雪組大劇『ベルサイユのばら・特出ver』感想② | ★F**kin' Perfect★

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徒然なるままに、つらつらと。。。

の続き右矢印個人の感想です。


フェルゼン(壮一帆)

劇場全てを包み込むんじゃないかってぐらい、深くて大きな愛。そして包容力グー

はっきり言って、フェルゼンって超絶身勝手自己中男だと思ってるんですけど(笑)

自分の愛を貫くために一体どれくらいの人間傷つけてんだよって感じですからね汗

(これを言うのは野暮ですが、やっぱ愛<責任だとは思うんですよね~現代人だからか?)


そんなフェルゼンなのに、カッコいいと思ってしまう。間違っているのについ理解を示してしまう。

一重に、壮さんの醸し出す重厚感と真摯さが「フェルゼン様素敵ドキドキ」って錯覚させてるのですね←オイw


壮フェルゼンは感情が高ぶることはあっても、常に理性は持ち続けてる。

(まぁ王妃とただならぬ恋に置いてる時点で理性があるかどうかは別としてw)

メルシー伯にわかれるよう告げられた時も、悪気はなくてもオスカルを2回も振った時も、

アントワネットに別れを告げた時も、王妃を助けに馬を走らせた時も。

ずっと耐えの恋をした男なだけあって最後の最後は思いとどまって感情を爆発させない。


そんな男が唯一理性が吹っ飛んだのが、王妃が断頭台に向かうとき。

あのフェルゼンがこんなに取り乱すとは!と、こっちまでジーンてなるぐらいの取り乱しようえっ

ずっと抑え目の演技だっただけに、最後の「王妃様~」は・・・来ましたね~しょぼん
(だから、余計にロケット降りんの早え~わっ!って思っちゃうあせる


流石だと思ったのが、お披露目なのにもう何年もトップをしていたかのような風格なこと。

もう結構なベテランさんですし、ベルばら専科なのもプラスに働いたと思いますが、

それでもこの広い空間を一人で埋めてしまうオーラはすでに熟成されてましたビックリマーク


更に、特出二人が下手したら食ってしまうんじゃないかってぐらいだったのですが、全然負けておらず!

タカスペとはまた違い、トップがガチでぶつかるとここまで緊張感が増すのかと恐れおののきました。


もちろんキャリアは壮さんが上ですが。。。トップと2番手以下ってやっぱり違うと思うんですよね。

上手く表現できないのですが、例えば組でトップと2番手の方が演技をしててもここまでの緊張感って

生まれないです。(上手い下手の問題じゃないです)

これがトップの重みなのか~とシミジミしました得意げ


そんな壮フェルゼンが一番生き生きしてるなって思ったのが、鞭のシーン(笑)

あんなにベチベチやったら、お馬さんのお尻が心配ですにひひ



マリー・アントワネット(愛加あゆ)

あゆさんの演技をまともに見たのって実は初だったりします汗

壮さんと比べたら学年はかなり下ですが、学年も新公外なだけありなんも心配せずに観られました!

歌もお芝居ももちろん向上の余地はありますが、及第点だったのではないでしょうか?

(ダンスはデュエダンだけの判断ですが・・・もうちょっとキレがあればいい気がします)


特に、月verロザリー同じく出番が極端に少ないのですがシラーフェルゼンへの想いや葛藤、

母としての矜持がしっかり出せていたと思います。

(少し白羽アントワネットにセリフ回しが似てるな~とも思いました)


中でも牢獄のシーン。断頭台に向かうマリーを止めようと駆け寄るフェルゼンに対し、背を向けたまま

手で制止したところ。その手だけの演技なのに、マリーの強さが垣間見えました。


逆に、これはあゆさんの責任ではなく脚本の粗ですが、ちょっと王妃としての部分が弱かったかも・・・

「フランスの・・・女王なのですからぁ~」が無かったしねダウン

だから、どうしてもフェルゼンと道ならぬ恋に走ってしまって王室の責任を果たさなかったって面が

強く出てしまい、最後ベルナール達がマリーを逃がそうとするシーンも説得力がかけるというか。

あとね・・・もうちょっと絞ってくれ~と叫びほら・・・壮さんが小顔だし・・・レバンガ!



マリーを愛した者たち(磯野千尋&汝鳥伶)

ルイ16世は今公演で退団される磯野さん。なんつ~か、マリーがフェルゼンに行っちゃうの判るわ(笑)

だってさ~年が離れてるんだもん~にひひ

確かに卒業の花向けと言う意味合いでしょうが、史実でも享年38歳なのに。。。

(ちなみに原作のルイが死ぬシーン、何気にカッコいいって思ってます)


あと、植爺のルイ像って納得いかないんですよね・・・ルイに対し、凡庸ではあるけどアホではない。

平時であればそれなりに国を治めてたというイメージを持っているんですが、
いっつもなんつ~か、バカ殿?なルイがどうもなんですあせる

(その点、景子先生のルイ像は私のイメージどおりって感じでした)


それはともかくとして、ルイのマリーに対する思いや苦悩は流石の演技でした!

また、そんなに重い演技ではないのに居るだけで場も締まりますしねグッド!


メルシー伯な汝鳥さん。なんかメルシー伯ってまやさんのイメージが強いのと、

月verでオスカル父だったので軽い混乱がえっでも、こちらも流石の演技です!言うことなしです!!


・・・実は、伯爵邸に窓から忍びこんだり公安委員会の目を盗んで王妃に面会したりと、

何気この人最強なんじゃないかと(笑)


あ、あと。。。そろそろ汝鳥さんの健康が心配です叫び自前のに(自主規制)は少しずつ落とした方が・・・



続く右矢印