10月17日サイクルミーティング当日。
なんだかいけそうな気がしていた。
すり足ペダリング と名付けた独自のペダリング法を完全に習得し、
且つ8月のサイクルミーティングで見えた課題を克服すべく、
心肺強化と高速巡航トレーニングに励んできたから。
5時にエポスさんと待ち合わせしたデポに向かう。
するとそこにはなんとあの竹中さん の姿が!
サブリナで交わした約束を覚えてくださっていたのだ。
あんとき酔っぱらってたけど一応5時にデポって言ってたんだなw
そんなこんなで竹中さん、エポスさん、僕の3人で
リトルワールドに向かうことに。
もう10月中旬この時間帯は結構寒い。
が、僕は半袖半パンツで気合い十分。
少し驚かれたけどw
30キロ以下の抑えた速度で先頭を引く。
集団のレベルを考慮してのことだ。
すると竹中さんが
「ちょっと遅くない?もっと上げてもいいよね?」
とエポスさんに語りかける。
「はい」とエポスさん。
いいのかな~と思いながらも、
たぶん35キロぐらいで巡航する。
仕事が忙しくあまり乗れていないエポスさんには堪えたようで、
軽く千切れかける。
すると竹中さん
「あれ?あんまり乗ってないよねw」
「来週鈴鹿出るんだよね?大丈夫w」
ものすごく爽やかに嫌みじゃない雰囲気で
厳しいことをおっしゃる。
途中からスピードを落とした物の
結局リトルワールド手前のアップダウンや
直前の激坂も結構なペース。
レース前に疲労困憊のエポスさん。
この悔しさをバネに
トレーニングにせいをだしていただけるとありがたいです。
やっぱりロードって乗った時間に比例して
うまく、強く、速くなりますから!
ビギナークラスにエントリーし、
竹中さんといっしょに試走をする。
コースのレイアウトや
危険な箇所をレクチャー。
「ここ道かなり悪いしカーブ多いし怖いね」
と竹中さん。
そうなんです、下りの怖いクライマーにとっては
厳しいコースなんです。
レース前にはるさんにお会いし挨拶をする。
強い大学生のTくんにも会ったので、
貴重品をお願いし、順位も見てもらうことに。
前回最初の位置取りに失敗した反省を活かし、
最前列の右側に位置取りしスタート。
4周回(1周ローリング3周ほんちゃん)の熱い闘いの幕開け。
ローリング中は一桁の位置をキープして
レース開始の2周回目へ
先頭集団のまま登り切り、
ダウンヒルもそれなりについていく。
(おや、前よりダウンヒルがうまくなったかな?)
いつもならほんちゃんが始まった2周回目の途中で
苦しくなってくるが全然余裕があった。
心肺強くなってる~。
そして3周回目へ。
三段坂の入り口で決心を決めた。
よし、アタックだ!
うおおおおおおおお・・・
一人が反応する。
おおお・・・
お・・・
・・・
だめだ!全然だめだ!
レース中でのアタックってこんなにキツイのか!?
集団で登るのと、単独でしかもレース中にアタックをかけた登り
のキツさが驚くほど違った。
ものすごいしんどい。
すぐに諦めて吸収されるのを待つ。
なんちゃってアタックで
一気に疲労がくるも、
それなりの位置をキープ。
3段坂の3段目あたりで
「うこっけいさんですか?」と声をかけられる。
「シュレクです。ナイスアタック」
ブログにコメントをくださるシュレク兄さんから
励ましていただく。
僕が前回のレースの反省で
坂でアタックをかけると書いていたのを
覚えてくださっていたのだ。
ありがたい!
喜ぶのもつかのま、すぐに下りに。
下った後のアップダウンで
上位をねらって2列になっている
集団の横から位置を上げる。
まだまだ余裕がある。
今までだったらもう泣きそうになっている頃。
そのままラストラップに。
一気に集団のスピードが上がる。
三段坂の登りのスピードもすごい。
さすがにバテてきた。
坂で落ちてくる人もちらほら。
なんとか集団の最後のほうについていく。
下り終えた後のアップダウンで
ばらけだした集団の最後尾あたりに
そこでおもしろいことが
ばらけだした集団の後方3人が
おそらくGIANTのDEFYシリーズ乗りw
ここらへんがDEFYの限界か?w
どんどんスピードにも遅れることなく、
僕も必死で漕ぐも
そのままの位置でゴール。
結果24位/84人中(Tくんの目視結果)
うーんあんまりゴールするときの位置が変わってない。
あんだけ練習して、実際レースもかなり余裕あったのに。
うーん。
レース後シュレク兄さん、シュレク弟さんmiyoshiさんたちと談笑。
前回と今回あきらかにスピードが上がったのでは?と聞くと
どうやらチームで参戦してくるところが
集団を破壊するためにスピードを上げているとのこと。
そして、最終回で先頭集団にいる人たちの走力に
そこまでの差はない。
いかに集団のなかでうまく走るか勝敗の鍵になると教わった。
ポロポロポロポロポロポロポローン!
目から鱗が落ちまくった。
今までの僕はがむしゃらにトレーニングして
心肺も走力もあげれば勝てるものだと思っていた。
実際今回はかなり余裕を持ったレース展開ができた。
しかし、勝つためには
いかにうまく集団走行をするかが大事だったのだ。
ロードレースは心理戦といわれるが、
初めてその意味が分かった。
3周目の途中で列の横に飛び出す行為とか
みなさんからみたらあほ以外の何者でもないw
シュレク兄さん曰く
集団走行のこつを学ぶには
平地でのクリテすなわち平田クリテとかで練習するといいとのこと。
そうか、やっぱり実践じゃないと駆け引きは学べないんだな。
今月は鈴鹿の次の日だからやめとくとして、
来月から参戦して勉強していこう。
でも、いままでは心理戦とか考える以前で
根本的なベースができていない走りだったから、
今回のレースで初めて頭を使う走りの必要性に気づけたのは
大きな収穫であると共に、
成長している証でもあるのだ。
ついにロードレースの入り口に立ったわけだ。
ちなみに竹中さんには勝ちました。
が、
こういう危険なレースは好きじゃない。
目を血走らせて勝とうとするのは好きじゃないとのことでした。
わかりました、
じゃあヒルクライムという竹中さんが好きな土俵で
改めて負かします!
そんときは言い訳はさせませんよw
その後スポーツクラス6位で終えたTくんと談笑し、
エキスパートクラスのゴールも見届けて帰路についた。
帰宅後、
休憩を少ししてすぐに名古屋港ガーデン埠頭に向かう。
所属している「まいふなエイサー」という団体の一員として
「毛遊び(もうあしび)」というエイサーの大会に出るためだ。
僕は以前も書きましたが運動神経も悪く、
体の動かし方もぎこちないので、
なかなか踊りの習得が遅く、
今回は踊り手としては参加できませんでした。
が、
京太郎 (チョンダラー)という
道化役で出演させていただきました。
メイクをしてもらうとやたらと人気で、
記念撮影を求められたり、
子どもたちがよってきたり、
子どもたちが怖がって泣いたりw
なんだか注目されて気持ちよかったですw
元々目立ちたがりやなので。
とりあえず
今与えられた役を精一杯こなして、
観客を盛り上げるぞと決意し
僕らの団体の出番!
観客を盛り上げることだけを考え
変な動きをしまくる。
すると、踊り手たちの最高の踊りもいい感じだし。
僕の道化っぷりも結構好評。
やばいめっちゃ楽しいw
観客の皆様が楽しんでくださっているのが分かってうれしかった。
途中で酔っぱらった観客に呼ばれて
「チョンダラー呑め呑め!」
と泡盛を勧められました。
一瞬エンデューロまで禁酒のことが頭によぎりましたが、
ここで呑まず盛り上げないのはポリシーに反するわいということで
勢いよく一気。
演技の最後の方にもその観客に
泡盛を一気させられました。
その呑みっぷりにすごい盛り上がってくださって
すごく気持ちが良かった。
おそらく観客の多くの方は
あいつあんな2敗も一気して大丈夫か?
と思ったでしょうが、
僕は大の酒好きなので全然平気なのですw
強くて良かった。盛り上げれるし。
途中のMCで地方(じかた)という
三線を弾いて歌う方に
「今日初めてチョンダラーをやってもらったんですが
初めてとは思えないw
これからもやってもらいたい。」
と褒めていただきました。
感無量です。
踊りが下手で、まじめに踊ってもなんだか笑えるものになってしまう僕
しかしチョンダラーという役に徹する際には
その動きのおもしろさが武器になる。
短所は長所の裏返しとはよくいったもんです。
むしろ短所が自分の役割を導くみたいな。
とにかくそんなこんなでとても楽しい一日でした。
おしまい。
あ、老ちゃんのブログというところに
この日のイベントのことが書かれていました。
エイサーに興味を持ってくださった方は
是非ご一読ください。