- 港でクレーンを操るレイは、別れた妻に預けられた子供たち、ロビーとレイチェルとぎくしゃくした日常を送っていた。
いきなり空に稲妻が走り、世界16ヶ国が同時に宇宙人に攻撃されたことを知る。
子供たちを連れ、街から脱出できるのか?
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スティーブン・スピルバーグ監督作品。
題材はご存知、ウェルズのSF古典作品なわけなのですが……。
邦題は「宇宙戦争」ですが、どちらかと言えば「地上難民劇」というカンジ。
なにしろ、一市民であるレイ(トム・クルーズ)が主人公なので、話の広がりようがないのですよね。
家族のために逃げる、ひたすら逃げる、他人を蹴散らしてでも逃げるわけです。
暴徒と化した群衆も恐ろしいし、トライポッドの攻撃になすすべもない人類の無力さもよく描かれていて、こういう映画にしては珍しく、きちんと恐怖感がありました。
しかしなあ……
そもそも何を描きたかったのかが、私にはよく分からないのです。
家族愛……もなんかハンパなカンジだしなあ。
愛と勇気……人間同士は殺し合うばかりで、助け合ったりしないしなあ。
私個人としては、ダコタ・ファニングの脅え顔の可愛らしさだけで、ごはん三杯くらいいけそーなので、特に不満はないのですが。
ああ、そうだ分かりました!
別れた妻の新しい夫・ティムの存在が邪魔なんだわ!
だからラストも「ああ、よかったね~」というより、
「どうすんだ、この家族……」
と非常にスッキリしないものが残ったわけで。
しかし、これだけヒネリのない古いモチーフを、飽きさせずに大迫力で見せるスピルバーグは、やはり優秀な監督だなと思います。
今回、トム・クルーズと組んで仕事をするために三つの案があって、その中からコレを選んだそうですが、
残りのふたつのほうが遙かにマシな題材だったのではないでしょうか……。
オチは最初から期待していなかったのでどうでもいいのですが、なんかこういうのありましたよね、クライトンのSFに。「スフィア」か「アンドロメダ病原体」のどちらか。←どっちだよ
そして「なんだかうるさいな~」と思っていたナレーション(いまどきナレーションがあるというレトロ演出……)が、モーガン・フリーマンであったことに驚いたり。
結論として、観ても退屈はしませんが、釈然としない気持が残る映画。
(ちなみに画像はオリジナル・サウンドトラックです)







