9月25日19時  サントリー

指揮=ケント・ナガノ

マーラー:交響曲第7番 ホ短調 「夜の歌」

ケント・ナガノを聴くのは初めて、
コロナ前にN響とヴィトマンのオラトリオ箱舟の演奏がアナウンスされていたが敢え無く中止
今回プログラムを見ると、97年のサイトウキネンとの共演はあるが東京のオケとの共演は86年の新日フィル以来という

ステージに現れたナガノはほっそりとしているが、白髪交じりの頭髪は豊かで、どことなくオザワを彷彿とさせられる
オケは16型、コンマスは林さん、
読響のコンマス、主要なコンサートは殆ど林さん、時々日下さんで回しているが、流石に林さんの負担んが重すぎでは、

ナガノのタクトが下ろされるが、いきなり金管が不調でずっこける
最近演奏機会が多くなってきた夜の歌だが、なかなか求めるような演奏には出会えない
ナガノのタクトは非常に的確に見えるのだが、オケの一部の反応のズレが目立った、

これは夜の歌の課題なのだが、4楽章のギターやマンドリンはオケに埋まって聞こえづらかったのが残念だった
素人考えだけど、ギターやマンドリンの数を増やしたような事例は無いのかしら
2、4楽章が思いっきりナハト。ムジークな演奏に出会いたい

Hr,Tpは最後までさえなかったが、5楽章は結構盛り上がり、終演後は最近の定期の中では一番の盛り上がりだった
読響はナガノを是非また招聘して欲しい、現代作品が聴きたいです