続・鳥山明さんと同じ属性なのではないかと感じた要素 | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

 

先日、このような記事を書いたばかりなのですが……

 

その後も鳥山明さんの情報を調べていくと、自分との共通点だと思える要素が更に見つかったので、またもやこのような記事を書く事になってしまいました。

 

 

1つのことしかできない

 

鳥山さんいわく、「凝り性というよりも1つのことしかできない」と83年に放送された『徹子の部屋』に出演した際に語られておりましたが、ここも似ていると感じました。

 

というのも、私は幼い頃から一度に1つの趣味にしか夢中になれない性格でして、例えばスターウォーズにハマっている時はそれ以外の事に関心を持つ事さえ難しくなるぐらい不器用なのです。

 

ですから、1つの物に徹底してハマり倒して、飽きたら次に行く…という事の繰り返しで来ました(笑)

 

それが80年代を振り返る趣味を始めてから徐々に変わってきたのです。

 

80年代のポップカルチャーを楽しむことを1つの趣味として捉えると、その中には映画、ドラマ、音楽、アニメ(漫画)、ゲームなど、追いかける対象が幅広くなるので、これで鍛えられたのでしょう。

 

しかし、元来は不器用なタイプなので、守備範囲が広くなった分、1つ1つに対する熱量は薄まってしまった感は否めません…。

 

ですから、複数の趣味に同じぐらいの熱量で夢中になれる人が未だに羨ましいところがありますね。

 

 

 

ダイハツ

 

鳥山さんのご自宅と思われる写真を偶然見たのですが、愛車の1台がダイハツだったので、ここもまた共通点だと思うと同時に、あれだけの財力がありながらもダイハツ車に乗る感覚が逆にカッコいいと思いました(基本的に小型車がお好きだったようです)。

 

私に鳥山さんぐらいの財力があったら、恐らくダイハツには乗らないでしょうから(笑)

 

同じ小型車に乗るにしても、私だったらジムニーにするか、もう少し頑張ってマツダ車を検討しそうな気がします。

 

若い頃だったら間違いなくスポーツカーやスーパーカーに手を出しただろうと思いますが、もう全く興味が無くなってしまいましたし、少し前までイイなぁと思っていたジープのラングラーなどもデカすぎて運転(特に駐車場選び)が面倒くさそうなので、多分お金があっても買わない気がします。

 

80年代みたく魅力的なホットハッチやボーイズレーサー的なクルマがあれば乗ってみたい気持ちもありましたが、最近ではもう運転にすら興味を失くしてきているので、やはりクルマはもう何でも良いって感じですね。

 

今乗っているダイハツ車がシルバーなんですが、それをブラックにしておけば良かったと思うぐらいで、特に何の不足もないぐらいですし。

 

小型車の楽な運転に慣れてしまうと、大きい車に乗りたいといった気持ちは湧いてこないものですね。

 

 

 

アディダス

 

鳥山さんがマスコミの突撃取材を受けた際の服装がアディダスのジャージだったのですが、私もスポーツブランドのウェアはアディダスが一番多い・・・というかジョーダンブランド以外はアディダスしか着用しないので、この点にもシンパシーを覚えました。

 

こちらの記事でもアディダスを着用されていたことが書かれていました。

 

 

 

メカに弱い

 

鳥山さんといえば、メカのイラストが秀逸な事で有名なだけに、これは凄く意外でした。

 

 

>「わしはとてもメカに弱いのである。いまいち構造が理解できないし、専門用語などを出されたらいきなりタジタジッとなってしまうのだ」

 

と書かれているのを見て、これまたシンパシーを感じたのでした。

 

私は物心がついてからは車に関する知識を全く持っておらず、運転免許を取りに行った時も仕事のために嫌々取りに行っただけで、これっぽっちも楽しくなかったし、無駄金は一銭たりとも使いたくなかったので、当時としては珍しいオートマ限定を取ったぐらいでした。

 

その後、知り合いから貰った映画パンフ(60セカンズ)と、トイザらスで目にしたモデルカーやラジコンがきっかけでクルマというものに興味を持つようになり、ちょうどその頃公開中だった『ワイルドスピード(1作目)』と、コミックの『頭文字D』に同時に出会ったことでクルマの世界にドハマリして、数ヶ月後にはオートマ限定を解除しに再び教習所に通っていました(笑)

 

しかし、自動車雑誌や本を買って必死に読んではみたものの、専門用語がチンプンカンプンで右から左に抜けていき、それでも何だかんだで10年ぐらいはそういう事をやっていたので(常にではなかったですが)、少しばかりの知識こそついたのですが、やはりメカの構造やセッティングやチューニングなどに関する知識はほとんど身につきませんでした…。

 

基本的に理数系が壊滅的にダメな人間なので、数字や物理が出てくるともうダメでして…(汗)

 

車の名前にしても、数字が多いドイツ車は全然覚えられませんでしたし(ドイツ車はどれも似たようなデザインばかりだから尚更に)。

 

そんな感じなので、まさかメカ描写が秀逸な鳥山さんがメカに弱いなんて思いもしませんでした。

 

 

方向音痴

 

そして、先程のコラムにも書かれていましたが……

 

>「わしはドライブというやつがあんまり好きではない。何故かと言うとわしは恐ろしい方向音痴なのだ」

 

これを読んだ時は「一体どこまで同じなんだ!」と、さすがに驚いてしまいました。

 

私はドライビング系のゲームをたくさんプレイしてきた事もあって、運転自体は嫌いではないのですが、ドライブというやつがあまり好きではない理由が、まさに鳥山さんと全く同じなのです。

 

基本的に方向感覚というものが備わっていないらしく、どっちが北でどっちが西だとか、そういった感覚が無い状態で運転していますから。

 

地元の通い慣れた道しか運転しないので問題なく済んでいますが、見知らぬ地でいきなり時間内に目的地に辿り着かなければならないシチュエーションに置かれたら、凄くテンパってしまうでしょう(ついでに地図の見方もよく分からないという致命的欠点もセットなのでw)。

 

ゲームでオープンワールド系やRPGをプレイしていても、ちょっと入り組んだ場所に行くと迷子になってしまう事があるぐらいですし…(あれ?ここさっき来た場所だっけ?と彷徨う事が多い)。

 

そんな私でも、今ならカーナビアプリなんかもあるようなので何とかなるのかもしれませんが。

 

 

あと、先程のニュース記事で……

 

>けっこう地味で落ち着いた映画が好きなんです、あの人。ハリウッドの派手な作品は、好きって言わないですね

 

桂正和氏が鳥山さんの映画の趣味について語ってくれていました。

 

鳥山さんがジャッキー・チェンの映画をお好きだったことは知っていたので、ハリウッド大作系も普通に楽しまれているようなイメージがあっただけに意外な一面でした。

 

そうすると、『ドラゴンボール・エボリューション』なんて愚の骨頂としか思えなかったでしょうねえ。  心中お察しします…

 

 

ちなみに、私の映画の趣味について少しだけ触れさせてもらいますと、ハリウッド大作も観ますが、基本的には昔の映画の方が好きです。

 

特に、渋いおじさんが主人公の映画を愛好しています(笑)

 

自分が中年になったからそうなったのではなく、既に10代後期からその傾向がありましたね。

 

『タクシードライバー』『ダーティハリー』『狼よさらば』『ゲッタウェイ』などが好きでしたし、今ではDVD化もされていないようなマイナー映画も好きで色々と観ていましたから。

 

鳥山さんが「地味で落ち着いた映画が好き」なのであれば、私は「渋くてハードボイルドな感じの映画が好き」といった感じでしょうか。

 

以前は地味な映画も派手な大作も、割と両方楽しめていたのですが、30代に入った辺りからは派手さだけがウリの大作映画は年々楽しみ辛くなってきています。

 

基本的にCGに頼った映画には否定的ですしね。

 

そういう所は、恐らく鳥山さんも同じだったのではないかと推測します。

 

 

今、鳥山さんが好きな映画をググってみたところ……

 

『エイリアン』『エイリアン2』『ダーティハリー』『スターウォーズ』と、私が大好物なタイトルばかり目に入りました。

 

違いは「カンフー映画好き」という所ぐらいでしょうか。

 

私はカンフー映画は特に好きなわけでもありませんので。

 

 

余談ですが、先程の記事で桂正和氏が鳥山さんに教えたら喜んだと書かれていた2本の映画を調べてみたところ、そのうちの1本である『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』は80年代の映画であることが分かりました。

 

私は後追いで80年代洋画を発掘することを趣味としているので、こんな所でまた1つ新しい80年代洋画を知ることができてラッキーでした。

 

 

 

そんなわけで、やはり大雑把に分類すると鳥山さんと私は同じ属性の人間なのではないかと、ますます思えてきました。

 

そうなると、逆に鳥山さんと自分の決定的な違いを探してしまうわけですが、漫画の才能や謙虚さや人柄の良さを除けば、大きく異なる要素はどこなのか。

 

私は極度の飽き性なのですが、鳥山さんは好きな物はずっと変わらず好きでい続けるようなイメージがありますので、何となくそこは自分と正反対なのではないかと想像しました。

 

あっ…あと鳥山さんは「地味好き」だとご自身でもおっしゃっていましたが、私も今でこそ地味志向になってきたものの、若い頃は割と派手好きな一面もあったので、そこも大きな違いなのかもしれません。