月組大劇グランドホテル』『カルーセル輪舞曲』感想④ | ★F**kin' Perfect★

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徒然なるままに、つらつらと。。。

一応自分用の備忘録ということで。今更ながらの続き右矢印

といっても今さらすぎるので(自分も結構忘れてるし)汗ササッと全体の感想とお気に入りシーンを。

 

全編放送という太っ腹ぶり。昔『眠らない男』もやっていましたが、あれはフィナーレだけでしたし。

あの時も「あれ?これは、、、」と思っていたものですが(紅さんの歌とか(聞き馴染まないとあの

変調ばかりの歌は慣れませんからねw)餃子祭りとかw)生で観てからガラッと印象が変わりました。

まさしく今回もそのパターンで、やっぱり舞台は生でナンボだなと(とはいえ、初日開けてすぐの録音と

いうことで演者側が相当緊張していたのもあると思うのですが)と言っても思う所も無きにしも非ず。

 

 

構成について。『モンパリ』をオマージュし、世界を巡るというコンセプトの今作。全く違うテーマの

シーンを水先案内人で繋ぐことによって一貫性を持たせています。ちょっと『ル・ポアゾン』

思い出しますが、それこそ仕草やベタですが語りとかにすればよかったのに歌わせるんだ~と汗

みつるさんの出番が多いとかそういうことではなく、そういう仕草で魅せれる人なのに組子なら

ともかく専科で得手部分を封印し(黒燕尾なみつるさんが観たかった)あえて不得手部分で使うのは

久しぶりな大劇場とは言えどうかなとも。(普通に『ジエンタ』のマギーさんとかの様に使えばと)

 

シーンごとは既視感はあるものの、結構見応えもあり好きなシーンもちょくちょく。月組あるあるな

ちゃぴちゃんがカッコいいお姉さま引き連れてのNY。ちょっぴり冗長に感じましたが、これぞ月娘と

いうのを魅せてくれます(そんななかわかばがわかば過ぎてw)汽車のラインダンスはありちゃんが

水を得た魚状態で微笑ましいですし、テキーラの男祭りは放送の時からキュンキュンしてましたラブラブ

 

サンバのシーン。正直無理くりカポエイラを入れずに普通に全編リオのカーニバルでもよかったんでは?

サンバステップの超絶足技には思わず目が釘付け状態目みやちゃんの妖艶王子ラブラブ!ここはもう

語る言葉がありませんね恋の矢からのまんちゅうしょぼん稲葉先生の退団者に対する愛を感じます。

 

そしてやっぱり一番グッとくるのが日本に帰った黒燕尾。基本はこの形なんだと改めて思い

知らされます。馴染み深い曲が壮大にアレンジ、フォーメーションも美しく。この群舞だけでも

見た甲斐があったと。(それにしてもまゆぽんの立ち位置がどうしてもラスボスにしか見えないw)

 

 

衣装について。とりあえずド頭から中々着こなすのに難しそうな(特に頭汗)女性陣はともかく

男性陣は一歩間違えたら突っ張った不良のようなとも思ったり。木馬に見立ててるにしろ、もうちょっと

何かなかったのかなとも思ったり。サンバのシーンは懐かしの『ノバボサ』の衣装だったり。

中詰めは目に華やかですね(たまき君とちゃぴちゃんは一瞬モスラ?とか思ってごめんなさいw)

アメリカはスタイリッシュ、シルクロードは妖艶でよかったですが、やはり宝塚は黒燕尾が決まって

こそだなと。構成の時にも言いましたが、このシーンは何とも浄化されるようなそんな気持ちになります。

 

セット。世界を巡るというコンセプトのためか、全編にわたり兎角目を惹く回転木馬。幻想的で美しく

(特にプロローグ)それはそれでよかったのですが、今一本舞台と融合していないシーンも

あったというか(ただサイドに鎮座しているだけという)もう少し使いようがあった気がします。

(流石にペガ子の様に乗れとは言いませんがw)構成にも関わる話ですが、最初と最後だけ出して

場の繋ぎに“木馬の精”みたいなのをみつるさんが引き連れて転換するという形でもよかった気が。

 

音楽について。制作発表でもNHKでも聴いてたからか、耳になじみ易い。(そして、どうしてもサビが

「ミレ~ニアム~チャレ~ンジャ~♪」とダブるw)トップさんどちらもダンスよりの方ですから、全体的にダンスシーンが多かった気がします。だからこそ余計にみつるさんのお歌が目立つ形に汗

(逆に群舞にみつるさん混ぜて!とも)トシ君、からん君、まゆぽん辺りは流石の安定感でしたね。

 

 

幕開けの鬣こそ度肝抜かれましたが、総じてツボを押さえており満足のいく今作品。なのですが、、、

先ほども言ったように既視感があり、良くも悪くも無難。もっと言えば稲葉先生の個性が見えない。

『モンパリ』のオマージュという点を除いても、どこかで見たようなシーンをいいところどりをして

つなぎ合わせた様に思えてならないのです。今回だけならそれを悪いとは言わないのですが。。。

 

最近の稲葉先生は安心はできるけどワクワク感がないといいましょうか。お芝居は演者を魅せるより

自分の作品優先なのはどうかと思いますが、ショーはある程度「自分の作品を観ろ!」ぐらいの方が

いいと思うんですよね。演者側もお芝居より裁量がありそうですし(行きつくところはサイトーショーw)

 

勿論お客さんに楽しんでもらうこと前提ではありますが、佳作はできても傑作ができない。

『パッショネイト』『Mr.Swing』は物凄くワクワクしたんですけどね汗最近登板数が多いのも

原因な気もします(大介先生のような)期待しているからこそ少し辛口に最後なってしまいましたが。

 

 

と、何故急に月組の感想をあげたかというと、今日お休みできたのでヨサコってくるからでしてグッド!

(これ以上、上書きされる前にとw)クレヨンに会えるの楽しみにしてますにひひ