NHKの受信料が話題ではありますが
NHKを見なくても、NHKの恩恵は受けています
受信料という名前だから、動画配信サービスみたいに視聴することに対する料金みたいですけれど
NHKの収入は、番組制作など放送費にかなり使われますが、放送映像技術の技術開発、衛星放送、地上波放送の放送設備にも使われます
全国どこでも放送が受けられる、緊急時の放送も行うようにする設備投資と維持にNHKからお金がでるわけですし、デジタル放送やハイビジョン、衛星放送、4Kとか8Kの高画質放送などの技術開発というのもNHKが集めたお金からも出ています
放送設備投資や技術開発の先行投資が民間の放送会社や電機メーカーだけでまかなわれているわけではないです
放送技術の先端研究などはNHKにも研究者・技術者がいるわけですし、NHKから研究費用が民間電機メーカーに出ていたりするわけです
大学からも、放送・通信とか映像の研究者がNHKに入ります
メーカーよりも狭き門ですし、専門技術の研究者を志向する学生も希望しますし、テレビ放送マスコミ相場の報酬ですから、もともと高待遇にもなっていると思います(学生時代はNHKの研究論文を元にしたことをやってました)
NHKは高待遇と言われていますが、そもそもテレビのキー局がかなりの高待遇ですから業界内で比べると突出しているとも言い難い
放送技術という先端の研究開発・技術開発を行うお金と場所が、NHKという独立機関があるため、ある程度は確保されています
NHKという独自の資金力を持つ大きな需要者がいるため、映像機器・放送機器メーカーも技術開発の自前の資金での先行投資を行いやすいということもあります
この投資の成果は、他の放送事業者や海外の放送事業者にも日本製の放送機器として展開されることになります
映像放送機器で日本製が強いことにも、NHKの存在は貢献しています
スポンサーに脅しをかけるようなことが起こっていることを考えると、独自資金で維持できる機関というのは必要だと思いますし、NHKの役割を考えるとNHKはいらないとは言えないです
見る人だけが払う視聴料にせよというのも賛同できませんね