昨日は札幌で新卒採用セミナーでした。



2日連続で採用イベントに参加したのですが
非常に良い出会いがたくさんありました。

たくさんの質問ももらったのですが、その中で
印象に残っている質問があります。

「どの会社のセミナーに行っても、
『若いうちから大きな仕事で活躍できるよ!』
と言われます。どのように判断すればよいのですか?」


確かに私が就職活動のときも、このトークを聞きました。
理由はシンプルで、若い若いとアピールするのは
その会社ごとに「若い」の判断軸が異なるからなんですよね。

特に企業ごとに異なるのは、「時間軸」。
つまり「スピード感」です。


他の会社で40代で若手、という話も聞いたことがありますが
その会社の中ではそれが事実。いい悪い、ではありません。

会社によっては「早い」と思うことが、

他社から比べると異常なまでに「遅い」と感じることもあるので
自分自身の肌感覚と合わせて考えることが大切です。




学生のみなさんへの私からしたアドバイスは3つ。

(1)「何才から、何をしている事例があるのか」を聞く。

就職活動では「事例を聞く」ことが大事です。
事例があれば、より納得感も持つことができるので。
さらに、似たような事例をもっと聞くこと。
そのラインナップが多ければ多いほど、
企業が宣言しているだけなのか、
実行も伴っているのかがわかります。

(2)「自分でどんなことを決断できるのか」を聞く。

「大きな仕事」という時に大事なことは、
自分自身が主役になっているかどうか。
自分で決めて、自分で動かす。
もちろん上司や先輩のサポートを受けながらですが、
自分で決めてからやるのか、それとも言いなりなのか。
このあたりを聞いてみることで、自分の体験をイメージできます。

(3)最後に自分の価値観と照らし合わせて考える。

最後は自分の価値観にしっくりくるかどうかの確認。
若い・若くないの判断も人によってことなりますから、
事実を確認した上で自分に合うかどうかを判断するのがよいでしょう。


サイバーエージェントでは若くて大きな仕事をするだけでなく
大いに活躍するという事例が本当に増えてきました。


■サイバーエージェント本体の取締役8名のうち3名は新卒入社。

そのうち石井取締役は新卒9年目で抜擢。
子会社を立ち上げて社長として大きな業績を上げました。
http://ameblo.jp/hiroyuki/

■新卒で社長や役員になっている「新卒社長」は33名。

たとえば今回「あした会議」の一緒のチームで協力してくれる

スマホ広告会社社長 Y内氏(2006年新卒)
スマホアプリ開発会社社長 卜部氏(2010年新卒)などをはじめ
新卒入社組で子会社経営をしている人が現時点で33名います。

一つの企業グループの中でこれだけの数で
新卒(しかも多くが20代)で経営者になっている
ケースはほとんどないと思います。

■「内定者社長」というケースも出てきました。

私もよく使っている毎日の思い出を写真で残す「my365」
内定者のみんなで力を合わせて創ったアプリが現時点で
50万ダウンロードとヒットしているのをきっかけに
新会社を設立し、内定者4人に経営陣となってもらいました。

サイバーエージェントのベンチャー度は年を追うごとに
加速している実感があります。

私が入社した20人のときのサイバーエージェントで
働いた時の体験も印象的でしたが、今の当社では
それ以上に若い人がどんどん会社を立ち上げ、
しかも大いに活躍しています。

それもインターネットという新しい産業が黎明期から
いよいよ成長期に入っているから。
だからこそ、多くの若い人が活躍できる舞台が広がっています。


その中でもサイバーエージェントは
まさにベンチャー企業の集団であり、
さらにその勢いを加速させるつもりです。



就職活動の学生のみなさんには
自分が主役になれる産業で、自分が主役になれる仕事を
思いっきり楽しんでほしいと思います。


この思いを伝えるべく、今年も採用活動は全力で取り組みます。