世界の終わり、あるいは始まり | 本を読んだり、映画を見たり。
歌野晶午
¥780
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よく行く本屋さんで、オススメの文庫本第1位にランキングされており、

題名のインパクトの強さに打たれ、購入。



ストーリーは・・・


東京郊外の平和な住宅街で、連続誘拐殺人事件が起こる。

その住宅街の住民である富樫修は、

悲惨な事件に辟易しながらも、我が家の平和を信じ続けていた。


しかしある時、我が子がその事件に関与していることに疑いを持ち、

それはやがて確信へと変わっていく。

そのとき、富樫修は父親として、どのように我が子と向かい合うべきか。



前半では、

連続誘拐殺人事件について、テンポよく描かれています。

事件に対する警察の対応であったり、

近所の喧騒や、富樫家での会話など、

様々な角度から、1つの事件を描くことで、

平和な住宅街の様子が目に見えるようです。


途中、富樫修が我が子の事件への関与に気づいた頃から、

富樫修の妄想について描かれています。

我が子がいかに事件に関与しているかを、

とても細かく妄想しているのですが、これが長い。

しかもテーマが重く、暗いために、

読書半ばにして、かなり疲れました。


そして後半は、我が子といかに向き合うかを描くのですが、

これが、少々期待はずれでした。

良くも悪くも、明確な答えを出して欲しかったです。


作品の締め方は、2種類あると個人的には思っています。

1つは、一件落着であろうがなかろうが、

テーマの答えを明確に出して、物語を締める。

もう1つは、あえて答えを出さないことで読者に考えさせたり、

答えを出すことを目的にしていないために、あいまいにして物語を締める。


この作品の場合、私は前者だと思いました。



最後に・・・


読んで疲れました。

心地よい疲れだったら良かったのですが、

私生活でなにか失敗してしまったかのように、疲れました。

でも、こういう作品も、

ありっちゃありかな。。。


う~ん。

まぁ、引きこもるには、いいかも。


個人的オススメ点数 65/100