世界一遅い!?『Fallout 4』ファーストインプレッション | 後追い80's

後追い80's

80年代カルチャー発掘備忘録

 

タイトル通り、今更ながらフォールアウト4に手を出してしまいました(笑)

 

でも、ゲームなんてプレイするのに早いとか遅いとか流行だとか、そんなものはゲーム実況をやっている人でもない限り、どうでもええと思うのです。

 

自分がプレイしたいと思えたタイミングこそが最高のやり時だと思うので。

 

 

 

感想に行く前に、まず私が好きなゲームの特徴を挙げていくと・・・・・

 

難しい事など覚える必要もなく、初プレイからすぐに直感だけで楽しむ事ができる

 

それでいて中毒性が高い

 

短時間のプレイでも楽しむ事ができる(ストレス発散できる)

 

極力ムービーが入らない、ストーリー重視ではないゲーム内容

 

目指すべき目的地が分かりやすい親切設計(アクションに専念させてくれる)

 

自由度が高過ぎるゲームよりは、昔ながらの一本道

 

 

それらとは逆に、嫌いなゲームや避けたいゲームの特徴はと言うと・・・・・

 

システムが複雑すぎて覚えるまでが大変なゲーム

 

ネットなどを使って調べないと基本的な遊び方すら分からない不親切なゲーム

 

進むべき場所が分からず詰まってしまう「彷徨い系」ゲーム

 

謎解きパズル要素を強要してくるアクションゲーム(こちとらテンポよく爽快に戦いたいだけなのに、無理やり頭を使わされるのがストレス)

 

虫系のクリーチャーが出てくるゲーム(悪趣味極まりない、虫が苦手な人間に対する配慮が無い)

 

やたら会話が発生する(ゲーム進行上、会話する必要がある)

 

 

主にこんな感じなのだが、残念ながらフォールアウト4は上で挙げた嫌いな条件のほとんどに該当してしまう。

 

なので、普通だったら即投げ出してしまうところだが、今のところまだやめるつもりは無い。

 

これほど苦手な条件が揃いながらも続けてみようと思ったのは、それだけの魅力を感じているからなのだろう。

 

 

そんなわけで、次は本作の好きな部分と嫌いな部分をそれぞれ挙げていきます。

 

【Good】

 

魅力的な世界観

 

世界は核の炎に包まれた・・・まさに北斗の拳と同じく荒廃した世界が舞台である事。

 

とりあえず続けてみようと思えたのも、ここの魅力によるところがかなり大きい。

 

 

美しく実体感のあるグラフィック

 

単に綺麗なだけでなく、あまりゲームっぽさを感じさせない丁寧な作りで没入感が高い。

 

現代のゲームはグラフィックが表面的に綺麗なだけで、線が細く重みが感じられないペラペラした印象を受ける物が少なくないのだが、本作はその辺りも凄く自然な感じで、プレイしながら違和感を覚える事がほとんど無い。

 

 

効果音の迫力や質の高さ

 

パワーアーマーを装着して高所から飛び降りた時の「ドーーーン!」という音がリアルで臨場感があった。

 

ミニガン掃射では、良い意味で音のうるささにビックリした(ヘッドホンでプレイしていたから特に)。

 

個人的に銃声がショボいゲームはガッカリして萎えてしまうので、音がうるさいと感じさせてくれるぐらいの本作にはかなり好感を持った。

 

全体的に銃声は違和感なしの迫力。

 

 

武器の豊富さ

 

まだ序盤なのに、既に結構な数の武器を確認している。

 

銃器だけでなく、鈍器や刃物類もたくさん用意されているので、武器には事欠かない。

 

こんなにたくさんの武器が用意されているゲームもそうそう無いだろう。

 

 

火炎放射器

 

本作に手を出した理由の1つがこれ。

 

荒廃した世界に火炎放射器ときたら・・・ますます北斗の拳ではないか!と(笑)

 

 

自称「汚物消毒男」の私は、火炎放射器が出るだけでそのゲームの評価が爆上がりするほど、火炎放射器には目が無かったりする。

 

とはいえ、まだ序盤なので残念ながら火炎放射器は入手できておらず、どれぐらいの威力なのかも分かっていない。

 

だから、とりあえず火炎瓶を使って汚物消毒しておいた(火炎放射器が出ないゲームではお約束)

 

う~む・・・こうしてスクショだけ見ると実にデンジャラスでクレイジーなゲームだ(笑)

 

 

 

規制なしのゴア表現

 

ギャングどもに襲われた際、必死で刃物(上の画像で装備してるやつ)を振り回していたら、突然ギャングの首がスポーーーンと飛んでいったので驚いた。

 

海外版でも無いのにゴア表現がモロじゃないか…。

 

その際のグラフィック(キャラクターモデリング)が、昔ながらのゲームチックな感じ(程良くチープ)なのがまた良かった。

 

無駄にリアルだと気持ち悪いだけで笑えないから。

 

のちの戦闘では、私を襲った野蛮な輩どもの腕や足まで豪快にスッ飛んでいった…。

 

いや、狙ってやったわけじゃないのになぁ。

 

 

いきなり襲ってきたら、そりゃ必死で振り回すってもんでしょ(ニヤリ)

 

 

 

【Bad】

 

✖とにかく何もかもが分かり辛すぎる

 

基本的なゲームシステムから、進行の仕方、クラフトのやり方からアイテムに至るまで、全てにおいて分からない事だらけ。

 

例えば、体力ゲージに赤い部分が発生して、いくらアイテムで体力回復を図っても改善されないので困って調べてみたら、どうやら放射能汚染されてこのような状態になっているらしい事が判明した。

 

こんなの分かるはずがない。

 

しかも、こんなのはまだ氷山の一角に過ぎず、他にもまだまだ分からない事だらけ。

 

ほとんど勘だけでプレイしている状態で、むしろ理解できている事の方が圧倒的に少ない。

 

これまで長年に渡って数々の洋ゲーをプレイしてきた自分から見ても、この不親切さはちょっと異常なレベル。

 

みんなよくこんなゲームを進める事ができるなと感心してしまう。

 

私は初日の段階から、これは無理だと挫折しそうになった。

 

 

覚える事が多すぎる

 

あまりにも分からない事が多すぎる為、自分が分かっていない事は何なのかさえ把握する事が難しく、攻略サイトなどをいくつか見てみたものの、基本的なシステムを理解する為に読むべきページだけでも膨大な量で、とてもじゃないけど一つ一つ読んでいく気になどなれない。

 

 

虫が気持ち悪すぎる

 

これが嫌で本作をずっと敬遠してきたわけだが、慣れれば何とかなるだろうと、勢い任せでプレイしてみた結果・・・・・想像以上にキツかった。

 

しかも、素早く追いかけてきて飛び掛かってくるので、画面にドアップで表示される。

 

さすがに私はそんな物を凝視する事などできないので、アップになる瞬間は微妙に視線を逸らす事によって何とか対処している。

 

序盤からいきなり丸腰の状態で大きいゴキブリ?の化け物たちの中を突破しなければならない場面があり、そこは本当に不快な時間だった。

 

本作の世界観は好きだが、唯一この虫系のクリーチャーに関してだけは好きになれない。

 

敵キャラはギャングやモンスターだけで十分だと思うのだが。

 

ハッキリ言って趣味が悪すぎる。

 

 

ロードが長い

 

特定の建物を出入りする際のロード時間が長い。

 

本作は何をすべきか分からず彷徨ってしまう事が多いので、余計にこういうロードにはイライラさせられる。

 

 

クラフト要素

 

個人的にアイテム収集やクラフト作業には何の面白味も見い出せず、時間の無駄としか感じられない性格なので、こういった要素は不要にしか思えない。

 

他のゲームにおいても楽しかった例(ためし)がない。

 

しかも、今のところやり方が全然分からないし。

 

 

自由度が高過ぎる

 

好きな人にとってはそこが最大の魅力なのだろうけど、自由すぎて何をやっていいのか、何をやるべきなのかが全く分からず、楽しみ方すら分からない。

 

やはり私はミッションが次から次へと降りかかってくる旧来のゲームの方が好みだ。

 

果てしなく広大なエリアを散策するのが好きな人にはたまらないゲームかもしれないが、進むべき行き先が分からず彷徨う時間は全く楽しいものではなく、不毛な時間としか思えないので、やはりこの手のゲームは向いていないと感じていた先入観は間違いではなかった。

 

 

会話が多い

 

他キャラとの会話が多いのが面倒くさい。

 

4択の中から自分の返答を選べるのだが、それすらも楽しいとは感じられない。

 

そもそもストーリーなどどうでもいいと思っているので、この手のゲームで話をまともに聞こうという気すら持ち合わせていないのだから。

 

そんなものはどうでもいいから、さっさと戦わせろ!というタイプの私にとって、他キャラとの会話など蛇足要素でしかない。

 

前回のプレイで、ギャングの背後からスニーキングでこっそり近寄って襲撃しようとした際、そのギャングたちがこちらに気付いて強引に会話モードに持っていかれた時はシラケてしまった。

 

わざわざ忍び足で近づいてるのに、それじゃ意味ないやん、と。

 

 

 

そんな感じで、私にとっては苦手な要素が盛りだくさんで、どう考えても向いていないゲームなのだろうけど、不思議とやめようという気にはなっていない(現時点では)。

 

それだけの苦手要素を補うほどの魅力をどこかに感じているからなのだろう。

 

ただ、本作は「時間泥棒」や「廃人製造機」との呼び声も高いが、私は短時間でサクッと楽しんでパッとやめられるゲームを最も好むタイプなので、そういった意味でも本作との相性は最悪と言えるかもしれない。

 

正直、このゲームにどこまで付き合うつもりなのかは全く分からない。

 

現時点では、あまりにも分からない事だらけなので。

 

 

購入初日は施設を脱出して、召使いのロボットと再会したところで眠くなってやめて、次にプレイした時はギャングたちを始末して、パワーアーマーを手に入れてデカい怪獣のような奴を倒したところまでは良かったものの、そこからどこに行けばいいのか分からず、数日間放置…。

 

3回目のプレイで、ようやく少しずつ進めていけるような気がしてきたところ。

 

このゲームをプレイする時は、時間と気持ちに余裕が無いと無理だと分かってきた。

 

時間に余裕がある時に、何となくプレイするぐらいの大らかさを持たないと楽しめない。

 

 

システム面に関しては、YOUTUBEを見れば分かるようになるというレビューを読んだが、どの動画を見るべきか探していくだけでも手間だし、本当に面倒くさい。

 

いっそ、もうガイドブックを買おうかとも考えている。

 


 

現在、ガロスペ(餓狼伝説スペシャル)でテリーを使い始めて、ゲームに時間が割ける時はそっち優先でやっているので、フォールアウト4はどうしても放置気味になりそう。

 

システムが理解できて、短時間でもスムーズに楽しめるようになったら、プレイ時間も増えていきそうな気もするけど。

 

とりあえず、今のところはじっくりと付き合っていこうと、のんびり構えている。

 

 

それはそうと、この記事を書いていたら、急に『愛をとりもどせ!!』が脳内でリフレインし始めた。

 

おーれとの愛を守るためーーーー♪ おーまえはたっびだっちぃぃぃ~~~~~~♪

 

あしぃぃぃぃたぁをぉぉぉ♪ みっうしなあったぁぁあ~~~♪

 

 

やっぱ北斗の拳は最高やなぁ。

 

フォールアウト4が辛くなった時は、ケンシロウになりきって荒野を彷徨う事にするか。

 

世紀末救世主・・・なーんてな。

 

・・・でも、客観的に見て自分の属性はどう考えてもケンシロウよりヒャッハーの方なんだよなぁ(笑)

 

だって北斗神拳より汚物消毒の方が好きなんだもん(笑)

 

あっ、分かった!

 

荒野の悪党になりきるモヒカン野郎シミュレーターとして楽しめばいいんだ!!

 

このゲームの楽しみ方が少しだけ見えてきたぞ。

 

そうだと分かっていれば、ゲーム開始時にそれっぽい顔に設定していたのに~(笑)