6月12日19時 サントリー」

指揮:フアンホ・メナ
フルート:カール・ハインツ・シュッツ

イベール/フルート協トリオで奏曲
アンコール
イベール:無伴奏フルートのための小品
ブルックナー/交響曲 第6番 イ長調

個人的には注目公演でチケットは完売なのだが、何故か一階には空席が目立った、
私の両隣は。これまで皆勤賞だったのだが、今日は欠席

最初のイベールは全く初めて聴く曲だったが、解説通りなかなか聞かせ処が多い曲で、独奏のシュッツのテクニックが十全に発揮された
しかし、帰宅後に知ったのだがアンコールもイベールだったとは、脱帽です

後半は16型に増強、遅めだが変なテンポ辺土が無く、時折金管が咆哮するというっ好きなタイプの演奏
弦は極めてレガートで、管楽器もミスが少ない、美しい演奏だったが、肝心の2楽章では何故か感情が高揚することは無かった

事件は3楽章と4楽章の間、メナが譜面の何処かを探して、あちらこちらを捲る、妙な間があった
遠目なので何が書かれているのかは全然わからないのだが、譜面台に置かれたスコア?は妙に小さい
メナは、そのスコアを時折捲るのだが、途中何回も前のページに戻していた、
スケルツォでトリオが終わって最初に譜面を戻すのならわかるが、4楽章だ
一体譜面台の上の小さなスコア?には何が書かれていたのだろうか

演奏の水準は非常に高かったが、会場はそこまで盛り上がらず
それでも、ソロカーテンコールは有った模様

6月8日14時  サントリー

指揮:ミケーレ・マリオッティ
ソプラノ:ハスミック・トロシャン
メゾソプラノ:ダニエラ・バルチェッローナ
テノール:マキシム・ミロノフ
バスバリトン:マルコ・ミミカ
合唱:東響コーラス
合唱指揮:辻裕久

モーツァルト:交響曲 第25番 ト短調 K.183
ロッシーニ:スターバト・マーテル

連日のサントリーホール、土曜の昼は出店で賑やかなカラヤン広場も日曜は閑散としている
週末はコンサートの予定が重なり今日は土曜の川崎定期の振替、
昨年は日曜開催が多かった川崎定期だが、今年は土曜開催が多く、自ずと他の公演と重なりやり繰りが面倒だ
今日の公演は完売とは行かなかったようだが、会場ななかなか盛況

マリオッティは以前に聴いた東響定期の演奏はしっくりと来なかったが、今日はどうだろうか
オケは対面配置の小規模編成、コンマスはニキティン、

25番は1楽章が有名過ぎて後半の楽章で飽きが来てしまうことが多いのだが、今日は緊張感を切らさずに聴き通せた
マリオッティ今日は好印象だ

後半はメインのスターバト・マーテル、
聴きたいと思いなが、なかなか機会に恵まれず、本日初めて実演に接する
これが実に素晴らしい演奏だった、多くに人が書くだろうから、私が書くことは無いのだが、
まず独唱陣が粒ぞろい、特にソプラノのトロシャンの美声は際立っていた
そして東響コーラスも見事な歌唱だった、コンサート予定を見ると今年は東響コーラスの出演機会が多いが、期待大
オケも管楽器が素晴らしかった、葉加瀬太郎(笑)の顔も
終演後は拍手が鳴りやまなかった

6月7日18時 NHKホール

指揮:フアンホ・メナ
ピアノ:ユリアンナ・アヴデーエワ

リムスキー・コルサコフ/歌劇「5月の夜」序曲
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
アンコール
チャイコフスキー/18の小品 作品72 ― 第5曲「瞑想曲」
チャイコフスキー/交響曲 第6番 ロ短調 作品74「悲愴」

周知のとおり本来フェドが振る予定だった
最後にフェドを聴いたのはデュトワが例の問題でキャンセルになった12月のB定期でくるみわり人形を聴いて以来
その後N響とは地方公演のためだけに来日して共演したことは有ったようだが、何故か定期には登場しなかった
またNHK音楽祭でやはりくるみ割り人形を演奏する予定が有ったのだが、体調不良で流れていた
だから今度こその想いは有ったのだが残念だ

前回定期を降板したときは、かなり珍しい曲がプログラムに有り、下振りをしていた研究生2名が定期を振るという前代未聞の事態になり、多数の苦情が寄せられたのだろう
今回はB定期を振るメナが代役を務めることが降板と同時に発表された、メナには最初から話は通してあったのだろうと言われている
メナははスペイン出身でN響登場は3回目、1回目は聴いていないが、前回2回目はコロナ終息前に合間を縫って開催されたもので、まだソーシャルディスタンスが五月蠅かったころだった
そのコンサートの出来が素晴らしく、その後やはりスペインの曲を中心に日フィル定期への客演も決まっていたのだが、こちらはコロナで敢え無く中止となった、

そんなこんなで、スペイン音楽のスペシャリストの印象が強かったメナだが、今回のB定期の演目がブルックナーで、謳い文句がチェリの直弟子には思わずへーだが、まだ文脈は繋がる
しかし、メナのロシア音楽は全く想定外だった

客席は結構埋まっている、オケは16型、コンマスは郷古さん
最初のRコルサコフは、初めて聴く
フィルハーモニアの解説ではホルンが主役のように書かれていたが、むしろトロンボーンがb目立っていた印象、いずれにせよ聴いた価値のある曲

パガ狂は曲が素晴らしいので、誰が弾いてもそこそこ満足するのだけど、今日はアヴデーエワだ、
果たして素晴らしい演奏だった、演奏のクオリティとしては、ここ数年で間違いなくベストだろう、
でも悲しいかな18変奏の時点での気持ちは、そこまで高揚しなかったが、
今回はリサイタルは見送ったが、次回以降は必ず聴くべきピアニストだということが分かったのは収穫

そして悲愴、チェリビダッケはミュンヘンと56分の録音を残している、直弟子ならば、かなりゆったりとしたテンポの演奏を予想していたが
そこまで悠然とした演奏ではなく、寧ろ熱い演奏だった
終演後の歓声も大きく、満足度の高いコンサートになった