◆『バッドボーイズ2バッド』(2003)
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前週に観た1作目と同じく、BSで放送された吹き替え版を鑑賞。
これも昔一度観ているものの、内容は全く覚えていなかった。
今見ても全く古くささを感じさせないスタイリッシュなアクション映画。
この手の映画は、もうこの時点で既に行きついてしまった感がある。
その後は新しい表現方法がいくつか出てきたぐらいで、パッと見ではとても17年も前の映画だとは思えない。
アクションは前作から遥かにスケールアップしており、特にフェラーリ550マラネロを駆ってのカーチェイスシーンはなかなかの見応えだし、銃撃戦も満載。
ただ、これだけ派手なアクションシーンがてんこ盛りのはずなのに、全体を通して印象に残るものが少ないというか、実際数日前に観たばかりなのに、もう記憶がおぼろげになりつつある。
この辺はいかにもマイケル・ベイ監督の作品らしい。
基本的に私はベイ監督の作風が肌に合わないので、こういったコクが無いアクション映画にはどうも思い入れが持てない。
前作は90年代特有の雰囲気が味となっていたが、本作ではそれも無くなってしまったので、無味乾燥のアトラクションムービーでしかなくなってしまった。
そこそこ楽しめたし、ベイ監督作品の中ではかなりマシな部類なんだけど、やはり1作目の方が好きだった。
満足度は・・・68点
◆『スカイライン-奪還-』(2017)
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1作目はあろう事か劇場で観てしまったから(笑)、この続編もずっと気にはなっていたものの、すぐに観たいと思うほど関心があるわけでもなかったので、機会があれば観ようと思う程度だった。
そして、今回スターチャンネルが無料放送してくれたので字幕版を鑑賞。
結論から言うと、前作よりは面白かった。
まあ、それはそうだろう。単にエイリアンが侵略してきて一方的に蹂躙されるだけの内容だった前作に比べたら、あれよりつまらなくする方が難しいだろうから。
今回は銃撃戦も結構あったし、エイリアンの武器を装着して戦ったり、味方のエイリアン(中身は人間)が登場したりと、前作よりもずっとアクション要素が強くなっていた。
ただ、エイリアンのデザインはまるで魅力的じゃないし、エイリアンがデカいエイリアン(の形をしたアーマー)に乗るところなどは、96年に公開されたID4で既にやっていた事なので、今更何の斬新さも感じない。
近年のエイリアン映画は何かとサイバーチックなビジュアルの物ばかりで面白味に欠ける。
もう少し想像力を膨らませて独自性を打ち出せないものだろうか。
クライマックスの戦闘シーンは、まるで戦隊映画のように滑稽で呆れ笑いしながら見ていたけど、エンドロールでNGシーンを流すノリからして確信犯でやっていたような気がしてきた。
つまり、マヌケな事を大マジでやって笑いを取ろうとする高度なコメディだったのではないかと(笑)
面白可笑しくツッコミながら見れるような人は、それなりに楽しめるかもしれない(適当)。
満足度は・・・74点