星組DC『鎌足』感想② | ★F**kin' Perfect★

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徒然なるままに、つらつらと。。。

タカラヅカニュース内で紅さんの始球式の模様が流れましたね!

地上波でタカラジェンヌを見ると何ともお得感があるのですが、

宝塚専門チャンネルで阪神の選手を見るのもお得感が(笑)(いきなりの糸原応援歌)

 

直接観に行きましたし様々な角度の写真も観ましたけれど、

やはり正面からの動画を見ると、、、紅さんの暴投具合がよくわかりますね(笑)

あーちゃんとのトークも可愛くてグッド!というか、何気こんなテンション高い

あーちゃん見たことないかもってぐらい、野球魂に火が付いていたところも良しメラメラ

 

星組生総出でバスで来られたことも、ゆうちゃんさんやみつるさんの事も言及。

あの場に居合わせた時の興奮がまた蘇ってきましたアップ

 

 

それと星組繋がりということで。英真なおきさん理事就任おめでとうございますクラッカー

本当にビックリ嬉しやで音譜きっとじゅんこさんなら新しい風吹かせてくれるはず!

 

同時に松本先生がご勇退で以後特別顧問としてかかわられるそうですが。

舞台はもう御歳のこともあるので出演はされないんでしょうか。

となると、あの「おまち」が最後ということですが、、、

やはりきちんと“退団舞台”という形でもう一舞台観てみたい気もします。

 

 

そんなこんなですが『鎌足』感想の続きです右矢印

 

脚本について。最初、この鎌足像に違和感を覚える方は多いのではないでしょうか。

もっと陰謀に長けた政略家のはず。もっと高圧的で権威を欲する野心的な人物なはず。

しかし、そのイメージは後世の物語によって(宝塚的には『あかねさす』等)

押し付けられたものなのだと思い知らされました。

 

歴史は勝者の物語とはよく言ったもので、敗者の物語は消されます(例:阿弖流為)

かといって、勝者側の歴史が正しいとは限らない。いや、より正統性を高めるために

騙る事だってままあるでしょう。より強者として語られるために。

 

史実のみを正として行間をフィクションで彩る物語はよくある手法ですが、

今回はその史実(というか事実)すら恵尺に破り去られた。

その“後世に残されなかった本当の話”という体で物語は進んでいきます。

 

まぁつまり史実そっちのけでどうとでも書けるという点では、正直そのやり方は

ずるいなぁとも思わないでもないですが汗歴史のifこそ心滾るものはないですからね(笑)

“入鹿が単なる悪ではなく、理想と現実の乖離への葛藤、

そして軽んじていたと思われた帝への愛ゆえに堕ちた修羅道だった”

だなんてそりゃ“日本書紀”に残せんだろうと。

 

中大兄がヨシコに懸想して~の流れはどこぞの『あかねさす』かとも思いましたが。

この時代の婚姻(と言っていいのかはわかりませんが)は家と家、主従の関係を

強固にする手段に過ぎず、あちらに嫁ぎ~こちらに迎え~というのはよくある事。

異母兄弟同士、叔父姪、元天皇妃、姉妹一緒に~etc枚挙にいとまがありません。

 

脱線しますが、今回みきちぐさんが演じられた蘇我倉山田石川麻呂。

あの件で一族郎党全員が・・・とも思われがちですがそうでもなく。

その娘二人は天智天皇に嫁ぎ、その一人は持統天皇、もう一人は元明天皇を生み。

更に元明天皇の血筋から文武、元正、聖武、孝謙と続いていくわけで。

この時代はややこしいですが面白くもありますね!(血筋に女性天皇4人もいるのも面白い)

 

戻して。個人的には藤原不比等は天智天皇の血脈なんじゃないかと思っています。

“大鏡”にかいてありますし、あの突然の強権っぷりは皇嗣だからこそとも。

ですので、あの一連の流れは至極納得いくもので「よくぞ描いてくださった」と。

 

 

続く右矢印