日本のワインとは!?
最近、昨日もそうだが、日本のワインについて考えることが多い。
もうすでに世界に匹敵するワイン造りが行われているし、実際品質が高い。
では日本のワインは世界に比べるべきなのか?
そうかも知れない。もちろん、そうしないと認められないだろう。
でもね、もっと大切なことがある。
それは日本のワインの個性を造ることではないだろうか?
日本には「甲州」というブドウがある。これはほんとに素晴らしいブドウ。
今、各地でこの品種の潜在能力が試されている。
先日、北海道のお客様にとあるワインを紹介いただいた。
それがこれ。
このワインのすごいところは日本のワインであることなのだ。
ワインの常識からすればありえない、味噌や醤油、わさびに合うと言うのだ。
甲州の明日に向かって造られている。
ということで頂いたので、家で試してみた。
合わせたのは鮭のソテーなのだが、醤油を垂らしてと、野菜など。
これが素晴らしい。醤油と見事なマッチ。というよりこのワインから味噌や醤油のような香りが漂ってくるのだ。
これこそ、日本のワインではないだろうか。
和食とワイン、最も合わすなら甲州でしょう!テロワールという言葉を信じるなら日本のワインほど和食に合うワインはない。
テロワール、なかなか理解しがたい言葉だけど、こういう風に感じると納得せざるを得ないではない?
ぜひお試しを!
国産ワイナリーをめぐるたび
今日は国産ワイナリーを訪問するツアーに参加。
ここんとこよく色々まわっているが、勝沼はさすがというワインが多い。
国産もここまで来たかと毎回思わせてくれる。
今回まわったのはフジッコワイナリーさん、イケダワイナリーさん、金井醸造さんの3軒。いずれも個性があり、なかなかだったが、なかでもイケダワイナリーさんはかなり素晴らしい。というか安いのに驚き。
北から月浦ワインさん(ちょこっと寄らせて頂いただけだが)、タケダワイナリーさん、高畠ワイナリーさん、マンズワイナリーさん、シャトー・メルシャンさん、グレイスワイナリーさんなどなど結構まわったな。
さて、もっと色々まわりたいねえ。
どこに行っても勉強になる。それぞれほんとにスタイルが違う。
またしてもワイン買ってしまった・・。どこに置くつもりだ?
調子に乗って買ってしまった・・・。
夏のボーナスも入ったことだし、社販もあってたくさん買ってしまった・・・。
買いすぎた、明らかに。
うーん、シャトー マルゴー 1962とかビオンディ・サンティ ブルネッロ 1997とかデュクリュ・ボーカイユ 1976 マグナムとか・・・。あとはルブルソー シャルム・シャンベルタン 1985とか・・・結構すごいのをたくさん買った。
どのくらいで買えたかは企業秘密。
あとは大好きなソーテルヌの古酒を2,3本。
さて、あと6本くらいあるからどうしよう・・。
セラーに入りきらず、必殺地下置き場にも12本。でも足りない。16本ほどが部屋の中のまま・・。
困った。この夏を乗り切れない。
床下収納にもう一度入れるしかない。「ご利用は計画的に!」やね。
坦々麺を作る
東京に来て初めに感動したのは坦々麺。
ラーメンは結構好きだったけど坦々麺って意外に関西には当時なくて(たぶん)、こちらに来て食べてから感動。
いつか作ってみようと思っていた。
でもラーメン系はどうしてもお店のようにできない。
きちんとスープから作らなければだめだろうけどそんなことできるわけないし・・。
でも坦々麺だけはなんとか作れる。
どうしてもお店のようには行かないのだが、まずまず美味しいのだ。
今日は生姜を買い忘れたので何か物足りなかったが、仕方ない。汁物にはワインは合わせないのが普通だけどこういう辛いモノはソアヴェがいいね。
今日はこれからチーズのスクールなので珍しく飲まなかったが・・。
料理とワインのマリアージュ講座
社内の私たちのチームでは今年から月に一度「ワインと料理のマリアージュ」を実践してみている。
この企画、なかなか面白い。
ただ、会社の企画ではないので自腹なのよね。これが結構痛い。(特に既婚者の何人かには)
なので貧乏企画なのだが・・・。
今回のテーマは「カレーと天ぷら」
カレーはなかなかワインと合わないと言われるが、ほんとにそうなのか?を実践!
ワインはそれぞれブルゴーニュ ピノ・ノワール、イタリア・シチリア ネロダーヴォラ、イタリア・アブルッツォのチェラスオーロ(ロゼのことね)、イタリアのゲヴュルツトラミネル
、そしてカリフォルニアのシンフォニー(マスカット系の辛口)で。
まず、かぼちゃの天ぷら。
これは意外に何でも合うのだけどベストマッチングはなし。
枝豆もこの品揃えでは難しいねえ。掻き揚げも無難どまりかな。
で、問題のカレー!
以前シチリアのネロダーヴォラは実験していて、実に合うので今回このワインを提案したのだが、合う!!
カレーにはロッソイブレオ ですな。なぜ合うか。いや、なぜ合わないと言われてきたのか。
カレーは個性が強すぎてスパイスの香りが出るため、なかなかワインとは厳しいと言われてきたのではないだろうか。
が、ワインの酒質が強く、スパイシーな香りを含む重たい(ボルドーだと厳しそう)ワインなら合うのではないかというのが結論。
その後、ジゴンダスでもやってみたけど南のスパイシーさを含む赤!これなら合うのだ!
この夏はロッソイブレオですな。さあ、お試しあれ。ゲヴュルツも良かったんだけどちょっとこのゲヴュルツ、美味しすぎるのよね。
ゲヴュルツで合わすならもっと安いものにしないとだめかな。
先日の根室出張、ありがたく記事書いてくださりありがとうございます。根室のたび↓の一部
http://ameblo.jp/sommelier/entry-10038184835.html



