬にして戻れるというか。

 

これこそが音楽の持つ魔法なんでしょうねえ。

 

サビのところが渡瀬マキさんの声の最も魅力的な部分が発揮されているように感じます。

 

改めて聴いても本当に名曲だなぁ。

 

むしろ学生の頃は良い曲だなと思う程度で、今ほど名曲だとは実感できていなかった気もします。

 

 

そして、脳内に流れてきたもう1つの曲がⅣに収録されている『POWER』でした。

 

Ⅳといえば『BELIEVE IN LOVE』『Dream On 抱きしめて』『ROUGH DIAMONDなどの名曲をまずは挙げるべきなんでしょうけど、それらの曲が素晴らしいのはもう当たり前過ぎて、10代の頃に散々味わい尽くしてきたので、今は当時それほど強い思い入れがなかったような曲の方が刺さる場合が多いんですよね。

 

イントロからしてもうカッコいい。

 

「預言者に僕たちの未来渡しはしない」からサビに入るところが凄く好きですね。

 

リンドバーグが好きでも、この曲の良さに触れてる人ってあんまり見ない気がします。

 

でも90年代当時の街中を自転車で風を切りながら聴いてると、意識がハイになるというかトリップするというか…何とも言えない浮遊感のようなものを感じていた感覚まで蘇ってきます。

 

うわー凄い。ライブバージョンもあるんだ!!

 

今回初めて見ました。

 

リンドバーグって実はライブビデオとかはあまり見てきていないので、こういうの見れると嬉しいですねえ。

 

 

小さな体とは思えないパワフルな歌声とパフォーマンス、聴くだけで前向きな気持ちになれて元気がもらえるような曲といった要素は、私が好きな永井真理子さんとも共通しています。

 

それで今気付いたのですが、中年になってレベッカを知ってあれほどハマれたのも同じ理由だったのかもしれません。

 

あまり自覚していなかったけど、私はそういう女性ボーカリストが好みなんだ、と。

 

渡瀬マキさんもNOKKOさんから影響を受けていたと言っていましたしね。

 

ただ、渡瀬マキさん以降でこれほど心を掴んでくれる女性ボーカリストとの出会いはほぼ皆無なのが悲しいところではありますが、ポジティブに考えれば永井真理子さんとリンドバーグとレベッカさえ聴いていればいつだって元気になれるし、前向きになれるし、新鮮な気持ちにもなれるわけだから、私は凄く恵まれているとも思えるわけですが。

 

リンドバーグについてはまだまだ触れたい曲があるので、今後また書く予定です。