私には、文庫本になったら必ず読もうリストがあり、
その中のひとつがとうとう文庫化されたので購入。
ストーリーは・・・
短編集となっており、5つの物語で構成されています。
ホームレスに憧れる男性、
アイドルオタク、
フリーターの女の子、
ギャンブル中毒の男性、
才能のないお笑い芸人を好きになった女の子、
それぞれ違う世界の少しダメな人間に焦点をあてて、
その一生懸命な姿を描いています。
ネタを作る芸人さんのなせる業と言っていいのでしょうか、
それぞれ独立している物語でありながらも、
世間は狭いというかのように、それぞれをリンクさせる演出だったり、
<前フリ⇒オチ>のプロットがしっかり出来ているからこそ、
緩急のある内容となっているところは、まさに見事。
また、くどい表現などのない、シンプルな文章表現は、
スッと体に染み込む様に読みやすいです。
ただ一方で、短編集だからということもあると思いますが、
自分の胸に刻み込まれるほどのインパクトはありませんでした。
きっと長編であれば、また違うのでしょう。
最後に・・・
読書から遠ざかっている人が読むには、
最適な作品だと思います。
読みやすく、面白いし、話題にもなっている。
これをキッカケで、読書が好きになる人もいると思います。
個人的オススメ点数 70/100


