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私には、文庫本になったら必ず読もうリストがあり、

その中のひとつがとうとう文庫化されたので購入。



ストーリーは・・・


短編集となっており、5つの物語で構成されています。

ホームレスに憧れる男性、

アイドルオタク、

フリーターの女の子、

ギャンブル中毒の男性、

才能のないお笑い芸人を好きになった女の子、

それぞれ違う世界の少しダメな人間に焦点をあてて、

その一生懸命な姿を描いています。



ネタを作る芸人さんのなせる業と言っていいのでしょうか、

それぞれ独立している物語でありながらも、

世間は狭いというかのように、それぞれをリンクさせる演出だったり、

<前フリ⇒オチ>のプロットがしっかり出来ているからこそ、

緩急のある内容となっているところは、まさに見事。

また、くどい表現などのない、シンプルな文章表現は、

スッと体に染み込む様に読みやすいです。


ただ一方で、短編集だからということもあると思いますが、

自分の胸に刻み込まれるほどのインパクトはありませんでした。


きっと長編であれば、また違うのでしょう。



最後に・・・


読書から遠ざかっている人が読むには、

最適な作品だと思います。

読みやすく、面白いし、話題にもなっている。

これをキッカケで、読書が好きになる人もいると思います。



個人的オススメ点数 70/100

志水辰夫
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平和な日常が続き、ちょっとした波乱が欲しいなと思っていた矢先に、

本屋さんで、“行きずりの街”という夜のニオイをかもしだすタイトルを目にしました。

しかも、本の帯には、「このミス1位」と。

昼ドラを見るつもりで、購入。



ストーリーは・・・


女性ととの恋愛がスキャンダルとなり、

都内の名門女子高を追放された元教師がいました。

彼は郷里に戻り、塾講師をしていたが、

教え子が失踪し、彼女を探しに東京へ再び訪れる。

そして、彼女の跡を追ううちに、

彼を追放した女子高と、彼女が関係していることや、

彼が女子高から追放された、本当の理由を知る。

その中で彼は、失踪した教え子を探し救うために、

そして、自分の過去と決着をつけるために、

目前で起こる事件に立ち向かっていく。



全体のストーリーとしては、

少々、都合よくできているところもありますが、

個人的には、好みのタイプです。


ただ、ストーリーの展開の仕方が、

少々雑だったように思えます。

一部、前後関係がおかしなところがあります。

点と点を結び、線にすることでストーリーは成り立つはずですが、

所々で、点と点が結ばれず、

なんでこの出来事が起こったの?と思うようなところがあります。

それが、どうでもいい様なところであれば、

まだ我慢しようと努力はしますが、

ストーリーに多少なりとも関わってくるところだったので、

なんとも読んでて残念です。


最後に・・・


好きなタイプのストーリーだっただけに、

前後関係が合わない事柄が出てくることで、小説に疑問を持ち、

集中して楽しむことができなかったことが残念です。

また、恋愛小説としての側面も持つだけに、

人間の汚い部分をもっと深く描いて欲しかったです。


個人的オススメ点数 60/100

夏はあまり好きではないのですが、
ヒカリモノが好きな私にとって、
花火は少し特別です。

人ごみは嫌いだけど、花火大会には行くし、
湿気と汗でベトベトするけど、友人たちと花火をします。

とは言っても、私は最初、2・3本に火をつけた後は、
どこかに座って、
キャッキャキャッキャと騒いでいる友人たちを
ぼんやり眺めては満足しているのですが・・・

賑やかな花火も終わりに近づくにつれ、
少ししんみりとするものですが、
そんな中での線香花火はとても好きです。

みんなで輪を囲み、
いっせいに火をつけて、
自分の線香花火に集中してはみますが、
その向こうにぼんやりと仲間の顔が見えたとき、
好きではない夏が、少し好きになれます。


でも最近では、打ち上げ花火の方が好きかな。

ほんの少し大人になり、友人たちと会う時間も減っていく中で、
以前のように、同じ時間の中で同じものを見上げられることが、
とても贅沢に思えます。

もちろん、打ち上げ花火の華やかさ・鮮やかさは、
それだけで感動させてくれますよ。