ワインじゃないお前は酢 -144ページ目

いやなものほどよく染まる

「○○に染まってる」と感じる瞬間 ブログネタ:「○○に染まってる」と感じる瞬間 参加中

親父と自分は普段からたいして話をしない。

親父はよく家の用事をすっぽかして一人で遊びに行くからだ。

家族に溶け込むのが苦手らしいが、端から見るといい加減になれて欲しい。


人のそういった粗を探すのは大得意だが、自分は親父によく似ている。

用事をすっぽかすこともそうだが、人が集まっている場所を窮屈に思う。


パチンコをやり、タバコを吸い、酒を飲む親父。

酒を飲むところだけは親父と似た。

パチンコは生来、嫌いでタバコは吸っていたが意味が無いと気付いてやめた。


親父と同じようなしぐさをしないよう、気に掛けているが母親から言わすと笑っているときやら怒るときが大変よく似ていると言う。

それを聞いてとても腹が立つ。


この前実家に帰ってきた時のこと、夜中に電話が掛かって飲みに誘われた。

近くの飲み屋へ行くと、親父と親父が懇意にしているスナックのおばちゃんが座っている。


スナックのおばちゃんは近々、店を閉めようかととても思い悩んでいると言う。

親父はその相談相手になっていたようだ。

自分が呼ばれたのは、話の詳細は知らないがある程度、おばちゃんの心に決着したものがあり、愉快に飲みなおす為らしい。


「じゃんじゃん歌え」とカラオケを促す親父。

おばちゃんは色々とつらそうな顔をして、それでも気丈に優しく振舞うので笑顔で歌う。ビールも飲んだ。

親父は盛り上げることが上手い。

やんやと宴会をしていると、親父の子分という女の人が来た。親父は外に出ると顔が広いようだ。

誰もが年を食っているのに、馬鹿話・与太話に花が咲いた。隣の席のおっさんまで巻き込んでいる。


そんな良い部分が染まらなくて非常に残念だと思う。

足らないなりに考えてみた

漢字一文字のTシャツを着るとしたら? ブログネタ:漢字一文字のTシャツを着るとしたら? 参加中



ゴールデンウィークに遊んだ富津在住の友人へ「明日は水戸へ遠征に行くぞ」と伝え、当日の格好は原色の黄色に「豚足」とぶっとい文字が入ったTシャツ。何がしたいのだ。
別の友人が違う日にその姿を見て「一緒に歩きたくない」と軽蔑されたらしいが、気にしていないとのこと。
結婚適齢期の盛りなんだよお前は、気にしろ。

漢字一字のつくりは格好良いが、なまじっか意味を知っているので照れくさい。
字が人を現すなら着ている誇らしさもあるが、端から見ればただの人で雰囲気だけで伝えられないことがまた照れくさい。
かつてK-1に出場していたゲーリー・グッドリッジの如く、逞しい左の肩あたりに彫られた「剛力」のインパクトくらいは欲しい。名が実を現して格好良い。


字が自分を紹介してくれることを願って、漢字一文字を載せるなら、最近は自転車によく乗ることから候補は自転車や漕ぐことに関連させたいが、一文字だとまったく印象無し。
漕。自転車に特定し難い。ボートやブランコにも用いられる。
転。説明もいらないほど間抜けに見える。おそらく大抵が「ころぶ」と想像する。
輪。なんとなく好きだし、なんとなく車絡みとも思えるが所詮は「わ」だ。
速。あまり速くないので却下。
脚。大きく出た感じがしてプレッシャーに負けそう。足の何を主張したいのやら。


よく考えると。
ゲーリー君が「剛力」とTシャツど真ん中に書かれているものを着るならばどうだろう。とてもダサくて格好悪いと思う。腕の方が渋い。
要は、文字の大きさや場所が肝なのではないだろうか。
背中に一文字、胸に一文字。これは堂々すぎて印象が強すぎる。
例えば左胸のポケットの淵にワンポイント、肩の所へロゴの様に一字、わき腹あたり腕で隠れるところに一字。
こういったところにこそ、漢字のわびさびが発揮されるのではないだろうか。
後は、文字によって角ばった楷書体や曲線の多い草書体を使うか。字よりもデザインに見える文字を使えば少しは映えてくる可能性はある。

結果、「行」にしたいと思う。
控えめな漢字だが前向きな字で、また、あまりこの文字を使う人がいなさそうで良い。
崩して動きを出せば、格好が良さそうだし。

マニュファクチャーの前に

一番好きなおにぎりの具は? ブログネタ:一番好きなおにぎりの具は? 参加中


コンビニのおにぎりと、手作りのおにぎりは当然といえば当然だが味が違う。
コンビニのツナマヨネーズおにぎりの味は大して美味くないのに一種の中毒になりそうだ。手作りだと米が水分で糊になって崩れるし、一味足らない感じ。不思議。

すしではイクラが好きなので、ちょうど北海道から帰り土産にイクラを貰い受けた際は、おにぎりの具にしてみた。
遠慮のない握力にて握ったお陰で外側の粒は潰れておにぎりの外側まで汁が飛び出て生臭い。握った飯も硬くて美味くない。

梅干や昆布あたりが手作りにはちょうど良いと思う。オーソドックスで多少のミスはフォローしてくれる。
少し奮発して明太子も良い。夏場は直ぐに傷むので焼き明太子。
しかし、出されるなら何でも食べるが。


色を問わずがっつく性格は生来ではなくて、少し繊細だった時期はある。
小学校一年生の頃だったか、三角形のおにぎりが大きくて気持ち悪く、せっかく握ってもらったのに弁当の時にはいつも残していた。

母はそれを気に食わなかった上に、何とか食べさせるためにおにぎりの形状を変えた。
出来たのは小さい俵型のおにぎりで、予めおかかをまぶして飯と醤油でまぜたものを握り、腹巻の様に海苔で巻いたものを持たせてくれた。
醤油と鰹節の良い香りは飯が冷めても消えることなく、また姿の可愛らしさに食べやすく、二つ作ってくれた小さなおにぎりは簡単に平らげられた。
今や三角おにぎりすら作ってもらう機会が無いので、いつまでも懐かしい味。

俵型のおにぎりを初めて口にしてから二年が経ち、小学三年生。
育ち盛りと言えば聞こえは良いが、とてつもない大喰らいになり太った。もはや俵型のおにぎりでは満足いかず食欲が三角おにぎりの見た目を打ち破り、がっつく。
学校の給食は強烈なスピードで平らげて、「役に立たないが大喰らい」の称号を持つ。褒められる角度が1度も無い。
その時の先生が決して強要はしないが給食を残すことを嫌う先生で、よくおひつに余ったご飯を寄せ集めておにぎりを握ってくれた。
それこそ中に入れる具は存在せず、ただ塩だけ掛けた握り飯だったが、先生の手の暖かさがもらって直ぐ手のひらにじんわり伝わり、とても美味しかった。お代わりをしない女の子ですらお握りだけはねだる大した人気裏メニューだった。
あんなことをしてくれる先生は後にも先にもあの人だけで、今になれば食事を無駄にせず押し付けもしない、賢くて優しい人だと気付く。

母の工夫作か、先生の塩にぎりかどちらも捨てがたい。