6月27日19時 文京シビックホール
フィールド/ノクターン 第17番
ベートーヴェン/ピアノソナタ 第19番
フィールド/ノクターン 第1, 2, 4, 10番
ベートーヴェン/ピアノソナタ 第30番
フィールド/ノクターン 第14, 16番
フィールド/ノクターン 第9番
ベートーヴェン/ピアノソナタ 第14番「月光」
アンコール
ペルト/アリーナのために
ドイツ人の父、日本人の母を持つ日本では人気の紗良・オットだが、実はリサイタルを聴くのは初めて
聴きたいとは思っていたのだが、前回の日本でのツアーは「演奏と映像作品のコラボレーション」を銘打った怪しいものだったので、行く気になれなかった
でも、その後に聴いたリストのコンチェルト1番が抜群の演奏で、今度のリサイタルは何があっても聴こうと思っていた
今回の会場は文京シビックホールはも実は初めて、23区の各区に公共のホールがあるかどうかは調べてないが、各区を代表する公共ホールを制覇する野望があるのでその一環としてである
交通の便もいいし、中々きれいなホールでした、
さて、本日のプログラムは、フィールドのノクターンにベートーベンのソナタを交えた変わった構成
何時ものように裸足で登場、最初のノクターン 第17番は賑やで、何かノクターンっぽくない、続けて演奏されたピアノソナタ19番はあまりポピュラーではない曲
ここで彼女は手を止めて拍手となった、ひとしきり拍手を受けた後、彼女は椅子を横座りして客席に体を向けトークを始めた
何年か前に初めてフィールドを演奏してすっかり気に入ったことや、今日はノクターンに関連するピアノソナタを演奏するといったことが語られた
また、数週間前に右手が腱鞘炎になり回復に努めたが、演奏予定だったフィールドの12番は今回演奏を断念するとのお詫びがあった
続けて演奏されるフィールドのノクターン10番の最後の音が、ベートーベン30番の最初の音が同じ、という関連性だそう
フィールドは良く分からないが、ベートーベンの30番が表情豊かでよかった、今回はチケットを買うのが遅くなったので2階の後方になってしまったが、それでも音ははっきり聞こえた
休憩後はノクターンを2曲演奏した後、月光がノクターン9番だけでなくドン・ジョバンニにも似ていることが実演交じりで説明された、
確かによく似ている、それにしても彼女の日本語を今日初めて聴いたが実に流暢、
清塚さんには、そろそろ引退して貰って、らららクラシックPart IIIをやって頂きたい
月光の演奏も後半楽章が実にパワフル、腱鞘炎って本当ですかと言いたくなるレベルの演奏だった
アンコールのペルトは後でネットで調べたら、闘病中の彼女を大変勇気付けた曲だそうで、近年は彼女のお約束のアンコールピースのようだ
兎も角、適切な治療で病気の進行が止まっているようで本当に良かったです

6月26日10時 オペラシティ
指揮 トーマス・ザンデルリンク(特別客演指揮者)
曲目 セレナード第10番 変ロ長調「グラン・パルティータ」/W.A.モーツァルト
交響曲第19番 変ホ長調/N.ミャスコフスキー
組曲「ガイーヌ」/A.I.ハチャトゥリアン/稲垣卓三 編
吹奏楽団には興味は有ったが、コンサートには行ったことが無かった
まず、吹奏楽については殆ど知識が無いし、何となく客層も違うだろうし、何より聴きたいという曲が無かった
しかし、今回はミャスコフスキーが演奏されるではないか、これは聴かずにはいられない
ミャスコフスキーは何だかものすごい数の交響曲を作った人という知識しかなかったが、
ある日タワレコで、スヴェトラーノフによる16枚組CDの全集を発見し、珍しもの好きの血が騒ぎ即購入した、
自分の感覚では、作風としてはグラズノフの後継者というイメージで後期の抒情的な交響曲22、26、27あたりは時々聴いている
しかし、何せ演奏会で耳にする機会が少ない、ここ数年だとカーチェンが日フィルで21番を演奏した程度、
というわけで、何気なくぶらあぼのコンサート年策で、ミャスコフスキーをキーワードで検索したところ、偶然このコンサートを発見した次第
購入したCDは解説が殆ど無く、今日演奏される19番が27の交響曲中、唯一の吹奏楽用に作品であることも、実は今回のコンサートの案内で知った次第なのだ
念願の吹奏楽団のコンサートに行く立派な動機もできたということで、本日オペラシティに着た次第なのだ
さて会場に着くと、ブラスバンド部の若者たちで、熱気むんむんということも無かく、普通に空いていた
最初のグラン・パルティータは、所謂13管楽器のセレナーデなのだが、とにかく長い、
途中から寝てしまった、もうちょっとブラスっぽい曲が聴きたかった
後半は奏者がぐっと増えた、全体で40名くらいだろうか、前列にクラリネット」、オーボエが来ているが全体の構成が分からない
プログラムに、通常の構成とは異なり、アルト・クラリネット、バス・クラリネット、サックス類が使われず、ホルン系が用いられていることが掛かれているが
その他打楽器は何を用いているとか、楽器の構成は具体的に書いてほしいものだ、
1楽章は活発な感じで、2楽章は親しみやすいメロディ、Wikiを見ると以前にコマーシャルで使われたことがあるそう、一体何のCMだったのだろうか
3楽章が2台のチューバで始まるのは独特だけど、やはりゆったりとした演奏、4楽章はブラスらしく派手に鳴らして景気よく終了という感想
残念ながら、吹奏楽を批評するほどの審美耳がないので
最後のガイーヌ組曲では楽器が更に増えるが、やっぱり、剣の舞とレズギンカが群を抜いている、後も3曲はもう少し捻った編曲が出来ないものなのか
トーマス・ザンデルリンクさんは、高名なクルト・ザンデルリンクの長男、御年82歳だそうだが、足元はしっかりしている
これを機にたまには吹奏楽も聴くようにしよう

6月20日19時 NHKホール
指揮:タルモ・ペルトコスキ
ヴァイオリン;ダニエル・ロザコヴィッチ
コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
アンコール
バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004 ― 第3曲「サラバンド」
マーラー/交響曲 第1番 ニ長調「巨人」
今シーズンのN響定期の最後を飾るのは、25歳の指揮者と24歳のヴァイオリニストという清新なコンビ
それにしてもフィンランドは次から次へと若い指揮者を楽壇に送り出してくる、
ある時期に才能ある若手が集団的に発生する現象は音楽界に限らず各分野で起きているように思わる
きっと良い環境が整っているのだろうが、閑話休題
話題のコンサートということで、満員御礼とは行かなかったが、いつもの定期より席が埋まっている
登場した2人は若い、特にペルトコスキは写真より幼い感じがした
オケは14型、今月のコンマスはすべて郷古さん
コルンゴルトは久々に聴く、ロザコヴィッチが奏でる美音が映画音楽に由来する各楽章の曲想に合っていた
力強い演奏ではないが、非常に端正な印象で、アンコールのバッハも素晴らしかった
聴衆からも、惜しみの無い拍手が送られた
そして後半の巨人は16型、Hr8、Tp5、全体にスローテンポで非常にスケールの大きい演奏だった、
ツイッターにも書かれていたが、綿密なリハーサルが行われたらしい
ペルトコスキは暗譜、指示を出しまくる感じの感じの指揮ではないのだが、当を得た指揮だったのでは
こちらの方も客席からは万雷の拍手、わたしも今日は、参賀まで残った
ペルトコスキが別の曲を振るのを聴きたい、事務局は、早急に次回のオファーを出すべきだ
