雪ぽっぷあっぷのまん中二人のおっさん具合に爆笑し「年越す前にいい加減感想をUP
しないと」と焦りだす年の瀬ということで④ の続き
ドニー・トマケ・ドリーム乃(夢乃聖夏)
登場して1秒で笑える(笑)割と今までは公演の一部が“スーパーともみんタイム”でしたが、
今回は登場シーン全てにおいて“スーパーともみんタイム”でした(爆)
まずね、登場して数歩歩いただけで笑うでしょwそっからの直角歩行と言い、妙に激しい動きと
言い、気持ち悪いほどの腰の動きと言い(笑)・・・あれ、普段のともみんとそう変わらない
それほどまで“ドニー=ともみん”以外なにものでもありませんでしたwww
そんなドニーさんですが、ただ笑いを取るだけのキャラに留まらない魅力があります。
それは、“誰もが共感できる”ところじゃないでしょうか?(少なくとも私はです)
会社では落ちこぼれ、何をやっても上手く出来ずに年下の女性社員からも馬鹿にされる始末
そんないつもうつむき加減に歩いてるドニーですが、鬘を被って衣装を着てダンスをシャカリキに
踊ってたら違う自分になれる!(この鬘を被って~ってのが後々のミソですね)普段とは別人の
ように、どんなに周りからウザがられようとwダンスに賭ける情熱は誰にも負けません
ただ、この“誰にも負けない(或いは止められない)ダンスへの情熱”それに対する自信てのは、
あくまで“鬘を被って踊っている自分”限定なんですよねだからこそ、鬘が飛んだ時は
2回とも一気にいつもの自信が持てないドニーになってしまった
1回目の時は、よりによって会社の自分を知るヘイリーにみられてしまい猛ダッシュ
まぁこれがきっかけで、ヘイリーの前では鬘を被らなくても“スーパードニー”になる事が出来た
のですがwその後のヘイリーとの関係、もうよっぽどヘイリーがダンスに興味持ってくれた事が
うれしかったんでしょうね(笑)一方通行な愛が暑苦しかったですwwwあの暑苦しさを
受け止められるヘイリーって本当エライですよね(そして舞台で笑わない壮さんも)
2回目は、大会最中に鬘を取られてしまって、それまでシャカリキに踊っていたにも関わらず
一気にドニーに戻って動けなくなってしまい「貴方ならやれる!」ってバーバラの激励も
ドニーの耳には届きません、、、と、バーバラ姐さんの荒治療が(笑)
本当は、鬘なんかつけなくたって“ドニーはドニー”なんです。大会を通じて気付く事が出来た
ドニー、大会前だったら会社の人にダンスを馬鹿にされてもうつ向いて我慢していたでしょうけど、
「ダンスを馬鹿にするな」と毅然とした態度を取ります。(暑苦しい振り付きでw)
ヘイリーの時に“一歩踏み出す勇気”という話をしました。その一歩を後押しし、何事も一生懸命で
自分自身も踏み出したドニーを、物語後も応援してあげたくなってしまいます
『Shall We』やる前からドニーはともみんしかいないと思っていましたがwこれでもかってぐらいに
ハマり役!雪組だけじゃなく全組合わせてもともみん以上に合う人はいないでしょう
あの抜群なスタイルから繰り出される腰の切れやら、持ち前の暑苦しさやらで、とりあえず
出てくるたんびに笑わせてもらいましたがそんな言動だけじゃなくて、ドニーの性格面まで
愛おしくてたまんなくなる。ドニーの喜びやら悩みやら葛藤等、台詞にない“間”をしっかり
演じてくれたからこそ、ドニーと言うキャラクターに感情移入できたのだと思います。
(でないと、ただのキモチ悪いクネ男だしw)
ちょっとだけやり過ぎかな~感も、暑苦しくてなんて歌ってるか分からない感も無きにしも非ず
ですがそこはまぁ「ともみんだからいいか」って思ってしまう、星ファンですw
とりあえず「レッツパティーナイッ♪」はかなり癖になります
社交ダンスに命かけてるオカンとその娘(大湖せしる・桃花ひな)
性転換して割とホンワカしたイメージが強いせし子さん。(まぁ役柄は“強い女性”が多いですが)
今回はその男役時代のスキルをふんだんに行使しております!危うく惚れてまうやろ~とw
ド派手な格好で(日本だと豹柄を好みそうなw)いい男好きダンス命でストイックなエラに
とっちゃ“ただの男目当てでお遊びでダンスをしてる人”としか映らなかったでしょう
でも、実際は夫を亡くしてシングルマザーとしてちゃんと娘を育てながら、養育と亡き夫の
思いを引き継ぐためのダンスをやっていく為の金を稼ぐために昼は働きづめそれほどちゃんと
ダンスに関しては真剣だし、娘を観ればバーバラの人となりも分かります少なくとも、エラや
周りの人が思っていた“いい年して男目当てでダンスしてる人”なだけじゃないわけで
病院に運ばれたバーバラと付き添いできた娘を見て、エラも認識をあらためたんでしょうね!
自分が見えてる面だけが全てなのではなく、教室に来ている人皆が其々の形でダンスを
愛しているんだとそれに、同じ女性としても感じることもあったのだと思います。
そこからのバーバラさん、何かに吹っ切れたようで(きんぐに振られて見返してやろうという気持ち
もあったのでしょうけど、ヘイリーやドニー達の好意に答えたいって思いだったのでしょう)
競技会でも二人をリード(「あんたならそんなものに頼らなくても出来る」って啖呵切ったのが
マジでカッコよかった)大会でのハプニングもヘイリーを全く責めようとはせず。
年上としての頼りになる部分と、幾つになっても忘れない恋する女性の部分。そして母親の顔。
新たな顔をのぞかせるたびに「良い女だな~」と思わせてくれました←オヤジかw
見た目からして派手で、ドニー同様物語の“色モノ代表”としてw物語を引っ張っていきました。
が、ドニーに対しても言いましたが、深くバックボーンまで作り上げているからこそ“色モノ”だけに
おさまらない、キーパーソンとして物語の世界に深く息づいておりました。
何よりせし子さんの男勝りっぷり!当たり前ではあるのですが、男顔負けとはいえ“男役が
演じる女性の強さ”ではなく、“女性としての男勝りな強さ”なんです。(微妙な表現ですが)
過去の男役スキルをただ引っ張り出して演じるのではなく、男役としての経験を土台に
娘役の延長として今回の役を演じておられる、そう感じました
これが(観てないけど)『春雷』の可憐なロッテを演じてたせし姐さんだなんて今更ながら
役の幅の広さに、今の雪組に無くてはならない存在だなとともみんとのペア感もいいですね
そんなバーバラに育てられたコニー。ひなちゃんはどうしても最近映像で観た
「あっちょんぶりけ~!」→幕!
のイメージが強いのですが(笑)(アレは強烈やったわ)もう見た目からして可愛い
良くもあんな強烈な母親に育てられて、普通な子に育ったなとw(でもあのお母さんに
育てられたのですから人としての賢さと女性としての強かさも身につけてるのでしょうね)
続く