PS4『ファークライ ニュードーン』 全クリ後の感想 | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

 

先週は木曜日までひたすら『ファークライ ニュードーン』にのめり込んでしまっていた。

 

 

もう完全に中毒状態。

 

これをプレイする事以外は何も考えられないほどドハマりしていた。

 

ファークライシリーズは2作目以外は全てプレイしてきているけど、恐らく3以降では本作が最も熱中したように思う。

 

といっても3をプレイしたのはもう12年ぐらい前の話なので、再び遊んでみないと思い出せない事も多いものの、現時点ではこのニュードーンが自分の中ではシリーズ最高傑作となりそう。

 

 

まず前作『ファークライ5』と比較して、メインストーリーやシステムが数段面白いものになっていた事が嬉しかった。

 

このシリーズは基本的にメインミッションと敵基地制圧以外は楽しいと思えず、トレジャーミッションや素材集めなどのサブクエストは面倒なだけだったのだが、本作ではそれらの全てが武器や能力の強化に繋がるので無駄だとは思えず、初めて積極的にやったほどだった。

 

それに加え、前作にあった強制的に幻覚の中で戦わされるミッションのような…ハッキリ言ってしまえばつまらなくて面倒なだけのミッションがほとんど無かった事も非常にありがたかった。

 

本作では戦闘すればするほど武器や能力の強化に繋がるRPG的なシステムになっているのだが、それがしっかりと面白さに繋がっていると感じられた。

 

ニュードーンでは成功していたこのシステムが、何故に続編の6ではつまらないものになってしまったのか…。

 

シリーズを順に追ってプレイしてきていなくて本当に良かったと思ってしまった。

 

もし、ニュードーンの後に6をプレイしていたら失望感が半端なかっただろうから。

 

 

あらゆる点においてニュードーンの方が6よりも最新作のように感じられたので、むしろ私がプレイした順番の方が正解なのではないかと感じたぐらいだった。

 

今回、中古を800円で購入したのだが、800円でこんな極上の幸せが買えて良いのかと恐縮してしまうほど最高の体験をさせてもらえた気分。

 

昨今では何に触れても大した充実感が得られない中、ここまで中毒になるほど熱中できて心から幸せを感じられるものなんて凄く珍しい。

 

世の中のどこを見渡しても800円でこれだけの満足感が得られる物なんて他には想像もつかない。

 

これまでシリーズをプレイしてきて本当に良かったと報われた気持ちになった。

 

 

そして、97年にプレステの『エイリアントリロジー』から始まったFPS人生の中でも、面白さと中毒性にかけてはトップクラスだったと思う。

 

ただ・・・メインストーリーのボリュームが少なかった事が残念だった。

 

メインストーリーはほとんど進めずに、ずっとPEAK(戦闘力を向上させていく経験値のようなもの)稼ぎばかりして遊んでいて、そろそろメインストーリーでも進めていくかと腰を上げたら、そこから驚くような早さで双子との対決になったので、さすがにこれが最終決戦という事はないだろう…この先も何か新展開があって第2部みたいな感じでストーリーが続いていくのだろうと思っていたら本当に最終決戦で、その後ジョセフ(前作のラスボス)の息子と戦ってエンディングが始まってしまった時は・・・・・・

 

 

恒例のネタだけど、本当にこれとしか言いようがなかった(笑)

 

といっても今回はあまりにも面白すぎて物足りなかったという、良い意味での「それだけ・・・かよ」なんだけど。

 

こうしたFPSで遊んでいると、面白いと感じる一方でメインストーリーは早く終わってほしいという矛盾した気持ちも同時に抱えているものなのだが、今回は珍しく早く終わってほしいという気持ちは一切なかった。

 

それだけに、5のボリュームとニューゲーム+(1周目で獲得した武器や能力を引き継いで2周目がプレイできる)が本作にこそあってくれたら最高だったのに…と思わずにはいられなかった。

 

むしろ5よりもシステムが面白い本作こそ、2周目もPEAKや武器を更に強化しながらもっと遊びたかったのに…。

 

しかも、残念なことに本作みたいに面白いゲームに限ってDLCミッションが用意されていないという無情…。

 

どうでもいいゲームほど無駄にDLCがあったりするの何なんだろうな。

 

あ~、この状態を引き継いで2周目が遊べたらどんなに楽しかったことか。

 

何故それをやってくれなかったと責めたい。

 

しつこいけど、むしろ5の方が要らなかったんだよ、2周目なんて。

 

 

5はストーリーも好きになれなかったけど、本作によって少し印象が変わった。

 

5の頃からジョセフの説教にも一理あるなとは思っていたけど(資本主義社会に対する考えなど)、結局ジョセフってただのカルト教祖ではなく、本当に神から選ばれたメッセンジャーのような存在だったのであろう事が本作によって分かってきたというか。

 

でも、それがジョセフの人生に悲劇しかもたらさなかった点には敵ながらちょっと同情してしまうけど。

 

敵と言えば、本作ではジョセフが敵だという感覚はもう全く無かったなぁ。

 

最後にジョセフが「私を解き放ってくれ(つまり殺してくれという意味)」と懇願してきた際もなんかあまりにも哀れに思えて出来なかったし。

 

あれは結局、殺しても殺さなくてもエンディングは変わらないらしい。

 

双子の姉の方は瀕死の状態で「好きにしな」と言ってきたので、遠慮なくパイプ爆弾を胸の辺りに放り投げたら綺麗に乗っかって、そのままドカンで盛大に爆死されましたが(笑)

 

 

全クリ後は解除していなかったチャレンジ(指定された条件をクリアする)を少しずつ解除しつつ、素材集めや基地の開放や探検などプレイしながらショットガンと火炎放射器をひたすら強化しているけど、さすがに苦戦する敵もいなくなってきて飽きを感じ始めたから、そろそろ潮時かもしれない。

 

しばらくは飽きずに基地開放と探検だけでも遊んでいけるだろうと思っていたんだけどなぁ。

 

こうなると、やっぱり5にあったニューゲーム+が欲しかった。

 

 

ゲームの感想はもっと書きたい事がたくさんあるのだが、最近本当に時間がなくて困っているので、今回はこの辺にしておこうと思う。

 

次は満を持して『スカイリム』にいってみる予定。

 

 

でも、スカイリムは全くハマれず序盤で投げるか、中毒に陥るほどハマってしまうかのどちらか両極端な結果になりそうな気がしている。

 

果たして吉と出るか凶と出るか…。