でりの気まぐれ日記 -56ページ目

ブレーキングっ!

コーナーがせまる
もちろんブレーキングは極力、奥にとるつもり
バックミラーをチラッと見る
完全に、スリップストーリームに入っている
スピードメーターを見る…160キロ前後を指している
思ったより出ているな、足に力が入っているのがわかる


フットブレーキと同時にサイドブレーキレバーに手が伸びる
最初から、ドリフトをするつもり。
今回の作戦である
ドリフトとグリップを織り交ぜ、ベストの選択をする
後ろに都合良くいるから、どのコーナーで、
ドリフト・グリップのを選択するか判らないから
抜くタイミングが、わからないはずである。
そのための布石、最初のコーナーはドリフトすると決めていた。


タイミングばっちり、ウォーミングアップの時の練習が生きている
しかし、ついてくる… ピタリとついてくる。
コーナーの立ち上がりで横に並ばれそうになる
やはり加速力は鋭い
それともあえて抜かないようにしているのか…


今のドリフトは、オイラにとってはイメージ通りに近かった
それなのに、並ばれそうになる?
ホントか…夢でも見ているのではないか…
明らかに、腕も、車も違う
やはり敗色濃厚である
しかし、心が折れればそこまで。
折角、後ろについているのだから、プレッシャーに負けなければ
オイラのほうが有利のはず


まだまだ、試していないことがあるのだから諦めるわけにはいかない。


主役登場っ!

主役がようやく来た。
来るのが遅いぞっ!
なんとなく、ギャラリー増えているし…


「てめっ! みんなに話したろっ!」とオイラ
「よいじゃん 知っている顔ばかりだし」と言われた


確かに、良いといえば良いし。
ある意味、若いやつらにとっては勉強になるかもな…
とは言え、オイラの勝てる要素は少ないのには変わりなし。
負けると判っていても、一矢報いてやる。


「○○ちゃーん(友達の名前) がんばってぇ~♪」と、子供の声
なに子供の声? 娘だった…_| ̄|○


こう言う時と言うのは、血族は味方になるのでは?
完全に、「アウェイ」状態だ。
オイラは、「悪役」かいっ!
まぁ、いいや~  悪役も嫌いじゃないし。


グリッドに並ぶ。
心臓がバクバク言っている
行くぜっ!  良い気合の乗りかも…


よいよ、スタートっ!
上手いクラッチミートっ!
よしっ!と思った瞬間 相手がいない  なぜ?
事故ッた?  どこで?
ミラー見る…いたっ!  右後方に
本気で踏んでいないなっ!
後ろについてぶち抜くつもりか?
自分で、頭の線がブチブチと切れる音が聞こえた
「なめてんな こいつっ! 上等だ!」
だいぶキレたので、すべてのコーナーを余裕なしのブレーキング勝負だっ!


主役が来ない・・・

今日の主役は、まだ来ない…
ずっと来るなっ!とか思ってしまう。


久しぶりに会った友達もいたので、車の事を聞く
前に、オイラが手を入れた車でもある
まぁ、でりチューンとでも言いましょうか(笑)


結構良い感じの調子は維持できているらしい。
しかし、最近はなんか物足りないらしい。
それは、腕が上がってきている証拠であり使いこなしているということ。
その車は、FD-3S  ロータリーである。
やはり、オイラはロータリーファンであり
ロータリーをみると何かしたくなる…
悪い癖だ(笑)


話しているうちに、速さを試したくなってきた
バトルか?(笑)  おーうっ!(爆)
という感じぃ~♪
軽く相手してやるか と思っていた
しかし、実際にバトると速い
思っていた以上に、速いっ!
これって、オイラの腕が落ちているのか?と感じるぐらい。
実際に、これだけ追い掛け回させるとは思わなかった…
どれだけ練習して、タイヤをだめにして、ガソリン代を使ったのだろう
オイラの記憶にある走りではなかった。
嬉しいような、悲しいような感覚。
でも、ここでまだ負けるわけには行かない
オイラも、本気の領域を使い始める
この領域まで来ると、FRとAWDの差がでてくる
少しずつ差は開く。
バトルには勝てたが、自分で自分が情けない…
車の性能に頼らなければ、勝てないぐらい腕が落ちているのだろうか…
後から聞いたら、区間タイム的には上がっていた。
腕が落ちたのでなく、友達たちが腕が上がっていたということなのだが…


オイラは現状維持だが、年下のやつらは確実に腕が上がっているということになる
年が違えば成長力が違うというのは理解できる。
もし、同じ年になったときにオイラは今のみんなには負けているだろうなぁ~
なんとなく、情けない…