星組バウ『燃ゆる風』感想①・他 | ★F**kin' Perfect★

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徒然なるままに、つらつらと。。。

昨日は国際フォーラム千秋楽でしたね!本当に素晴らしい千秋楽だったみたいで。

きっと泣いちゃうだろうな~と思っていましたが、やっぱり泣いちゃった。その挨拶でおっしゃった言葉は

とうこさんがお披露目で話されてた言葉ですよね。北翔さんとの確固たるトップ2番手としての関係性も、

ちえさんとの兄弟のような関係性もいいですが、とうこさんとの師弟関係のようなお二人も好きでした。

きっとずっと心にとめて今まで頑張ってこられたんでしょうね。そう思うとこちらも目から汗がしょぼん

笑いあり、涙ありの千秋楽。明日のダイジェスト放送楽しみにしております!

 

そんな『オーム』感想も途中だし月組『グラホ』も書いてませんが汗先にバウ『燃ゆる風』の感想をば。

アメンバー様のご厚意で、かぶりつき席で。バウでこんな良席なんて『ジャンルイ』以来でした。

(本当に感謝に堪えません)おかげさまで、あの方やあの方のお美しい横顔をまじまじと目

それだけで天に上る気持ちでw美しさに見惚れて上手く話しが入ってこないときも(笑)

 

 

そんなこんなですが以下、全体感想です(ネタバレも含みますのでご注意願います注意

 

思えば久々の登板鈴木K先生。そうそう、こんな演出する人だったわ~と思いつつ、ツッコミどころは

多々あれど半兵衛の半生をわかり易く描いておられました。(脚本、演出両方の意味合いで)

 

脚本、演出について。信長の美濃攻略中に半兵衛謀反による稲葉山城奪取の報から。からの

火の演出は、全く違う公演ながら『オーム』1幕ラストを彷彿と(両方ご覧になられた方は同じ思いかと)

この“戦火”の衣装が赤いお着物におかっぱなのですが、朝水先輩があまりにイケメンすぎて困るw

そして主要人物の登場。主題歌の雰囲気といい、鈴木K先生前作の『BASARA』の様でした。

 

1幕は三顧の礼から金ヶ崎の退き口まで。(清廉潔白な性格とその容貌、そして3度秀吉に乞われ

軍下に入ったことから古代中国の有名な軍師諸葛孔明に例えられ“今孔明”とも呼ばれております)

金ケ崎は歴史上のエピソードとして見てもクライマックスな部分ですし、オリキャラを投入することにより

更に劇的に。正直1幕でここまで盛り上げて大丈夫かと思いましたが(笑)(全くの杞憂でしたけどね)

 

割と最初から仕上がっている半兵衛という人物を更に成長させ(テーマをシーンごとにリフレイン

させるきらいがある先生ですが、今作では“命の使い道”を改めて半兵衛に思い起こさせる)

陳腐な演出方法ではあるんですが汗その陳腐さにやられてしまうからこそよく使われるんですよね。

(ただ、某オスカルばりに思いっきりフラグを立てていった三郎太に思わず笑ってしまいましたがw)

ラストの演出も半兵衛にリミットを設けることにより、2幕の加速的する展開に繋がっていきます。

 

2幕では荒木村重の謀反がメイン。1幕では少しおざなりだったいねとの関係性もいねの秘密を含め

描かれております。今生の別れと知ってなお、半兵衛“命の使い道”を求め戦場に赴き、妻は夫の意を

叶える為に行動に移すのがグッとくるし、その前の後ろから抱きとめるところなんてもう恋の矢

最期階段を上る所は「断頭台?」とも思いましたがあせる半兵衛の決死の想いが見て取れました。

 

いねとのエピソードと言えば、2幕に唐突に出てきた餅のお蔭で助かったという話。(そんでもって、

絶対2幕の餅は焼きすぎてるだろうと思ってしまいましたw)実は逸話として残っており、鏡開きの最中

戦になり懐に入れていたところ、作中のように矢が飛来し餅に刺さったとか。今回の半兵衛の

家紋は“九枚笹”ですが、この戦以降“石餅”を使うようになったとか(そんでもって、黒田官兵衛の

“黒餅”は半兵衛にあやかって使っているとか。家紋一つとっても歴史の一端が見えて興味深いです)

 

 

続く右矢印