よく行く本屋さんで、オススメの文庫本第1位にランキングされており、
題名のインパクトの強さに打たれ、購入。
ストーリーは・・・
東京郊外の平和な住宅街で、連続誘拐殺人事件が起こる。
その住宅街の住民である富樫修は、
悲惨な事件に辟易しながらも、我が家の平和を信じ続けていた。
しかしある時、我が子がその事件に関与していることに疑いを持ち、
それはやがて確信へと変わっていく。
そのとき、富樫修は父親として、どのように我が子と向かい合うべきか。
前半では、
連続誘拐殺人事件について、テンポよく描かれています。
事件に対する警察の対応であったり、
近所の喧騒や、富樫家での会話など、
様々な角度から、1つの事件を描くことで、
平和な住宅街の様子が目に見えるようです。
途中、富樫修が我が子の事件への関与に気づいた頃から、
富樫修の妄想について描かれています。
我が子がいかに事件に関与しているかを、
とても細かく妄想しているのですが、これが長い。
しかもテーマが重く、暗いために、
読書半ばにして、かなり疲れました。
そして後半は、我が子といかに向き合うかを描くのですが、
これが、少々期待はずれでした。
良くも悪くも、明確な答えを出して欲しかったです。
作品の締め方は、2種類あると個人的には思っています。
1つは、一件落着であろうがなかろうが、
テーマの答えを明確に出して、物語を締める。
もう1つは、あえて答えを出さないことで読者に考えさせたり、
答えを出すことを目的にしていないために、あいまいにして物語を締める。
この作品の場合、私は前者だと思いました。
最後に・・・
読んで疲れました。
心地よい疲れだったら良かったのですが、
私生活でなにか失敗してしまったかのように、疲れました。
でも、こういう作品も、
ありっちゃありかな。。。
う~ん。
まぁ、引きこもるには、いいかも。
個人的オススメ点数 65/100
