ワインじゃないお前は酢 -126ページ目

海と山 2

金曜日の夜で時間は20:00。
富津に住む友人へ連絡をすると、「暇だ」と「来れば」の適当さ。

吐いた唾を飲まんとけやと諸々装備を整えて、22:00に北千住へ出発。
江戸川を越えて千葉に入る。

00:00迎える頃、脇目をくれずトラックに行楽で浮かれた音がする兄ちゃん車の作る渋滞を抜ければ千葉市街から外れて、蘇我に入る。

友人へ連絡。
半かな口調で「蘇我に入ったで」と心は「覚悟しぃやぁ」と続く。
「速いね」眠そう、興味が無さそうで、こちら一方通行でやる気。

蘇我から姉崎、木更津まで工業地帯の横を国道16号が走る。
向こうは工業地帯特有のよく張ったライトがパイプラインで構成された建造物や煙突へ当たり、銀河鉄道の夜。
そちらは良いね。こちら工業地帯前照明無し、トラックのヘッドライトバックライト頼りに真っ暗な道を行く。自転車をこぐ汗と違う汗をかく「パンクをしてくれるな」そればかり気に掛かる。

1:00。
木更津市内に入る。
街が明るいと余裕が出る。ペースを落として君津に入る前のコンビニ駐車場から電話を掛ける。
寝たのか出ない。待って数分で折り返しが着て、「へいへい」位の浅いテンションで迎えに来てくれることとなる。

自転車から車輪を外して輪行バックに片付けて、コンビニで買った惣菜パンを食べてパインジュースを飲み干した頃、こちらをさかんに照らす車が現れる。
「まさか本当に来るとは思わんかった」。真夜中くんで来るバカおらず、そうだろう押し掛けの極意を見出だしたり。土産に来るまでの補給食だったうまい棒7本、ぷっちょの残りわずかを渡す。
「全部たこ焼き味か」とうまい棒の幾つかから一本を取り出して笑っている。

真っ直ぐ家まで行くのも何だと言い、富津岬まで連れてもらう。
風が強く雲に靄は晴れて、地球上円状に横浜から東京の放つ明かりを見る。中々の眺めで「自転車こいだなぁ」という実感の喜び、足にくる疲れ。

海と山

一昨日の夜から君津市までサイクリングを始めて、騒がしい街から無灯火の工業地帯をはしる道路や国道16号のラブホテル群を抜けていく。

木更津を越える寸出前にて富津に住む友人と交信。
予めピックアップの約束をしたのにまだ家にいやがる。

コンビニエンスストアでパンにジュースを買い求めて、待ちぼうけの時間をそのままぼうけて待つ。

楽しい土曜日の幕開け。
向こうから型の古い軽自動車が寄ってくる。「よう遠くから来た」と友人に迎えられる。

半クラッチおっかなびっくり

教習所の思い出 ブログネタ:教習所の思い出 参加中

実車研修1日目、教習所内の練習所にて。

車はオートマチックで楽勝。


実車研修2日目、学科研修後に授業。

初めてのマニュアルトランスミッションはシフトレバーの下、1stギアとカウンターギアが喧嘩をしてぎしぎし言わす。

半クラッチは左足で右足はアクセルとブレーキだが、左足でクラッチを踏みながらブレーキを踏む器用が発生。

左のカーブに入る直前、それをしてタイヤブロックに突っ込む寸前に教官殿の補助ブレーキが炸裂したのち、シートベルト越しの衝撃を食らい、失敗と衝撃で体は硬直した。おそらく硬直をしたいのは教官殿だろう。


実車研修3日目、学科研修後に昼食を食べて少し呆けた後。

昨日の轍は踏まんと思う気負いが乗車前に溢れ、教官に伝わる「こいつはやばい」と。

ハンドルの握り手は硬く、ギアシフトは和菓子職人が練りあんを掻くように重く、クラッチはヨット冒険にて遭難、太平洋を漂流後に救命をされ、始めて故郷の大地を踏みしめる苦労人の尊厳でもって押し込む。


実車研修4日目、休みの日朝から参る。

坂道発進が好調で、左折、右折、一時停止後の発進時の確認事項がいちいち小ぎれいでわざとらしくなる。


その後、効果測定を順調にパスして路上も安全速度を遵守。

とうとう高速道路の教習となる。


中央高速へ入る。ここまで来るのに春に入学して夏に至る。

料金所をパスして、オートマチックのアクセルを初めてベタ踏みして速度を上げる。初めての車旅行は絶対に高速道路を使おうと決めた。


生徒数人で乗り継ぎ走り、教官殿の満足を頂き、折り返して帰ることになる。

帰り道は夏らしい入道雲から雷雨が勢い良く降って、速度規制が掛かる。

途中に高速道路のライトというライトが全て消え去り、停電を味わいながら紫光をながめて花火大会の如く、同乗者のみんなで「うわぁ超きれい」と団欒する。今起きている天災はまるで対岸の火事の如く。


学科は鼻から生真面目に勉強をしたせいか案外楽にパスをして、実車研修も最後には10時10分ハンドル持ちが板に付いて調子に乗る。

おかげさんで免許センターも1度の訪問で済む。



色々と書いては見たが、何が一番の思い出か、掘り起こすと教習所に隣接した食堂のオムライスが美味しかったことと、帰り道のお好み焼き屋の鉄板料理が美味しかったことを思い出す。店の名前は忘れたが客のお好み焼きを作り終えると、孫へ電話をかけていた店主は健在だろうか。