今が旬のハモを食べたい！！
と、唐突に思い立ち
先日の連休を利用して
淡路島に行って来ました。
なんでも、淡路島の南方に浮かぶ
沼島（ぬしま）近辺は
ハモの名産地として有名で
京都や大阪の名だたる料亭も
ここで水揚げされたハモを
使用しているそうです。
言わば南あわじはハモの聖地！！
という事で期待が高まります。
南あわじ市の福良に到着。
神戸から明石大橋を渡って
車で一時間半の道のりです。
さっそく予約した旅館に向かいます。
今回お邪魔するのは
こちらのやぶ萬旅館。
創業はなんと江戸時代末期の
文久３年(1863年)という
老舗料理旅館です。
こじんまりした古い旅館ですが
長い間人々に愛されてるのなら
きっと料理も美味しいだろうと思い
初めて利用させていただきました。
ちなみに今回は宿泊じゃなくて
お昼の鱧会席&温泉付のプランです。
チェックインしてすぐに
案内してもらったのがこちらの和室。
確かに設備に古さは感じますが
清潔感あって落ち着く部屋です。
やっぱり旅館と言えば部屋食ですよね～。
本日の献立。
実はここやぶ萬を選んだのには
もうひとつ理由がありまして
この鱧尽くしDX会席の
ネット予約時の注意書きに
小食の方はご遠慮下さい
という一文が記載されており
いったいどれだけの量の鱧が
出てくるんだろうと気になって
ここに来る事を決めました。
毛筆風な和を感じるお品書きに
DXの字面が若干の違和感ですが
定番の鱧鍋、落し、天ぷらはもちろん
あまり聞き覚えのない料理も
いろいろラインナップされており
いやがおうにも期待が膨らみます。
そうこうしてるうちに
コース料理のスタートです。
一品目は鱧肝・ポン酢。
いきなり食べた事のない料理が
出てきました。
あっさりしてて食べやすいです。
鱧の肝って食べられるんですね！
つづいて鱧の刺身。
軽く炙って焼洗いにしています。
見た目も涼やかでいい感じ。
これがすごく肉厚でびっくり！
味は淡白ですがふんわりしてて
めっちゃ美味いです。
やっぱりいつも食べてる鱧とは
食べ応えが違います。
こちらは牡丹鱧清水汁。
本当にあっさりした
シンプルな味付けですが
ハモが尋常じゃないくらい
ふわふわで柔らかくて
もう最高でした！！
この日食べたなかでも
これが一番好きだったかも。
白焼きと蒲焼の二種類が
盛り付けられた、鱧源平焼。
鱧はしっかり火を通しても
美味しいですね～。
さらに定番の鱧落し。
梅肉につけていただきます。
間違いない美味さです。
鱧一つ一つが結構大きいんで
すでにお腹が膨れてきましたが
まだまだコースは中盤。
つづいてテーブルには
鍋の用意が運ばれてきました。
一人鍋用の鱧と淡路産の玉ねぎ
左に見えるのは鱧の子です。
鱧の子は産卵前のこの時期にしか
食べられない貴重なものだそうです。
もちろん僕は初めてです。
少し濃い目のダシで煮て
こちらも淡路産の卵につけて
いただきます。
こんなの美味いに決まってます！！
玉ねぎも甘いし、至福のお味でした。
初体験の鱧の子も
たまらない美味しさでした。
これは贅沢感ありますね～。
こちらは鱧寿司。
お腹もいっぱいになってきて
ここにきてのご飯は
結構くるものがありますが
やっぱり美味しいんで
思わず食べちゃいます。
天ぷらはそのまま揚げたのと
シソに包んで揚げたのと
二種類でてきました。
もうとにかく鱧！鱧！鱧！
ここまできたら限界まで
とことん食べてやれって
感じになってきましたw
こちらは珍しい鱧そうめん。
この旅館の名物料理だそうです。
迫力ある大皿で運ばれてきて
それを仲居さんが取り分けてくれます。
ちなみにこの上にのってる
鱧を食べたところで
ついにうちの奥さんはギブアップ・・・。
僕もかなり苦しかったんですが
なんとか奥さんの分も
完食しました。
最後はお吸い物の赤出しと
デザートのフルーツで終了！
赤出しにもしっかり鱧入ってます。
最後の最後までとにかく
鱧を食べ尽くしたコース内容でした。
ちなみに赤だしと一緒に
白ご飯持ってきましょうかって
仲居さんに言われたんですが
即答で断りましたw
さすがにもう無理です・・・。
食べすぎによる苦しさから
活動停止したうちの奥さん。
いちおうプランに温泉も付いてたんですが
それどころじゃねーって感じで
チェックアウトの時間がくるまで
こんな感じで部屋でごろごろしてました。
こんなに鱧を食べたのは
生まれて初めてでしたが
どれも本当に美味しくて
もう大満足です！！
お腹いっぱい鱧を堪能したいって方は
やぶ萬旅館、おすすめですよ～。
旅館をチェックアウトした後も
いろいろ遊びに行ったんで
その2に続きます。
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