① の続き『JIN』個人の感想です。
南方仁(龍真咲)
実は観る前までは勝手に“ハートフル”系かと思っていたのですが(ドラマの仁がすぐ泣くのでw)
最初はクール(に見える)でちょっと人とのかかわりを過度に避ける。
それはもちろん亡くなった婚約者の件があり。大事な人を救えなかった悔いと技量の未熟さ、
(決してそうではないと思うのですが)そして大事な人を二度と失いたくないために大事な人を
そもそも作らないようにしているともとれる。(極端に言えば、怖がっているとも)
それが、自分が頑なに閉じていた心の扉を無理やりこじ開けて土足で入ってくるようなw江戸の
人々と交流をもつうち(龍馬もですが咲や勝・佐分利あたりもそう)婚約者が亡くなる前の
仁本来の性格に戻っていく過程が、表情や声色からも観てとれました
「私は神なんかじゃない」って台詞が何度か出てきますが、最初は感情的になってつけ放すように
言い放ちますが、そのうちそのまま流してますしね(もちろん神とは思っていないでしょうけど、
あえて否定しない←自分で大事な人達を助けられるものなら助けたいと思う気持ちの表れ?)
いや、上記ではクールな役作りと言いましたが、時々崩れるのが可愛くて(笑)まぁそこらへんが
本来の仁先生なんでしょうけどw龍馬と最初にあったシーンや(「坂本龍馬~!?」って言い方が
最初の“さ”が伸びててルパンぽかったwルパンて言っても3世の方「ふ~じこちゃん」的なww)
野風に呼び出しされた時のドギマギ具合(そりゃいきなり胸さわって~言われたら、わからない
でもないですが)喜市とのやり取り(先生実は大阪出身w)そして咲に見せる優しい顔
結命の面影があるとは言え、いつから好きになったのだろうとは思いますが。横で懸命に医療を
学ぼうとする姿、そしてひたむきに自分を慕う目線に、そりゃ~仁もあんな顔向けますよね
そんなまさ方先生ですが、歌は流石に安定。台詞回しもまぁ癖はありますがw私は好きですよ
ただ、病院から落下する「あ~」ってのが棒で。。。ちょっと笑ってしまった(笑)
橘咲・結命(愛希れいか)
もうね、か~わ~い~い~あんなお嫁さんが欲しい(笑)←そもそも貴女は、女です
そりゃ~お兄様も抱きしめたくなりますよね!あんな妹が欲しい(笑)←だから無理だって
とりあえず“お転婆”や“溌剌”といった言葉がよくお似合いで。きっと、昔はおままごとより
お兄様とチャンバラごっこをしていたに違いないw柄杓を構える姿も堂に入ってました
「咲は武士の娘です!」が毎回可愛くて仕方がなかったのですが、同時に同年代の女性の芯の
強さも垣間見えました。強さと言うか覚悟ともいいましょうか?現代なら「仁先生が好きで傍に
いたいだけでしょ?」とも言いたくなるぐらい、いきなりの弟子発言でしたがこの時代だからこそ
本気で医術の道を女性ながらに目指そうと志し(実際、後々まで続く医療所まで発展させた)
もちろん仁への憧れや想いはあったでしょう。ていうか、既に初対面から「運命の人って、
出てるかも」と顔に書いてありましたが(笑)そんな恋とは別に、尊敬する念も強かったでしょうね!
そんな咲。表情もコロコロ変わって可愛かったのですが、メイクや着こなしはもうちょっとかなとも・・
やはり現代の“結命”の方が似合ってますね日本物もレバンガです!
橘栄(憧花 ゆりの)
とりあえず“母は強し”ですね(笑)栄さんは漫画でも好きなキャラで、だからこそ恭太郎の手術を
付きそうシーンや、結核のシーン(いきなり安道名津登場w)がなくて残念でしたが。。恭太郎との
稽古のシーンは、下手したら普通にお母さん勝っちゃうんじゃないのって思っちゃいました(笑)
栄さんのハイライトは、やっぱり「貴方の道を進みなさい」と咲に言うところですかね。恭太郎にも
咲にも口に出して褒めたり認めたりすることはなかったと思うのですが(原作のイメージで)
ずっと心の底では認めてて遂にに口に出て言った、でもやるからには中途半端は許さないと、
その一言に全てが込められてる気がしました。立ち振る舞い一つ一つにも武家の矜持が
若い組子が多い中しっかり舞台をまとめられてましたね!観ていて安心感ありました
続く