水の中。 -21ページ目

水の中。

海外小説のレビューと、創作を。


035




「おい、油断するな。ヤツらは来ないって言っても来るぞ。来ると言ったらすでに来ているぞ?!」


早朝から私を揺り起こし、ダンナが低い声で警告を発します。



「荷物持って移動するのが面倒だからー、今回はそっちへは行かない」と、遠慮からか本音からか、そう言い出したダンナ両親でしたが……。



さすが血のつながった親子、ダンナは自分の父親の自由人ぶり(携帯を持たせても忘れる、勝手にいなくなる、いなくなったと思ったら庭から入り込んでいて手をふっている等)をよく知っているため、

「ヤツらが来ないわけがない!」

と言い切るのです。



「え、そ、そう……? まあべつに準備はしておくつもりだから、いいけど……」
とりあえず拭き掃除などをしておく自分。そして足りない食材などを買い足す自分。

そして、今現在――やはり来ています。



「やっぱり畳の部屋があるといいわ~」と言っています。
こまかいことはさておき、滅多に訪れない二人(ていうか兄さんも来てるので三人)なので、心をこめてもてなしたいと思います。
ねむいけど。




つづく(なにが?)





034



というわけで(自分勝手な省略)、ダンナ両親の急襲におびえる私でしたが、


「あんたたち帰りが遅いから、今日はお兄ちゃんのところに泊まるわー」



だそうで、今夜のところは旦那兄(独身・彼女募集中)のところに泊まるのだそうです。



よ、よかった。



しかし旦那ママいわく、

「あそこのマンション、ホテルみたいで居心地悪いのよねー」

とのことで、同じマンションでも和室のある我が家がいいのだそうです。



そうか! とりあえず生き延びたので、レンジフードの掃除でもしよう。


ああでも、さすがに眠いなあ……。
コツコツ人生……。




036


どうもこんばんは!


いるようないないような、更新しているようなしていないような(してないだろ)自分ですが、
そんな忙しぶってる我が家に、先日一本の電話が。



「私よー! あらあら元気にしてる? ふたりとも風邪ひいてない?」
「あー、お義母さん……」



ご無沙汰してます元気ですよ、と応じながらも珍しく深夜に電話をかけてくる相手に、なにやら不吉な予感。
そう、そして不吉な予感とは当たるもの。



「東京ドームの試合のチケットがとれたからー、来週の木曜日にそっちに遊びに行くわね」
「もっ……木曜日ですか」


とっさに聞き返してしまったのは、聞き違いであってくれと思ったせいでしょう。
というわけで野球観戦のために旦那の両親がやってくるのです。木曜日に。
いえ、べつにこの二人の訪問自体がイヤなわけではありません。



ただ――いまの我が家、姑チェックに耐えられるような状態ではない。のです。



「え、花見に行くんじゃなかったのか?」
「花見とか、うちにはもうそういう時間は残されていないのよ!! さっ、窓ふいて!」



ぼんやりした旦那に指示を出しつつ、大掃除へ突入。
そうです。木曜日にお客さまが来るのであれば、今この週末しか時間は残されていないのです。布団をほしたり庭の草をむしったり(←マンション1Fなので要らん庭がついている。隣家は美しい奥さんがステキなガーデニングをしているのですが我が家のそこは草原のよう……)、やることはいくらでもあるのです!!



……というわけで、ここの更新がとどこおっておりますが、
そのうちたくさん更新したいなーしたいなーと思っております。

ではまた!



番人に選ばれながら、「闇の種子」を封じそこねたセレスト。
種子を宿したニコル(エルバート)は、妖しい魅力によって支持者を増やしつつ、セレストを取り込む機会を狙っていた。



DARK SEED



う、うーん……。
最後まで読んでみても、やはり何が描きたかったのかよくわからない……。



石によってつながる魔法使いたちの関係なのか、

迫害されて封じられたエルバートの悲しみなのか、

リジーの出自コンプレックスなのか、セレストの成長物語なのか、兄アルジーの弟思い感動秘話なのか、男前な母アレックスのハンサムぶりなのか、ヴィンセントがセレストに懐かれているのは何か意味あるのかとか、エルバートの幼馴染であるシィリアの想いもとってつけたようだしなとか、
なんというかこう、それぞれはとても魅力的な要素だと思うのですが、詰め込みすぎて消化せず、すべてが中途半端なような。



私が「主人公に固定された視点」「一対一の人間関係」を好む頭のカタイ読み手であるせいかもしれませんが、何をどう楽しめばよいのか分からず……。



ううーん。
少なくとも、クライマックスである「セレストとエルバートの対決」を、ああいう言葉だけのやりとりで終わらせてはなあ。
まんがである意味がないよなあ、と思います。



ああいう言い合いでなく、エピソードで納得させてほしかった。

もしも会話のみで終わらせるのなら、もーちょっと言葉を磨いて説得力のあることをセレストに言わせなければダメだろうなーと思います。



話としては意外なほどキレイにまとまっていたのですが、あらためて考えてみると何の話だったのか非常に疑問。


そもそも「闇の種子」って何なんだっけ……?







ディヴィッドは幼なじみのミリーに恋する、平凡で内気な15歳の少年。
ところが「ジャンプ」という特殊なテレポート能力に目覚めてからというもの、
家を出て世界中を飛びまわり、束縛されない自由を謳歌していたのだったが、いつしか彼の背後には謎の組織が迫っていた――



(下の画像は原作小説)

ジャンパー 下 (ハヤカワ文庫 SF ク 8-6) (ハヤカワ文庫 SF ク 8-6)/スティーヴン・グールド
¥700
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ジャンパー 上 (ハヤカワ文庫 SF ク 8-5) (ハヤカワ文庫 SF ク 8-5)/スティーヴン・グールド
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ジャンパー グリフィンの物語 (ハヤカワ文庫 SF ク 8-7) (ハヤカワ文庫 SF ク 8-7)/スティーヴン・グールド
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「えっ、ここで終わり?」みたいなストーリーではあるのですが、
なかなか魅力的な映画でした。



原作での「ジャンプ」はすんなり移動するだけで、周囲にはまるで影響を与えないのですが、映画版での「ジャンプ」はガンガン空間を歪ませてまさに「跳ぶぜ!」という印象であるのが面白い。



そして映画版に登場する、「もうひとりのジャンパー」であるグリフィンの存在(小説でもこの公開にあわせてグールドが前日譚としての「グリフィンの物語」を書き下ろしているようですが……)がイイのです。
このグリフィン、デイヴィッドと同年代の青年なのですが、自分からちょっかいをかけておきながら「俺はツルむのはイヤ!」と背を向ける孤高の変人ジャンパー、しかもちょっとオタク。
いやー、すごくイイ。好きですこういうキャラクター。
この傍若無人な変人グリフィンと、気弱で繊細なデイヴィッドのコンビが面白い。



……ただですねえ、やはりストーリー後半が。
後半が盛り上がりなく終わってしまうのがどうも。
なにしろ一番の見所とゆーのが、敵対組織との闘い――でなく


「爆破しちゃおうぜ!」
「だめだミリーが人質にとられてる!」


というジャンパー二人の「世界を股にかける内輪モメ」なのですよ。
ええー!! それってどうよ。いや、それ自体はばかばかしいほどの大迫力で面白いのですが、
それがクライマックスって、どうなのよ。



原作にあった「母を殺した飛行機テロの黒幕への復讐」というエピソードがバッサリ無くなっているのは仕方が無いと思うのですが、敵となる組織「パラディン」の背景がきちんとつくられていないのが、説得力に欠けてダメなのですよねえ……。
この「パラディン」、中世からジャンパーを狩りつづけてきた組織、としか説明されず、なんだかわけわからんのです。
宗教的背景があるのなら「パラディン」のベテランハンターであるローランドの「それは神だけが持つべき力だ!」というセリフも生きてくると思うのですが、そんなお金の出所もわからん秘密組織が中世から綿々と続いてきたとゆーのが絵空事すぎて、「ハア?」となっちゃうのです。



デイヴィッドの父も結局は「妻に出て行かれてから変わってしまった人物」というだけで、特に悪役という扱いではなく、


デイヴィッドを置いて出て行った母との和解も、和解なのか決別なのか、いまひとつ不透明。



結局デイヴィッドが何と闘ってきたのか、何を克服したのか、分からない。
うーん……。



劇場で私のうしろで観ていた男性の
「つかみどころのない話だなー」
というのが、一番よくこの作品をあらわしているかもしれません。


すごく魅力的な要素がたくさん詰まっていて、もっと面白くできるはずの物語なのですが、惜しいです。
原作をふまえたデイヴィッドのキャラクターなども、すごくいいと思うのですが、起承転結で言うのなら「起」だけで物語が終わってしまっている。
エンドロールが流れても、これで完結したという気がしなかったですねえ……実際、88分というのは、ちょっと尺が短い気もします。勝手な感想ながら、二作目があったほうがいいのかもしれないなーと思いました。



うーん、これはむしろ原作を読んでいるほうが、楽しめる映画かもしれません。
あっちは「内気な青春小説」、こっちは「迫力エンターテイメント」なので、その雰囲気の違いが面白かったですね。





週末のこと、同僚がウキウキと「わたし今夜はダンナとデートなの~。ホワイトデーだから」と言って去る姿を、呆然と見送る自分。


それ……それ、どこの国の風習ですか……?




36



というわけで、どうもこんばんは!
ホワイトデーでも節分でもひな祭りでも、フツーにバリバリ残業しております、わたくしでございますよー。
忙しさにかまけてココを放置していたのですが、
えーと春先はどうせなかなか時間がとれませんので、とりあえずお茶をにごすために今後の更新の予定でも書いておこうかなと。 ←ひどい



予定としては


1書庫を更新して、いいかげん長いアレを終わらせ
2なんか企画モノ掌編をやり
3「神州纐纈城」の漫画版を読んだので(石川賢読みましたよ発掘屋さんー!!)国枝史郎原作と比較して伝奇論(ちょっとウソ)を
4あと「トワイライト・ゾーン」のリメイク映画版レビューと
5短編集「ゴールデン・マン」を題材にフィリップ・K・ディックの発想力について



……くらいでしょうか。
順番はアヤシイところですが、このへんを少しずつやっていきたいなーと思います。



それはそうと!

しばらくココへ来ないでいるうちに、なにか大きなメンテでもあったのでしょうか。
なんかちょっと様子がちがう……ような(Amazonの画像が使えなくなったのは今さらですか?)。

まあ、アフィリエイトもアメーバポイント(とゆーものがあるんですよ)も別にいらないので、あまり気にしないでボチボチ続けていきたいと思っております。よろしく。

桐山零は高校生でありながら、プロの棋士でもある17歳。


何もない部屋に一人で暮らす彼には、その才能ゆえに、
世話になった一家をバラバラにしてしまったという過去があった――



3月のライオン



おお! なんとなく

羽海野チカさん→リリカルでメルヒェン☆とゆーイメージがあったのですが、
下町描写が意外なほどハマるではないですか!



月島の川沿いの風景に、古い家に丸いちゃぶ台に扇風機に、かわいくないとこがカワイイ猫!



いやー、いいですねえ。



わたくし的ポイントとしては、主人公の心のよりどころとなる三姉妹の長女、あかりさんのグラマラスさがイイ!
いやエロな意味でなく、母性が! 母性を感じるのです。
これはいいですねえ……。



下町ホーム・ドラマの中で、主人公が過去と対峙しつつ成長していく物語となるのでしょうが、
おそらく予想の範疇から飛び出すような突飛な展開はないと思われますが、
良い意味で思ったとおりの展開となってくれるような、居心地のよい空気を楽しむような作品になるのではないかなーと思われます。


それにしても、このタイトル「3月の~」はいいですね。
物語のタイトルに入るような季節として、私が好きなのは「八月」と並んでこの「三月」なのですが、
春の手前の厳しさや孤独さみたいなものが感じられて、雰囲気があります。


(これが「三月町(←あかりおねいさんたち川本三姉妹の暮らす町の名)のライオン」だったら、だいぶ話はちがうような気がする……)

「それ」が初めて起こったのは、怒った父親がベルトのバックルでぼくを叩こうとした時だった――


ある日突然、テレポーテーション能力を手に入れたデイヴィッドは、暴力的な父親から逃れるために家を飛び出した。
銀行から盗んだ大金で、自由を手に入れたはずの彼だったのだが。





いやー、SFかと思いきや、
いえ、もちろん「テレポーテーション能力のある主人公」という大変にSFチックな設定ではあるのですが、
本作がどのような物語かといえば、デイヴィッド少年の成長物語、なのですね。



一人称で読みやすい訳文、さして長くもない物語なのですが、どうにも読むのに時間がかかってしまったのは――この17歳の主人公があまりに幼くて、痛々しくて、なかなか読みすすめられなかったせいではないかと。



だってさー、何かあると彼は「生まれ育った町のお気に入りの図書館」へジャンプしたり、
「逃げ出したはずの家」へ何度もジャンプして戻ったり、
行き場所がないのですよ。



お金があっても、人にない超能力があっても、内気な17歳の家出少年は他の何者にもなれないのです。


ああ、つらいなあ……。


子供って、不自由で自分の力で動かせることがなくて自分が何を知らないかも知らなくて、ホントーに無力で。
背伸びしてはヘマをして、恥をかいて傷ついて、だけど必死なデイヴィッド。
前半部分は彼のそういった日々がつづき、まあこれは読み手によっては「コメディ部分」として読むこともできるのかもしれませんが、私はなんだか眉間にシワが寄ってしまいました……つらくて。



後半はテロリストに母親を殺されたデイヴィッドが復讐のために動き出す展開となっていくのですが、「テロリストとの闘い」よりも「彼の能力に目をつけた国家安全保障局との闘い」に主眼が置かれていて、最終的に彼は多くの敵を出し抜いて「父親と国家安全保障局とテロリスト」という三つの敵へ制裁を加える機会を手に入れるのです。



果たしてデイヴィッドは、復讐するのでしょうか?



自分を嬲り、痛めつけてきた相手をどうするのか?
この問いかけが、実はこの物語最大の山場ではないかと思われます。

デイヴィッドは苦しみぬいて答えを出すのですが、その過程がぜんぜんかっこよくないところがまた、等身大で痛々しいのですよねえ……。



というわけで、とてもよく出来た青春小説でした。
大人になって忘れていた「子供時代の不自由さ」を思い出させられて、辛くなるほど。




さて本作は映画「ジャンパー」の原作ではありますが、1992年当時はまだそれほど世間を震撼させることもないフィクションであった「飛行機をつかったテロ行為」がたくさん出てくる物語であるために、映画版にはかなりの変更が加えられているそうです。そのあたりはムリもない話ですが、「この自由に未来はあるのか」という、原作で丁寧に書かれていた主人公の閉塞感や苦しみという要素が、きちんと入っているといいなーと思います。




ミッション1「闇からの奇襲」つづき


空中で出くわした大型ドラゴン――操るのはモーカイ族の将軍アタ・カイであった。

ソニー・コンピュータエンタテインメント
RISE FROM LAIR(ライズ フロム レア)



「えー、将軍さまが何でこんな前線に来ちゃうの……?」


首をひねる、このミッションの指揮官であるわたくし。
公式サイト で調べてみたところ、この将軍、なんと国家の指導者的人物なのだそうです。



「へえ、将軍さまだけど王様みたいなものか。こんなとこに単騎でくるなんて、組織力のない……それとも部族の価値観の違いなのかねえ……戦士の美学?」


「いいから倒し方! 倒し方調べてくれ! 見失う!」



ドラゴンで飛び続けている旦那がうるさいので、もう一度説明書を読み直します。



「えー、レージ・モードっていうのがそれかなあ……でもこれ難しいなあ……あ、これがいいや、ロック・オンして!」


「こうか?」


「そうそう、ロックオンして~、マルのボタン押す!」


「押す……うわ、なんだ?!」


ドカン!!


「ねっ、ドラゴンごと体当たり~」


「勝手に体当たりさすな!」



他のややこしいコマンドを説明するのが面倒くさい自分、「これが効くのよー」と嘘こいて、体当たり指示を出し続けます。
しかしこの体当たり戦法、何度かつづけたところ――


「アレ……?」


途方に暮れた様子の旦那、画面を指差します。


「なんか絵がかわった……クリアしたってことか?」


「ええええー!!」



「何がええー、だよ。次のミッションがくるぞ」






ミッション2「血まみれの戦場」



ドラゴンとともに地上へ降り立ったロン。
兵士たちを撃破して前進し、モーカイ族の武器であるカタパルト(投石機)を破壊せよ!



草地へと降り立ち、行くあてもなくウロウロするドラゴン。


「地上戦……ドラゴンにのったまま地上戦てどうやるんだ?」


戸惑った旦那の声が聞こえますが、まだひとつ前のミッションが腑に落ちないわたくし、
「えー、将軍て捕まえられないの~? なんでー?」
ぶつぶつと文句を言い続けています。


「なんでって何が?」


「だってさー、あれで捕獲できてたらさー、たたかわずして戦争に勝てるとこだったのにー!!」



……どうして将軍を捕虜に出来ないのでしょう。
むうっとする指揮官であるわたくしに、一介の兵士である旦那が「おまえ……」と呆れたようにうめきます。



「最初のミッションで戦争が終わるようなアクション・ゲームやって楽しいか……?」


(そうか……!)



自分が求めるものと、本作「ライズフロムレア」の目指すところが違うことに、薄々気がつきかけてきた自分。
戦いのさなかで戦争の矛盾に苦悩する……なんだかガンダムのようです。 ← どこが 



そうこうしているうちに、草地に地上兵たちが現れてきました!
うわー、ちっちゃい。なんか米つぶみたい! 




<ライズフロムレア~血まみれの戦場・後編~へつづく>

いや、つづかないかも……


平和な町に突如襲いかかるモーカイ族。
アシリア帝国の誇る「スカイガード」――ドラゴンを駆る空の守護者たちが出動する。
その中には、若きスカイガードであるロンの姿があった。


ソニー・コンピュータエンタテインメント
RISE FROM LAIR(ライズ フロム レア)


これが何って、ゲームですよ!
ゲームを買ったのですよ!
だってPS3がうちに来たから!! (それだいぶ前なんじゃ……)


今だったらおそらく「龍が如く」を購入するところですが、この購入時には、これといって欲しいタイトルも無かったわたくし。



「これ! これやろう簡単そうだから!」


と手にとったのが「ドラゴンにのって闘うゲーム」であるコレなわけです。



さあ、旦那を付き合わせて、早速ゲーム開始です。




「オープニングムービー」


何やらお城で男たちが集まっています。これがスカイガードの面々なのか、闘う気まんまんだったり、軽口をたたいたりするキャラクターたち。映像きれいです。



「あー、もう小芝居いいや! とばして!」
「小芝居っておまえ、一回目くらい見とけ……」



面倒くさがってストーリー部分をスキップしたがる私に、呆れながらも先へ進む旦那。
そうです、コントローラーを握っているのは旦那のほうです。わたくしは指示をするだけの指揮官です。
とりあえずミッションへ突入します。




1「闇からの奇襲」


スカイガード・ロンの出動!
ドラゴンを駆って、港を攻撃するカタパルト船を迎撃せよ!



「そうか、水面ギリギリに飛ぶとやりやすいのか……」
「さ、どんどん撃って! つぎ!」



鼻息あらく指示するわたくし。
カタパルト船を全滅させた旦那は、器用なようでいて、やはりゲーム素人。
次にあらわれたドラゴンを見て、
「ちょっと待て……どっちがオレ!?」
どれが自分のドラゴンか分からなくなるほどの初心者ぶり。



しかしこの局面であらわれたドラゴンがですね、問題なのです。

「なかなか死なないな~逃げ足速いな~」

困惑する旦那を援護しようと、説明書を読んでいた(だけの)わたくし、ある事実に気がつきました。



「このドラゴンはね~、アタ・カイ将軍――えっ、将軍?!」


こんなとこで将軍さまが何をやってるので……?




<ライズフロムレア~2血まみれの戦場~へつづく>
……のか?