風邪や悪天候で10日程まともに負荷をかけた走りができない時期があり、それを抜けたらペダリングが一気に悪くなっていた。
いいペダリングを取り戻そうともがけばもがくほど力んでしまい、踏み込みすぎてしまって筋肉がやたらつかれる悪いペダリングになっていた。
そんな頃、LSD的な走りで谷汲山までツーリングをしたときに、楽に回すペダリングがやや戻ってきた。
翌日LSD気味に楽に漕いでいたらついに以前のいいペダリングを取り戻した!というか以前以上に良い。
今回のスランプ脱出でつかんだペダリングの感覚を高原部自転車課長としてみなさまにも是非お伝えしたいと思います。
ただ、ペダリングに関しては人によって感覚が異なると思いますので、これが絶対正しいとは思いませんのであしからず。
まず基本的考えですが、スプリントレベルのアタック以外で漕いでいるときにやたらと筋肉が疲れる人は、おそらく妙に力んでしまっているか踏み込みすぎです。綺麗に回せていれば楽なのにそれなりの速度で巡行できます。
じゃあそのための秘訣はといいますと①上死点付近から前に押し出す②左右を連動させる意識③かかとの角度をほんの少しだけあげる④膝を真っ直ぐ上げ下げ
この四点かなと。細かい説明は以下で。なお今回は先人ローディーが書いた文は一度も見ずに書きます。今の自分の感覚をそそぎこみたい。
①上死点付近から前に押し出す
上死点というのは、漕いでいるときにペダルが体にもっとも近く、力がいれにくいところです。
自転車に乗っている自分をイメージしてください。その自分を左側から見たときにクランクを時計の1から12時までにみたてると、上死点は1時です。
実はこの上死点が大事です。慣れない頃はこの上死点で力の入力が途切れてしまい、カクカクしたペダリングになってしまいなかなか綺麗に回せません。
で、この上死点をいかに綺麗に通過するかが大事になってきます。
そこで上死点付近から前方に押し出すイメージで漕ぐと綺麗に回せます。
ただあまり力みすぎないでとにかくリラックスして押し出してください。
②左右を連動させる意識
上記のようなことを意識し出すと、まず上死点をイメージしながら片足ずつで試すんですよね。
ただここで忘れてほしくないのが右足で押し出しているときの左足!
今左足は何やってますか?ちゃんと左足のこと意識してました?
そうです、この反対側の足にも意識を向けることが綺麗なペダリングには欠かせません。
右足が上死点付近で押し出すという前方にむけての動きを開始したと同時に左足ではその動きをサポートすべく後方にむけて引いてください。
むしろ左足の後ろに引く動きを、右足の前方に押し出す動きがサポートしてるとも言えます。
どっちも必要な動きなんです。こうやって左右が連動することで力まないでも楽に回せることにつながるんです。
③かかとの角度をほんの少しだけ上げる
綺麗なペダリングをするためにはトルク変動がほぼないといいとされています。
は~?なんじゃあトルク変動って?
ごもっとも、僕も最初は言葉の意味すら分かりませんでした。
分かりやすく言い換えると、『足の裏でペダルにかける力は常に一定であれ』ってことです。
常に一定であるには踏み込んだらアウトですよね?
踏み込まずに漕げるわけなかろうと思ったあなた、よーく思い出して下さい。
②の左右の連動さえあれば踏み込まなくても、反対の足がサポートしてくれるから漕げるんですよ。
というわけで、本題に戻りますが、ペダルにかける力を常に一定にするにはやたら力むポイントをなくせばいいんですよ。
そのために大切なのが、足の裏が地面と限りなく平行で、きもーち少しだけかかとが上がった状態をキープすることです。
この状態をキープして上死点からの押し出しと左右の連動を意識すると、あら不思議!力まなくてもかるーくきもちよーく回せるペダリングの完成。
極めてくると、回すと言うより左右の足の裏をスムーズに前後に互い違いに動かし続けているかのような感覚になります。少し斜め前方に下がったライン上をね。
そうなるともう回すとか何とか考えずにひたすら力を抜いて動かしてるみたいな感じになります。
④膝を真っ直ぐ上げ下げ
あれ?もうペダリングは完成したんじゃないのと思うかもしれませんが大事なことがもう一つ。
膝を真っ直ぐ上げ下げしてください。
いや、短時間しか漕がないなら別にやらなくてもいいんですよ。
でも普通自転車って、ロードバイクって結構長時間漕ぎますよね。
長時間漕ぐさいに膝が真っ直ぐ上げ下げできていないとちと困った状況に陥ります。
乗り出して間もないたいていの人は、何も意識しないと膝が外側に開いたがにまたで漕いじゃうんです。
それが長時間続くと膝の外側が痛くなってきます。その痛みはだんだん強くなり漕ぐことが苦痛になります。
それを防ぐためにも真っ直ぐ上げ下げせよ!ということなんです。
真っ直ぐ上げ下げするコツは、内ももがシートの内側にカーブしている部分にかるく触れるぐらいを意識してください。
シートはそうやって意識すると、膝が真っ直ぐ上げ下げできるように設計されているそうです。
余談ですが、膝の前が痛くなる方。
踏み込みすぎです。もっとリラックスして下さいね。それかギア比が重すぎです、もう少し軽めにしてあげてください。
以上の四点を意識すれば自然と“足の部分は”いいペダリングになるはずです。
今回スランプを抜けるにあたってかなり役だったLSD。LSDって力まないで漕ぐからいいペダリングを身につけるにはもってこいかも。
ロードバイクってペダリングの良し悪しで速くなるかならないかが決まるから、やっぱ速くなるにはLSDが一番なのかもしれませんw
それではみなさま、今後も快適なライディングライフをお楽しみ下さい。
高原部自転車課長の江口でした。
いいペダリングを取り戻そうともがけばもがくほど力んでしまい、踏み込みすぎてしまって筋肉がやたらつかれる悪いペダリングになっていた。
そんな頃、LSD的な走りで谷汲山までツーリングをしたときに、楽に回すペダリングがやや戻ってきた。
翌日LSD気味に楽に漕いでいたらついに以前のいいペダリングを取り戻した!というか以前以上に良い。
今回のスランプ脱出でつかんだペダリングの感覚を高原部自転車課長としてみなさまにも是非お伝えしたいと思います。
ただ、ペダリングに関しては人によって感覚が異なると思いますので、これが絶対正しいとは思いませんのであしからず。
まず基本的考えですが、スプリントレベルのアタック以外で漕いでいるときにやたらと筋肉が疲れる人は、おそらく妙に力んでしまっているか踏み込みすぎです。綺麗に回せていれば楽なのにそれなりの速度で巡行できます。
じゃあそのための秘訣はといいますと①上死点付近から前に押し出す②左右を連動させる意識③かかとの角度をほんの少しだけあげる④膝を真っ直ぐ上げ下げ
この四点かなと。細かい説明は以下で。なお今回は先人ローディーが書いた文は一度も見ずに書きます。今の自分の感覚をそそぎこみたい。
①上死点付近から前に押し出す
上死点というのは、漕いでいるときにペダルが体にもっとも近く、力がいれにくいところです。
自転車に乗っている自分をイメージしてください。その自分を左側から見たときにクランクを時計の1から12時までにみたてると、上死点は1時です。
実はこの上死点が大事です。慣れない頃はこの上死点で力の入力が途切れてしまい、カクカクしたペダリングになってしまいなかなか綺麗に回せません。
で、この上死点をいかに綺麗に通過するかが大事になってきます。
そこで上死点付近から前方に押し出すイメージで漕ぐと綺麗に回せます。
ただあまり力みすぎないでとにかくリラックスして押し出してください。
②左右を連動させる意識
上記のようなことを意識し出すと、まず上死点をイメージしながら片足ずつで試すんですよね。
ただここで忘れてほしくないのが右足で押し出しているときの左足!
今左足は何やってますか?ちゃんと左足のこと意識してました?
そうです、この反対側の足にも意識を向けることが綺麗なペダリングには欠かせません。
右足が上死点付近で押し出すという前方にむけての動きを開始したと同時に左足ではその動きをサポートすべく後方にむけて引いてください。
むしろ左足の後ろに引く動きを、右足の前方に押し出す動きがサポートしてるとも言えます。
どっちも必要な動きなんです。こうやって左右が連動することで力まないでも楽に回せることにつながるんです。
③かかとの角度をほんの少しだけ上げる
綺麗なペダリングをするためにはトルク変動がほぼないといいとされています。
は~?なんじゃあトルク変動って?
ごもっとも、僕も最初は言葉の意味すら分かりませんでした。
分かりやすく言い換えると、『足の裏でペダルにかける力は常に一定であれ』ってことです。
常に一定であるには踏み込んだらアウトですよね?
踏み込まずに漕げるわけなかろうと思ったあなた、よーく思い出して下さい。
②の左右の連動さえあれば踏み込まなくても、反対の足がサポートしてくれるから漕げるんですよ。
というわけで、本題に戻りますが、ペダルにかける力を常に一定にするにはやたら力むポイントをなくせばいいんですよ。
そのために大切なのが、足の裏が地面と限りなく平行で、きもーち少しだけかかとが上がった状態をキープすることです。
この状態をキープして上死点からの押し出しと左右の連動を意識すると、あら不思議!力まなくてもかるーくきもちよーく回せるペダリングの完成。
極めてくると、回すと言うより左右の足の裏をスムーズに前後に互い違いに動かし続けているかのような感覚になります。少し斜め前方に下がったライン上をね。
そうなるともう回すとか何とか考えずにひたすら力を抜いて動かしてるみたいな感じになります。
④膝を真っ直ぐ上げ下げ
あれ?もうペダリングは完成したんじゃないのと思うかもしれませんが大事なことがもう一つ。
膝を真っ直ぐ上げ下げしてください。
いや、短時間しか漕がないなら別にやらなくてもいいんですよ。
でも普通自転車って、ロードバイクって結構長時間漕ぎますよね。
長時間漕ぐさいに膝が真っ直ぐ上げ下げできていないとちと困った状況に陥ります。
乗り出して間もないたいていの人は、何も意識しないと膝が外側に開いたがにまたで漕いじゃうんです。
それが長時間続くと膝の外側が痛くなってきます。その痛みはだんだん強くなり漕ぐことが苦痛になります。
それを防ぐためにも真っ直ぐ上げ下げせよ!ということなんです。
真っ直ぐ上げ下げするコツは、内ももがシートの内側にカーブしている部分にかるく触れるぐらいを意識してください。
シートはそうやって意識すると、膝が真っ直ぐ上げ下げできるように設計されているそうです。
余談ですが、膝の前が痛くなる方。
踏み込みすぎです。もっとリラックスして下さいね。それかギア比が重すぎです、もう少し軽めにしてあげてください。
以上の四点を意識すれば自然と“足の部分は”いいペダリングになるはずです。
今回スランプを抜けるにあたってかなり役だったLSD。LSDって力まないで漕ぐからいいペダリングを身につけるにはもってこいかも。
ロードバイクってペダリングの良し悪しで速くなるかならないかが決まるから、やっぱ速くなるにはLSDが一番なのかもしれませんw
それではみなさま、今後も快適なライディングライフをお楽しみ下さい。
高原部自転車課長の江口でした。