1月24日19時 サントリーホール
指揮 : トゥガン・ソヒエフ
ヴァイオリン;郷古 廉(N響ゲスト・コンサートマスター)※
ヴィオラ:村上淳一郎(N響首席ヴィオラ奏者)
モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K. 364
アンコール
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番 変ロ短調 K. 424 から第3楽章
ベートーヴェン/交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
人気の筈のN響サントリー定期だが客入りが悪い、特にP席の空席が目立つ
コロナで定期を止めた人もいるのだろうが、今日は単純にプログラムがつまらないと思って来なかった人も多いように思う
モーツァルトは余りにも多作過ぎて作品名を聴いただけではどんな曲だったか思い出せない作品が多いのだが、本日の協奏交響曲もそれに当たる
本日のヴァイオリンとヴィオラの協奏曲とフルートとハープの協奏曲が有名で、以前はベーム盤を所蔵していた
だが、演奏に採り上げられることが少ないので、今日は貴重な機会ではある
郷古さんも村上さんも無茶苦茶上手くて楽しく聴けたし、ソヒエフの伴奏も思いのほか巧みだった
しかし、曲が終わってみると、やっぱり耳には残らなかったのであった
英雄はソヒエフが演奏したかった曲だったと、どこかで読んだ記憶があるのだが、事前のインタビュー動画を見てもその理由は語っていなかった
オケは14型で、ゲストコンミスは、ウクライナ侵攻の影響でソヒエフが辞任したトゥールーズから藤江扶紀さん、
演奏を聴いてみると、1楽章の強弱、緩急のつけ方が独特で、興味深く聴けた、繰り返しあり、
2、3楽章はそうでもなかったが、4楽章は独特の節回しだった
ソヒエフは指揮棒無しで、時には手すら使わずに、全身動作でオケに指示を出していた
終演後のソヒエフは満足げで、珍しくオケ全員をP席に向けてお辞儀をさせていた、藤江も嬉しそうだった
うーん、でも、演奏の意図がわからなかったなあ

1月23日19時 サントリーホール
指揮:ミハイル・プレトニョフ(特別客演指揮者)
ピアノ:マルティン・ガルシア・ガルシア*
シベリウス/組曲『カレリア』
グリーグ/ピアノ協奏曲*
アンコール
アルベニス/ナバーラ
シベリウス/交響曲第2番
東フィルのシーズン開幕のコンサートはプレトニョフの北欧プログラム
今年度のラインナップを見るとプレトニョフの登場は今回のみだ、
カレリア組曲は有名だが、演奏機会は多くない、いい曲なんだけどな、個人的には実演で聴くのは2回目だと思う
オケは対面の14型、ステージに登場したプレトニョフは、昨年に見た時より足取りが重いようだ、
演奏も何となく生気が感じられない、最初の2曲はいいが、アラマルチャが弾んでこない
グリーグ独奏のガルシアは昨年の夏にリサイタルを聴いている、その時はショパンとブラームスのプロだった
ガルシアのピアノは勿論ファツィオリ、久々に見る、もしかしたら去年のガルシアのリサイタル以来かも
肝心の演奏だが、グリーグが結構難曲ということもあって、ガルシアのテクニックが光る演奏で、プレトニョフの伴奏もぴったり
何か他の作曲家の曲も聴いてみたくなった
しかし、相変わらず彼は女性客の集客力は今一つのようで、休憩時間に女性トイレが長蛇の列ということにはならなかった
休憩後のシベリウスも14型、たまには東フィルの16型が見たいです
プレトニョフは要所は締めているのだが、何となく覇気のない演奏だった
流石に4楽章は盛り上がり、終演後の会場もブラボが飛び交っていたけど、そこまでの演奏だったか
はっきり言って、最近の東フィルの演奏は熱量が少ないように思える、今日の会場の入りも悪かったし
定期の会員も減っているのではないだろうかと邪推してしまう、がんばれ東フィル

1月22日19時 サントリーホール
指揮:尾高忠明
武満徹/オーケストラのための「波の盆」
ブルックナー/交響曲 第6番
大阪フィルと言えば、朝比奈のブルックナーが連想される、私も今は無き渋谷ジャンジャン制作のLPを購入したものだ
その大フィルの音楽監督に就任して5年たつ尾高さんにはブルックナーのイメージは無かったのだが、東京公演に私の好きな6番を持ってきた、これは聴かないわけにはいかない
今年はブルックナー生誕200年ということで、ブルックナーを演奏するオケが多いのだが、大フィルでは尾高さん、今日の6番以外に今年0、1、2番の演奏が予定されている
そして、少し気が早いが、来年の東京定期演奏会では4番が予定されているという、
会場はブルオタのおじさんが多いと踏んでいたのだが、結構女性も多かった、何故だろう
満席とは行かなかったが、それでもこのプログラムで8割程度埋まるのだから立派なもので有る
個人的には武満作品では、映像作品のために書かれた作品が好きで、波の盆は、そうした作品の中では、最も美しい作品の1つ、
電子楽器や見慣れない打楽器などが実に効果的に使われた演奏を、堪能することが出来たが
でもサントリーホールはこの作品を演奏するには少し広すぎたようにも思った
さて休憩後、オケは16型、コンマスは崔さん、
1楽章は全体的には速めでメリハリの利いた演奏、私の好みはもう少しゆっくりの方が落ち着くのだが、
特に金管楽器の爆発力が凄い、トランペット、チューバ、ホルン無茶苦茶良かった、
一転、2楽章はゆったりとした演奏、こういう演奏が聴きたかった、正に天上の音楽、心が洗われる
2楽章の指揮にかなりの集中力を注いだのだろう、尾高さんは少し長めの間を取って後半に向かった
3楽章は、まあこんなものかという感じだったが、4楽章は盛り上がった
ソロでなく崔さんと2人のカーテンコールがあった
