6月18日19時  サントリー

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ピアノ=反田恭平

プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 作品25「古典」
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番 変ニ長調 作品10
R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 作品28

人気者の登場ということでチケットは完売となった、
今日のプログラム、前半はプロコフィエフの1番で纏め、後半はRシュトラウスの冗談と悪戯の音楽となかなか錬られた構成だ

さて、古典交響曲は曲がコンパクトということも有って、取り上げられる頻度が高い作品だと思う
でも、個人的には、整然と合奏されるというだけの印象しかなく、プロコフィエフらしいロシアンアバンギャルドが欠けた面白味も無いという曲という印象があった
しかし、今日のヴァイグレの指揮は一味違った、ゆっくり目の自然体の演奏で、アインザッツもそれほど揃っていないが、それが新鮮だった
最初に聴いたモーツアルトの交響曲がベームが実にゆったりとした演奏だったので、、
最近の超高速の演奏には正直抵抗がある、古典的な演奏はゆっくりでいいと思うのだが
オケは多分14型位かな、コンミスは日下さん

そして、お目当てのプロコPf協Ⅰ番、反田さんは読響には毎年のように登場しており、今年の春には横浜でプロコpf協2番を聴いている
どうも最近プロコpf協2番は流行っているみたいで、あの辻井君がえんそうするという、抽選になるようだが申し込むかどうか考え中だ
ともかく、2番と3番以外は滅多に演奏が無いが、去年のベルリンフィルの夏の野外コンサートでユジャはプロコの1番を弾いていたので、それに触発されたのだろうか
1番はヴィルトーゾ要素が強い曲だが、2番と同様に反田さんは実に軽々と捌いていく、
曲自体にはそれほど魅力は感じないが、反田さんにアッパレをあげたい、こうなったら4番と5番もお願いします

休憩後は、再び反田君が登場し、こちらも難易度が高いブルレスケを演奏、
プロコが卒業製作だったのに比べ、こちらはぐっと作品の芸術性は高く、演奏も多様な表情を見せるものとなった
聴衆はアンコールを期待したが、流石に無しでした

最後はオケも16型に増強してティル、ヴァイグレは実に楽しそうに指揮する
調べてみると、ヴァイグレは約十年前に読響とオールRシュトラウスプロでティルを演奏している、やはり得意なのだろう
演奏後ヴァイグレは最初にホルン奏者を立たせていた、



 

6月17日18時30分 オペラシティ

エリーナ・ガランチャ(Mez)
マティアス・シュルツ(Pf)

ブラームス:「愛のまこと」「秘めごと」「ああ、帰り道がわかるなら」「昔の恋」「五月の夜」「永遠の愛について」
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの却罰」より「燃える恋の思いに」
ピアノ小品:メンデルスゾーン 作品19b 第1番「アンダンテ・コン・モート」
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」より「あなたの声で心は開く」
グノー:歌劇「サバの女王」より「身分がなくても偉大な方」

チャイコフスキー:歌劇「オルレアンの少女」より「さようなら、故郷の丘」
ラフマニノフ:「信じないでほしい、恋人よ」「夢」「おお、悲しまないで」「春のせせらぎ」
ピアノ小品:シューマン「アラベスク」
ルベルト・チャピ:歌劇「エル・ベルキレロ」より「とても深きとき」
ビゼー:歌劇「カルメン」より「ハバネラ」
エルスエラ:歌劇「セベデオの娘たち」より「とらわれし人の歌(私が愛をささげたあの人のことを思うたび)」
アンコール
「わたしのお父さん」など5曲

最近は全然声楽のリサイタルに行ってなかったので、評判の高いガランチャのリサイタル行ってみました
夕方にiphoneに、予定が表示されるので見てみると、何と開演が18時半だった!
19時だと決め込んでいたのだが、猛ダッシュで何とか開演時間に滑り込み

会場は比較的平均年齢高めの聴衆で満席、定刻すぎに白ブラウスに黒のスカートの質素ないでたちで歌姫登場です、
従えし伴奏者シュルツは長身の美青年?、更に譜めくりの少女?も
そして演奏開始、一応何曲か予習してきたのだが、ライブの歌唱だとうことを差し引いてもガランチャの声は圧倒的だった

備忘録だから歌唱については、細々とした批評は行わないが、とにかく来てよかった、
途中ピアノの小品が演奏されガ歌姫は小休憩、なかなかの好演に思えたので帰宅してから"マティアス・シュルツ"でgoogleと、チューリッヒ歌劇場の次期芸術総監督だそう
続く、2曲は過去の来日公演でも歌われた定番のようで、ブラボーが飛び交った

休憩中にパンフレットを求めようとホワイエに向かうが、売り切れ、凄く残念
大阪公演もあるのだから、もう少し用意して貰っても良かったのでは?

後半は、スパンコールの眩しい白ドレスで登場、前半同様、ピアノ小品を挟んで、有名曲が歌われ会場も大いに沸いた
そしてアンコール、ステージ上でスピーチが有ったのだが、チケットの購入に逡巡したのであり得ない後方のS席だったので、あまりよく聴こえなかった
でもは何と5曲も歌ってくれたので、好感度アゲアゲです
割と頻繁に来日しているようなので、今回は見送ったけど、次回はオケ伴奏のコンサートをも聴きたいと思いました



 

6月15日14時 ミューザ川崎

指揮/沖澤のどか
ピアノ/フランク・ブラレイ、務川慧悟

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲    
プーランク:2台のピアノのための協奏曲 ニ短調    
アンコール
プーランク:カプリッチョ FP.155
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》

今日の都響スペシャルはミューザでの開催、都響をサマーミューザ以外に、このホールで聴くのは本当に珍しい、
それでも人気者が揃った公演は満員御礼だ、
最近女性指揮者を聴く機会が増えているが、日本代表は間違いなく沖澤さんだろう

前回沖澤さんを聴いたのは昨シーズン6月のN響定期で、不評だった短縮C定期の最終公演を振っている
その後第2子を無事出産されたと伝え聞いている、遅ればせながらおめでとうございます
という訳で、沖澤さんを聴くのは久しぶり、コンマスは矢部さん

牧神については、然したるコメントは無い

2曲目のプーランクは、昨年日フィル定期でウォンが採り上げた、ソリストは児玉姉妹だった
今日は向かって左のピアノはフランク・ブラレイ、初めて聴くが前回務川が3位となったエリザベートの1991年の覇者だ
当然の事ながら2人とも演奏が達者で、左右のピアノで軽口を叩きあうように曲が進行していく
プーランクの魅力は旋律の親しみやすさにあると思うのだが、この曲のメロディも実に優しい
因みに今日は左ピアノの反射板のみ立てられていた

後半は春祭、オケは16型、管も増強され、約100のメンバーでステージの人口密度はぐっと上がった
沖澤さんの指揮は実に俊敏で、アインザッツがピタリと揃った都響も見事
管楽器は皆上手いし、打楽器も鮮烈、現時点で国内オケの総合力では都響が一番であることを確信させる演奏だった
用が有ったので最後までホールに残らなかったが、多分ソロカーテンコールがあったと思う