9月13日18時 NHKホール
指揮:ファビオ・ルイージ
ピアノ:イェフィム・ブロンフマン
ベートーヴェン/ ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
フランツ・シュミット/交響曲 第4番 ハ長調
ティアラの終焉が17時くらいになるだろうから、まあ間に合わないと思っていた
実はティアラでチャイコの2楽章終わりに席を飛び出した者1名、4楽章が終わるや否や飛び出した者1名は確実にNHKホールに向かったのでは、
私はそういうのは嫌なので、普通に行ったのだが、それでも18時10分くらいには着いたので、3階最後尾の遅刻席で2楽章からの鑑賞となった
というわけで、ブロンフマンには悪いけど、特に感想は無い、アンコールも無かったし
後半が聴きたかったFシュミット4番、ルイージは何故かシュミット推しで、2000回記念公演の演奏候補の3曲の1つに、オラトリオ「7つの封印の書」を入れていた
私は勿論Fシュミットに投票したのだが、、結果はご存知の通り詰まらないものとなった
Fシュミットはルイージが音楽監督就任前に、池袋定期で2番を採り上げていたが、コロナ渦で来日出来ず、急遽沼尻さんが曲目を変えずに振ったのを覚えている
ということで、なんやかんや言いながらルイージの振るFシュミットを聴くのは初めてだ
4番自体は2年ほど前に読響ヴァイグレで聴いているが今一つピンと来なかった
得毛は16型、コンマスは郷古さん、
冒頭のトランペットが葬送の雰囲気を見事に醸し出している、
最近のルイージの指揮は過剰にオケを煽り、必要以上にテンポを動かしているように感じられ、あまり共感できなかった
しかし今日は、静かな動きだが、適度な緊張感を保った演奏だ
ホルンはじめ管楽器も良いパフォーマンスを見せた
中盤ジークフリート牧歌のような旋律が流れる部分は心が洗われた
聴衆も感じるところが有ったのか、終演後はいつもより多くブラヴォが舞っていた
