エイリアン2(1986)
近年は毎年1回は観ている気がするエイリアン2。
そんな頻繁に観る映画なんてエイリアン2だけ。
そういう意味では私にとってベストムービー候補なのかもしれない。
とにかく飽きないのが不思議。
毎回、観る度に面白い。
1作目も独特の雰囲気は好きだし、ノストロモ号の乗組員たちも魅力的だけど、如何せんアクションが少ないので繰り返し観たいという気持ちにはなりにくい。
その点、この2作目はサービス満点なほどアクションが多く、絶妙に程良い満腹感が味わえる。
何もかもがバランスに優れた傑作映画。
ランボー/怒りの脱出(1985)
ランボーシリーズは何回か観ているのだけど、何故か内容が頭に残りにくい。
でも、今回で大体は叩き込まれた気がする。
やっぱり爆弾矢を敵に直当てして爆死させるシーンは何度観ても爽快。
先日、『特攻野郎Aチーム』のシーズン3を観ていた際、この人どこかで見たことあるなぁ…しかもつい最近見たばかりのような気がするけど思い出せない…としばらく考え込んでいたら、ランボーの怒りを買ったマードック司令官を演じてた人だと思い出せた。
Aチームには80年代洋画で見てきた役者さん達が毎回のようにゲスト出演しているので、80年代洋画が好きな人には本当にオススメです。
ゴーストバスターズ(1984)
現在公開中の新作映画を観に行く為に、もう一度シリーズを通しておさらいしておく事に。
といっても、ここ数年で多分3回目ぐらいだから、おさらいする必要なんて無いのかもしれないけど。
マシュマロマンがレイモンドの想像によって生まれたモンスターだったという設定は忘れてしまっていた。
しかし、ゴーストバスターズのテーマ曲というのは本当に秀逸過ぎる。
これを聴いた瞬間、わけもなく楽しく陽気な気分になれるのだから。
ゴーストバスターズ2(1989)
本作は何故か90年代の映画だと思い込んでいたけど、89年公開だから実は80年代の映画なんだよなぁ。
改めて劇中で流れる曲なんかを聴くと、紛れもなく80年代だと感じられた。
ラスボスであるヴィーゴの厳ついビジュアルや自由の女神を動かすというとんでもないアイデアなど、前作以上に魅力的な要素はあるものの、これが1本の映画として観るとどこか冴えない印象を受けてしまうというか、もっとストレートに言ってしまうとそんなに面白いわけでもないのは何故なんだろう。
繰り返し観ていく度に、どんどん鮮度が落ちて面白さを感じにくくなっていくというか。
リック・モラニス演じるルイスがジャニーンと良い仲になるのだけど、他人の家でよくもあれだけイチャイチャできるもんだと感心してしまう(笑)
今、wikiを読んで知ったのだけど、1作目に登場したスライマーはあのままゴーストバスターズの事務所に居ついていて、無害だからと放置されている設定らしい(笑)
で、緊急時にはバスを運転したりして協力するのが面白い。
そういえば、4年前に買った『ヒストリー&メイキングブック』…本棚に飾ってあるだけで全然読んでないことに気付いてしまった(笑)
買った当時はまだ映画本編をしっかりと把握できていない感覚だったので、もっとしっかりと把握してから読もうと思ってたんだった。
そう考えると、今がまさにちょうどいい頃合いな気がする。
ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021)
劇場で観た時は感動したけど、日に日に印象が微妙になっていき、劇場からの帰り道で感じたあの侘しい気持ちは何だったのだろうとずっと引っかかっていたから、改めて観返す事によってその答えが見えてくるかもしれないと期待して再鑑賞。
吹き替え版は今回が初めてだけど、ほとんど違和感なく楽しめた。
劇場で観て以来、ずっと本作の印象がボヤけていて・・・気に入っているのか、それともイマイチなのか、はっきりした答えが出ない状態が続いていたけど、今回改めて観返してようやく答えが出た。
本作はゴーストバスターズ愛に溢れた良作。
映画としても面白い。
ゴーストバスターズらしさは薄いかもしれないけど。
少なくとも、個人的には2よりは面白いと感じる。
どうしてもクライマックスのあの感動シーンの印象が強すぎるあまり、感動に騙されていただけなんじゃないかという気もしていたけど、シリーズ3作通して観たことによって全般的によく出来ている事が分かった。
今回は金曜ロードショー版で観たのだけど、確か尺の長さが100分弱ぐらいだったから、本来の124分という尺から短縮されてテンポが良くなっているように感じられたのも再評価に繋がった気がする。
この映画はこれぐらいの尺がちょうどいい。
ただ、改めて観てもやはりラッキーの存在は蛇足に感じてしまった。
ポッドキャストは良い存在感だけど、ラッキーだけは取って付けた感が拭えず、必要性が感じられないというか。
あと、敵ゴーストが1作目のゴーザだったけど、ここは新種のゴーストにしてほしかった気がする。
でも、それ以外は特に不満も見当たらず、むしろECTO-1なんかはシリーズで最も魅力的に描かれていたように感じた。
そして、やっぱりこの映画はフィービーを演じるマッケンナ・グレイスの魅力に尽きる。
時折、本当にイゴンと重なって見える瞬間があり、そのせいか彼女がイゴンを変人呼ばわりされた際に激しく怒りを表明した場面では涙腺が緩んでしまった。
そんな調子なので、終盤にイゴンが出てくるあの場面では今回も涙腺崩壊…。
来ると分かっていても泣いてしまうダメな奴。情けなや~
でも、改めて観て何のわだかまりもなく好きな映画だと言えるようになれた事は嬉しい。
これで新作『フローズン・サマー』を観る準備は整った。
そんなに話題にもなってないし、やや微妙な評判だけど楽しめるといいな。
ちなみに、本作を劇場で観た帰りに侘びしい気持ちになった理由は、期待していた陽気な作風ではなかった事と、84年との対比で暗く無機質でくだらない時代になってしまった現実、そして当時のように単純で陽気で熱い時代は二度と戻ってこないという事を痛感したからではないかと思う。