今年の2月に金ローで放送された『スカイウォーカーの夜明け』という何ともヘンチクリンなタイトルの同人映画をようやく観てみた。
開始早々、オープニングロールを読んだ時点で既に激萎え。
なんじゃこれは…。
想像以上に酷い。
その後、再生開始6分辺りでスターデストロイヤーの大群を見たところで限界が来た。
ダメだ、これは・・・とてもじゃないけどまともに観ていられない。
そこから3倍速で画だけ追って、興味が湧いたアクションシーンだけ観てみたけど、それはもう・・・ビックリするぐらい陳腐だった。
これを劇場用映画として公開したって、正気ですか??
飛び立とうとした宇宙船をレイがフォースで止めて引き戻そうとする場面でドン引きした。
相変わらずフォースが何でもアリになっとる。
しまいにはレイの手から電撃が放たれ、宇宙船は木っ端微塵に(笑)
もう、アホくさっ!!
チェイスシーンではトルーパーがキャタピラで走るビークルに乗って追いかけてくるし…。
「いやいや、スピーダーバイクからテクノロジーが退化しとるがな」とツッコむ気にすらなれない。
そのビークルの参考画像を貼ろうかとも思ったけど、そんな僅かな気力さえ残っておりませんでした、すいません。
そして最後のパルパティーン(もどき)との戦いでは、戦闘描写があまりにも稚拙過ぎて再びドン引き。
下手な少年漫画よりもガキっぽくて、とても正視などしていられない。
あまりにもバカバカしくなって、すぐにBD-REから消去した。
無料で観れるならと、ある種の義務感に近い気持ちで観てみたわけだが、案の定これはタダでも観ちゃダメなやつだった(それが分かっていたからこそ、放送から半年近くも放置していたわけで)。
過去のSWすら全て陳腐化して見えてくるほどの危険な破壊力を持ってる。
ある意味、猛毒だ。
SWを嫌いにさせる為のネガティブキャンペーンをやるなら、これほど効果覿面な物も他に無いと思えるほどの。
公開当時、ユーザーレビューで「これまでの集大成として良い締め括りだった」「JJグッジョブ」みたいな事を書いてる人がいて賛同者も多かったけど・・・・・正気ですか??
申し訳ないけど、まともじゃないとしか思えない。
もはや狂気の沙汰ですよ。
久々にシークエルのストームトルーパー(もどき)を見たけど、こんなに不格好だったっけ?
あの身体のフォルムの醜さが、シークエルという存在そのものを象徴しているかのように思えてならなかった。
いや~、しかし凄いな。
凄いという言葉以外、出てこない。
こんな物を作った人も、劇場公開できると踏んだ人も、これを観て面白いと感じた人も、みんな揃って凄いです。
特にキャスリーン・ケネディは極めちゃってるわ。
ここまでくると、もう何も言う事は無いですねえ。
言葉を失うというのはこういう事か。