10月17日サイクルミーティング当日。

なんだかいけそうな気がしていた。

すり足ペダリング と名付けた独自のペダリング法を完全に習得し、

且つ8月のサイクルミーティングで見えた課題を克服すべく、

心肺強化と高速巡航トレーニングに励んできたから。


5時にエポスさんと待ち合わせしたデポに向かう。

するとそこにはなんとあの竹中さん の姿が!

サブリナで交わした約束を覚えてくださっていたのだ。

あんとき酔っぱらってたけど一応5時にデポって言ってたんだなw


そんなこんなで竹中さん、エポスさん、僕の3人で

リトルワールドに向かうことに。

もう10月中旬この時間帯は結構寒い。

が、僕は半袖半パンツで気合い十分。

少し驚かれたけどw


30キロ以下の抑えた速度で先頭を引く。

集団のレベルを考慮してのことだ。

すると竹中さんが

「ちょっと遅くない?もっと上げてもいいよね?」

とエポスさんに語りかける。

「はい」とエポスさん。


いいのかな~と思いながらも、

たぶん35キロぐらいで巡航する。

仕事が忙しくあまり乗れていないエポスさんには堪えたようで、

軽く千切れかける。


すると竹中さん

「あれ?あんまり乗ってないよねw」

「来週鈴鹿出るんだよね?大丈夫w」

ものすごく爽やかに嫌みじゃない雰囲気で

厳しいことをおっしゃる。


途中からスピードを落とした物の

結局リトルワールド手前のアップダウンや

直前の激坂も結構なペース。

レース前に疲労困憊のエポスさん。


この悔しさをバネに

トレーニングにせいをだしていただけるとありがたいです。

やっぱりロードって乗った時間に比例して

うまく、強く、速くなりますから!


ビギナークラスにエントリーし、

竹中さんといっしょに試走をする。

コースのレイアウトや

危険な箇所をレクチャー。


「ここ道かなり悪いしカーブ多いし怖いね」

と竹中さん。

そうなんです、下りの怖いクライマーにとっては

厳しいコースなんです。


レース前にはるさんにお会いし挨拶をする。

強い大学生のTくんにも会ったので、

貴重品をお願いし、順位も見てもらうことに。


前回最初の位置取りに失敗した反省を活かし、

最前列の右側に位置取りしスタート。

4周回(1周ローリング3周ほんちゃん)の熱い闘いの幕開け。


ローリング中は一桁の位置をキープして

レース開始の2周回目へ


先頭集団のまま登り切り、

ダウンヒルもそれなりについていく。

(おや、前よりダウンヒルがうまくなったかな?)

いつもならほんちゃんが始まった2周回目の途中で

苦しくなってくるが全然余裕があった。

心肺強くなってる~。

そして3周回目へ。


三段坂の入り口で決心を決めた。

よし、アタックだ!

うおおおおおおおお・・・

一人が反応する。

おおお・・・

お・・・

・・・


だめだ!全然だめだ!

レース中でのアタックってこんなにキツイのか!?

集団で登るのと、単独でしかもレース中にアタックをかけた登り

のキツさが驚くほど違った。

ものすごいしんどい。

すぐに諦めて吸収されるのを待つ。


なんちゃってアタックで

一気に疲労がくるも、

それなりの位置をキープ。


3段坂の3段目あたりで

「うこっけいさんですか?」と声をかけられる。

「シュレクです。ナイスアタック」

ブログにコメントをくださるシュレク兄さんから

励ましていただく。

僕が前回のレースの反省で

坂でアタックをかけると書いていたのを

覚えてくださっていたのだ。

ありがたい!


喜ぶのもつかのま、すぐに下りに。

下った後のアップダウンで

上位をねらって2列になっている

集団の横から位置を上げる。

まだまだ余裕がある。

今までだったらもう泣きそうになっている頃。


そのままラストラップに。

一気に集団のスピードが上がる。

三段坂の登りのスピードもすごい。

さすがにバテてきた。

坂で落ちてくる人もちらほら。


なんとか集団の最後のほうについていく。

下り終えた後のアップダウンで

ばらけだした集団の最後尾あたりに


そこでおもしろいことが

ばらけだした集団の後方3人が

おそらくGIANTのDEFYシリーズ乗りw

ここらへんがDEFYの限界か?w


どんどんスピードにも遅れることなく、

僕も必死で漕ぐも

そのままの位置でゴール。


結果24位/84人中(Tくんの目視結果)


うーんあんまりゴールするときの位置が変わってない。

あんだけ練習して、実際レースもかなり余裕あったのに。

うーん。


レース後シュレク兄さん、シュレク弟さんmiyoshiさんたちと談笑。

前回と今回あきらかにスピードが上がったのでは?と聞くと

どうやらチームで参戦してくるところが

集団を破壊するためにスピードを上げているとのこと。


そして、最終回で先頭集団にいる人たちの走力に

そこまでの差はない。

いかに集団のなかでうまく走るか勝敗の鍵になると教わった。


ポロポロポロポロポロポロポローン!

目から鱗が落ちまくった。

今までの僕はがむしゃらにトレーニングして

心肺も走力もあげれば勝てるものだと思っていた。

実際今回はかなり余裕を持ったレース展開ができた。


しかし、勝つためには

いかにうまく集団走行をするかが大事だったのだ。

ロードレースは心理戦といわれるが、

初めてその意味が分かった。

3周目の途中で列の横に飛び出す行為とか

みなさんからみたらあほ以外の何者でもないw


シュレク兄さん曰く

集団走行のこつを学ぶには

平地でのクリテすなわち平田クリテとかで練習するといいとのこと。

そうか、やっぱり実践じゃないと駆け引きは学べないんだな。

今月は鈴鹿の次の日だからやめとくとして、

来月から参戦して勉強していこう。


でも、いままでは心理戦とか考える以前で

根本的なベースができていない走りだったから、

今回のレースで初めて頭を使う走りの必要性に気づけたのは

大きな収穫であると共に、

成長している証でもあるのだ。


ついにロードレースの入り口に立ったわけだ。



パナソニックヒルクライム2011への道-20101017(001).jpg


ちなみに竹中さんには勝ちました。

が、

こういう危険なレースは好きじゃない。

目を血走らせて勝とうとするのは好きじゃないとのことでした。


わかりました、

じゃあヒルクライムという竹中さんが好きな土俵で

改めて負かします!

そんときは言い訳はさせませんよw


その後スポーツクラス6位で終えたTくんと談笑し、

エキスパートクラスのゴールも見届けて帰路についた。


パナソニックヒルクライム2011への道-20101017(002).jpg


帰宅後、

休憩を少ししてすぐに名古屋港ガーデン埠頭に向かう。

所属している「まいふなエイサー」という団体の一員として

「毛遊び(もうあしび)」というエイサーの大会に出るためだ。


僕は以前も書きましたが運動神経も悪く、

体の動かし方もぎこちないので、

なかなか踊りの習得が遅く、

今回は踊り手としては参加できませんでした。


が、

京太郎 (チョンダラー)という

道化役で出演させていただきました。



パナソニックヒルクライム2011への道-20101017(006).jpg


メイクをしてもらうとやたらと人気で、

記念撮影を求められたり、

子どもたちがよってきたり、

子どもたちが怖がって泣いたりw

なんだか注目されて気持ちよかったですw

元々目立ちたがりやなので。


とりあえず

今与えられた役を精一杯こなして、

観客を盛り上げるぞと決意し

僕らの団体の出番!


観客を盛り上げることだけを考え

変な動きをしまくる。

すると、踊り手たちの最高の踊りもいい感じだし。

僕の道化っぷりも結構好評。


やばいめっちゃ楽しいw

観客の皆様が楽しんでくださっているのが分かってうれしかった。


途中で酔っぱらった観客に呼ばれて

「チョンダラー呑め呑め!」

と泡盛を勧められました。

一瞬エンデューロまで禁酒のことが頭によぎりましたが、

ここで呑まず盛り上げないのはポリシーに反するわいということで

勢いよく一気。


演技の最後の方にもその観客に

泡盛を一気させられました。

その呑みっぷりにすごい盛り上がってくださって

すごく気持ちが良かった。


おそらく観客の多くの方は

あいつあんな2敗も一気して大丈夫か?

と思ったでしょうが、

僕は大の酒好きなので全然平気なのですw

強くて良かった。盛り上げれるし。


途中のMCで地方(じかた)という

三線を弾いて歌う方に

「今日初めてチョンダラーをやってもらったんですが

初めてとは思えないw

これからもやってもらいたい。」

と褒めていただきました。


感無量です。


踊りが下手で、まじめに踊ってもなんだか笑えるものになってしまう僕

しかしチョンダラーという役に徹する際には

その動きのおもしろさが武器になる。

短所は長所の裏返しとはよくいったもんです。

むしろ短所が自分の役割を導くみたいな。



パナソニックヒルクライム2011への道-20101017(007)-001.jpg


とにかくそんなこんなでとても楽しい一日でした。

おしまい。


あ、老ちゃんのブログというところに

この日のイベントのことが書かれていました。

エイサーに興味を持ってくださった方は

是非ご一読ください。

10月17日 “あいち沖縄まつり“『もうあしび』

パナソニックヒルクライム2011への道

ビギナークラス

84人中24位

三周目まで先頭集団にいました。

三周目の下りで先頭集団のケツ辺りになって

そのままなんとか着いていき、なんとか先頭集団でゴール。

三周目の登りでスタミナが不足し始めた。

ちなみに二周目の登りでアタックをかけましたがすぐに諦めて集団に戻りました。

そのアタックを終えた後、シュレク兄さんに「うこっけいさんですか?」「ナイスファイト!」と声をかけていただきました。

なんちゃってアタック失敗。

ちなみに竹中さんには勝ちました!!!

詳細は気が向いたら書きます。
パナソニックヒルクライム2011への道-20101017.jpg
風邪や悪天候で10日程まともに負荷をかけた走りができない時期があり、それを抜けたらペダリングが一気に悪くなっていた。

いいペダリングを取り戻そうともがけばもがくほど力んでしまい、踏み込みすぎてしまって筋肉がやたらつかれる悪いペダリングになっていた。

そんな頃、LSD的な走りで谷汲山までツーリングをしたときに、楽に回すペダリングがやや戻ってきた。

翌日LSD気味に楽に漕いでいたらついに以前のいいペダリングを取り戻した!というか以前以上に良い。

今回のスランプ脱出でつかんだペダリングの感覚を高原部自転車課長としてみなさまにも是非お伝えしたいと思います。

ただ、ペダリングに関しては人によって感覚が異なると思いますので、これが絶対正しいとは思いませんのであしからず。


まず基本的考えですが、スプリントレベルのアタック以外で漕いでいるときにやたらと筋肉が疲れる人は、おそらく妙に力んでしまっているか踏み込みすぎです。綺麗に回せていれば楽なのにそれなりの速度で巡行できます。

じゃあそのための秘訣はといいますと①上死点付近から前に押し出す②左右を連動させる意識③かかとの角度をほんの少しだけあげる④膝を真っ直ぐ上げ下げ

この四点かなと。細かい説明は以下で。なお今回は先人ローディーが書いた文は一度も見ずに書きます。今の自分の感覚をそそぎこみたい。

①上死点付近から前に押し出す

上死点というのは、漕いでいるときにペダルが体にもっとも近く、力がいれにくいところです。

自転車に乗っている自分をイメージしてください。その自分を左側から見たときにクランクを時計の1から12時までにみたてると、上死点は1時です。

実はこの上死点が大事です。慣れない頃はこの上死点で力の入力が途切れてしまい、カクカクしたペダリングになってしまいなかなか綺麗に回せません。

で、この上死点をいかに綺麗に通過するかが大事になってきます。

そこで上死点付近から前方に押し出すイメージで漕ぐと綺麗に回せます。

ただあまり力みすぎないでとにかくリラックスして押し出してください。

②左右を連動させる意識

上記のようなことを意識し出すと、まず上死点をイメージしながら片足ずつで試すんですよね。

ただここで忘れてほしくないのが右足で押し出しているときの左足!

今左足は何やってますか?ちゃんと左足のこと意識してました?

そうです、この反対側の足にも意識を向けることが綺麗なペダリングには欠かせません。

右足が上死点付近で押し出すという前方にむけての動きを開始したと同時に左足ではその動きをサポートすべく後方にむけて引いてください。

むしろ左足の後ろに引く動きを、右足の前方に押し出す動きがサポートしてるとも言えます。

どっちも必要な動きなんです。こうやって左右が連動することで力まないでも楽に回せることにつながるんです。

③かかとの角度をほんの少しだけ上げる

綺麗なペダリングをするためにはトルク変動がほぼないといいとされています。

は~?なんじゃあトルク変動って?

ごもっとも、僕も最初は言葉の意味すら分かりませんでした。

分かりやすく言い換えると、『足の裏でペダルにかける力は常に一定であれ』ってことです。

常に一定であるには踏み込んだらアウトですよね?

踏み込まずに漕げるわけなかろうと思ったあなた、よーく思い出して下さい。

②の左右の連動さえあれば踏み込まなくても、反対の足がサポートしてくれるから漕げるんですよ。

というわけで、本題に戻りますが、ペダルにかける力を常に一定にするにはやたら力むポイントをなくせばいいんですよ。

そのために大切なのが、足の裏が地面と限りなく平行で、きもーち少しだけかかとが上がった状態をキープすることです。

この状態をキープして上死点からの押し出しと左右の連動を意識すると、あら不思議!力まなくてもかるーくきもちよーく回せるペダリングの完成。

極めてくると、回すと言うより左右の足の裏をスムーズに前後に互い違いに動かし続けているかのような感覚になります。少し斜め前方に下がったライン上をね。

そうなるともう回すとか何とか考えずにひたすら力を抜いて動かしてるみたいな感じになります。

④膝を真っ直ぐ上げ下げ

あれ?もうペダリングは完成したんじゃないのと思うかもしれませんが大事なことがもう一つ。

膝を真っ直ぐ上げ下げしてください。

いや、短時間しか漕がないなら別にやらなくてもいいんですよ。

でも普通自転車って、ロードバイクって結構長時間漕ぎますよね。

長時間漕ぐさいに膝が真っ直ぐ上げ下げできていないとちと困った状況に陥ります。

乗り出して間もないたいていの人は、何も意識しないと膝が外側に開いたがにまたで漕いじゃうんです。

それが長時間続くと膝の外側が痛くなってきます。その痛みはだんだん強くなり漕ぐことが苦痛になります。

それを防ぐためにも真っ直ぐ上げ下げせよ!ということなんです。

真っ直ぐ上げ下げするコツは、内ももがシートの内側にカーブしている部分にかるく触れるぐらいを意識してください。

シートはそうやって意識すると、膝が真っ直ぐ上げ下げできるように設計されているそうです。

余談ですが、膝の前が痛くなる方。

踏み込みすぎです。もっとリラックスして下さいね。それかギア比が重すぎです、もう少し軽めにしてあげてください。


以上の四点を意識すれば自然と“足の部分は”いいペダリングになるはずです。

今回スランプを抜けるにあたってかなり役だったLSD。LSDって力まないで漕ぐからいいペダリングを身につけるにはもってこいかも。

ロードバイクってペダリングの良し悪しで速くなるかならないかが決まるから、やっぱ速くなるにはLSDが一番なのかもしれませんw


それではみなさま、今後も快適なライディングライフをお楽しみ下さい。

高原部自転車課長の江口でした。
先日、ツイッターで『走りの質が変わった。秘訣は①坐骨で座る②回すペダリング③適正なギア比』
みたいなことをつぶやきました。

走行中やふとした時にそのことについて色々考えていたら、周りの人に説明できるぐらいまで考えがはっきりしました。

高原部自転車課長兼ムードメーカーとして、みなさまに自転車の素晴らしさを伝えていくために、その三つについて記したいと思います。

①坐骨で座る

言うまでもなく、ロードバイクはフォームが命です。フォームが悪ければいい速度で長時間走ることはできません。

じゃあいいフォームとは何かといいますと、体幹筋を発動できる、すなわちサドル、ハンドル、ペダルの三点で身体をしっかり固定できるフォームです。

その中でも一番大事なのがサドルでの固定。坐骨で座り骨盤を立てた状態にすることで、体幹筋が発動します。

ちなみに坐骨で座るとはこのイラストの上のようなことです。下は悪い例。
パナソニックヒルクライム2011への道-20101002-001.jpg
エンゾ早川氏著・ロードバイクバイブル50ページより転載

このように坐骨で座れるようになると、フォームもバイクの挙動も安定します。

ちゃんと座れてないとバイクの挙動が不安定になり、ハンドルに頼った操作となってしまいます。

するとちょっとした段差を越えるときや、危機回避で動きを急に変化させるときなどにコケやすくなります。

じゃあ自分がちゃんと座れてるかどうかどうやったら分かるの?ってことですが、手放しで漕ぐと分かります。

ハンドルに頼らなくともサドルとペダルでしっかり固定できていれば手放しでもスイスイ漕げます。

漕げない人はまだハンドルに頼りすぎている人です。おそらく通常走行中にボトルをとるのもおぼつかないと思います。

さらに、本当にしっかり座れていて且つ体幹筋が動員できていると、手放しで通常のライディングフォームのように前傾した状態で40km/h出せます。

エンゾ早川氏の言葉をお借りすると『ハイグレード手放し』というのがこれです。

安全なシチュエーションで是非とも試してみて下さい。

そしてこのハイグレード手放しをすることで、内転筋、中でん筋、腸腰筋、腹直筋、腹斜筋などの多くの体幹筋が連動して発動してくれるので、体幹筋の使い方がうまくなります。


②回すペダリング

江口流ペダリング論については今までもブログで何回か書きました。

ペダリングに関しては乗りまくって慣れるしかないんですが、やっぱりポイントはあるんですよ。

ポイントとしてはやはりかかとをほんの少しだけ上げること。そして下にガンガン踏み込まずに斜め下前方にむけて速く大きく回すこと。

この二つが一番大事だと個人的には思いますし、そう思って今まで漕いできました。

ところがある文に出会って、実践したらさらに楽~にスイスイ漕げるようになったんです。みなさんにも紹介しちゃいます。

『ペダリングの基本は「回す」ことだとよく言われるが、実際にはかなりイメージしづらい。それよりは、「単純に大腿骨を1本の棒だとイメージし、下げるときも上げるときも同じテンションで(上げるほうを強めるくらいでちょうどよい)動かすようにする。さらに膝から下の意識を完全にカットして脱力し、踏むとか、回すとかを一切考えないこと」だ。これは私が自分の店で、必ず初心者に教えていることだが、自然に「回す」ペダリングができるようになるのでやってみてほしい。』エンゾ早川氏著・ロードバイクバイブル58ページより転載


③適正なギア比

長時間いい速度で巡航するには自分に合った適正なギア比を見つけることがとても大切です。

そういう僕はといいますと、ほぼ40キロ巡航も可能になりだしたころにまたもや速さだけにとらわれすぎて50×12Tのアウタートップでガンガン漕いでたんですよ。

たしかに速い。が、長時間持続させるのは明らかに無理な強度。

そんなこんなで、ずっと高速巡行でのトレーニングを続けていくうちに、自然と速いのに楽で長時間もちそうなギア比が見つかりました。

僕にとっては50×15Tがそれにあたります。

速くなるにはLSDが一番いいって良く言われますよね。確かにLSDをすると持続能力というベースが向上するのでレースなどの局面で速くこいでもつかれにくくなり、速くこぐことのできる時間が長くなるので結果速くなります。

ただLSDしかやっていないと、高速域で継続できる自分に合ったギア比が見つかりにくいと思います。

なので個人的にはLSDで持続能力というベースがある程度まで向上した人は普段のトレーニングでも高速巡行する場面をガンガン取り入れることを推奨します。

さらに、高速巡行をすると適正なギア比の発見だけでなく、LSDでは体験できないレース中で心拍数がヤバくなって死にそぅ~っていう局面を、トレーニング中しょっにゃーゅう経験できるので、レース時に余裕ができる


…はず!


高速巡行トレーニングをしだしてからまだレースに出てないので断言はできないのですw
にゃー

以上三点を実行すれば、きっとあなたももっともっとロードバイクに乗のが楽しくなるはず。

高原部自転車課長兼ムードメーカーの江口でした。

楽しいライディングライフを!
今日は初金華山ヒルクライムをしてきました。

自分の中では鈴鹿まではあんまりヒルクライムはせんとこうということで、二之瀬を封印してました。

でも坂が大好きな坂馬鹿だから登りたくてしょうがないんです。

平地の高速巡航もいいけど登りがいいんじゃい!

そして、楽しんで登るためにタイムは計測せず。金華山は自分の中でそういう位置づけにしようと決めました。

二之瀬は攻めるけどね。

名岐バイパスをひたすら北上し、新木曽川大橋を超え岐南町の交差点も超えいよいよ金華山ドライブウェイの表示。

うひょ~坂だ坂だ坂だ坂だ坂だ坂だ~!!!

ワクワクが止まらない。傾斜が出始めたくらいで思わず「うひょひょひょ」みたいなことをニヤけた顔で叫んでしまった。

大好きな坂を登れる喜び。

なんかだんだん憧れの野々村輝に近づけている気がする。うれしい。

岩戸(うろ覚えだからちゃうかも)公園横を通りいよいよ本格的に登り。

あれ?なんかかなり楽じゃないか?

コースの構成がカーブと平坦が多く、ひたすら真っ直ぐ続く坂がないおかげで走りやすい。

緑も多く木々が二之瀬よりも近いのも良い。

そんなこんなですぐに展望台についてしまった。

なにここめちゃお手軽、いや足軽な感じ。かなり楽しいじゃん。またぷらっとこなきゃな。

展望台でぼーっと座って岐阜の街を眺める。なんだかんだで一時間以上居座ってしまった。

その間に岐阜の街はだんだんと夕暮れに包まれ、やがて夜の闇にのみこまれた。

ちらほらとともりだす街の明かりや、

パナソニックヒルクライム2011への道-20100920.jpg

夕方と夜の狭間の幻想的な風景や、

パナソニックヒルクライム2011への道-20100920(003).jpg

綺麗な夜景など沢山の表情をほぼ独り占めでき、贅沢な時間がすごせた。

途中で展望台に来たカップルの彼女さんに「えっ!ここまで自転車で登ってきたんですか!?」とびっくりされた。内心ニヤけながら「はい、趣味なんですよ」と答えた。このプチヒーロー気分もいいのだ。

夜になるとカップルが複数集まり出す場所なので、18:30ぐらいに退散した。

ダウンヒルは真っ暗で少し怖かったが速度を落として安全運転で乗り切る。

バイパス側の麓にはラブホ東京、ラブホ京都が並んでいてなんだか笑える。しかも京都は潰れている。

首都が京都から東京に移った歴史を表現するための演出なのだ。

と勝手に決めた。

夜のバイパスをスイスイこぐ。かなり気持ち良い。やはりこの時期は自転車に乗っていて一番快適かもしれない。

最近は通勤ライドの後もボタボタ汗が滴り落ちることもないし。冬になって寒くなる前に乗り出してみませんか、そこのあなたも!?

まぁやる気さえあれば冬に買っても大丈夫なんですけど。僕は二月から乗り出しましたし。

それにしてもヒルクライムもそうだったけど、平地での巡航もすごく楽だ。

多分最近また向上したペダリングスキルと、朝の通勤時のインターバルトレーニングと帰りのアベレージアタックで心肺が強化されたおかげだと思う。

強度の高いトレーニングを積むと、休日のサイクリングレベルの強度の走りがより快適に、より楽しくなりますよ。

そして高い強度のトレーニングをする動機は、強くなりたいという気持ちでさらに突き詰めると勝ちたいという闘争心なんですね。

楽しむことと闘争心は共存できる。やはりどちらも大切。

でも自転車乗りとして一番大切なのはしつこいようですが、前に走る奴がいたら許せないというガキみたいな闘争心です。

快適な走りで一宮まで帰り、ラーメン中村でラーメンを食す。いやーやっぱり自転車に乗るとメシがウマイ!

最高に楽しい初金華山ヒルクライムとなりました。二之瀬より近いし楽に登れるし緑が近いし景色が綺麗だからまたちょくちょく世話になると思う。岐阜駅側からも登りたいし。

という感じで三連休のラストは最高の気分でしめれた。

この三連休はめっちゃ楽しかった。

金曜の夜は所属している「まいふなエイサー」のメンバーと、豊田エイサー祭りの打ち上げ。

ガンガン呑んでガンガン語らって、メンバーの一人が乗ってきたミニベロにも乗せてもらって、カラオケで熱唱しまくって熱い夜だった。

土曜日は彼女の大学の同じ課の子が出るラクロスの試合の応援。

そこで衝撃的な出会いがあった。こっち側のチームの応援をたった一人でしている男性がむちゃくちゃ熱いのだ。

観客全員を惹き付けちゃってるんじゃないかと思うほどの魅力的なパフォーマンス。

正直試合よりも応援を見てしまった。もちろん試合も観てたけど。

その熱い男は試合後のど飴をくれた。この気遣い素敵すぎるわ。そしていっしょに手作りの名刺もくれた。

彼の名前は中村優(まさる)。一人で応援団CHEERS☆PIRITSをやっているらしい。一気にファンになった。

名刺に書いてある趣味の欄に、自転車の文字が!間違いなくローディーだと思った。なんとなくジャイアント乗りな気もした。mixiでメッセージを送ってみたらやはりグレートジャーニーとDEFY3に乗ってるとのこと。DEFY3は最近盗まれたらしいが。やっぱはロードに乗ってる人は熱いよ。間違いないや。

僕のお気に入りブログ一覧の中にある「僕は応援がしたくて大学院に行きました。」ってのが中村くんのブログなのでプロフィールやブログを是非見てください。とてつもないエネルギーを持った男ですよ。絶対元気をもらえます!

中村君に出会えたことでほぼ固まりかけていた、僕自身のやりたいこともはっきりしました。それに伴いプロフィールを加筆修正したので是非見てください。

そして鈴鹿エンデューロを一緒に走るchariotチーム守の横井雅さんの起業する日に、中村優くんに応援を依頼して僕も一緒に横井さんの会社の前でエールをおくることにしました。

日曜日の夜は、その横井雅さんの周りにいる個性的なメンバーたちが集う高原部の飲み会がミッドランドスクエアの展望台スカイプロムナード内にあるビアガーデンで行われました。

みんながみんな素敵な人達ばかりで熱く呑み熱く語り合えた。この人達と一緒に、これからもお互い応援しあって、お互い成長していきたいと思った。高原部の皆様今後ともよろしくお願いします。

Tシャツを裏返しに着たり、財布を忘れたりとボケボケの僕ですが、高原部の自転車課長兼ムードメーカーとしてがんばりやす。

そしていつかどなたかのヘリに乗せてもらってミッドランドに行きますんでお願いします。

という感じでとても充実した連休でした。

さぁ明日からはクラスの子ども達が待っている。全力で遊ぶぞ!あ、通勤トレーニングも全力だい。

ではみなさま、明日も最高の一日にしませう。おやすみなさいませ。いい夢みろよ!