サトウユウイチのごすぺる放浪記 -804ページ目

教会役員就任記念「伝道について考える」(その1)


ユーリのごすぺる放浪記


 


 僕が毎週日曜日に教会に通っているクリスチャンなのですが、実はこのたび自分が通っている教会の伝道部長に就任しました。


 役員に就任するのははじめてですので、目の前にある問題に取り組んでいるだけで任期なんてあっという間に終わってしまうんだろうなと思っています。


 とはいえ、これを機に自分の「教会の伝道」の考えをまとめてみるのも面白いかなと思いましたので、いろいろと書いてみましょう。


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 僕は以前、釧路に住んでいたときに教会で洗礼を受けたのですが、仕事で釧路を離れてからも1年に1度か2度は、釧路に戻ってその教会で礼拝を守っています。


 今の日本では、どの教会でも礼拝に出席する人が固定化され、高齢化しているというのが普通なのですが、僕の母教会ながら、この教会は驚くべきことに毎年、礼拝に出席する人数が増え続けています。しかも、若い人が多い。


 そこで、この釧路の教会の特色がどこにあるのかを考えることが、伝道成功の方法を考えるヒントのひとつになるかもしれません。


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 釧路の教会、正確には「釧路キリスト福音館」ですが、ここには二人の牧師がいます。


 一人は正確には「宣教師」。伝道を目的としてイギリスから派遣されてきたカウエル師ですが、このたび使命を果たされて帰国することになっているということは、以前このブログにも書きました。


 そしてもう1人が、元々はカウエル先生を慕って集まった学生達の1人で、牧師となってからもずっと同教会を守り続けているY牧師。このかたが僕に洗礼を授けてくださって人でもあります。


 カウエル師は釧路の学校で英語の講師としても働き、奥さんは料理教室を開いたりお祭りの雪像作りに参加したりと、夫婦でさまざまな機会を利用して市民と接してきました。

 それがきっかけで教会に来ようと思った人は、決して少なくないはずです。

 

 そうして教会に来た人々の礼拝と、一人一人の霊的な成長を導き守っているのがY牧師。

 ひとつの小さな教会を2人の経験ゆたかな牧師が、何十年にも渡って試行錯誤しながら守っている。

 これが、「福音館」が成長を続けている理由のひとつではないかと考えています・


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 また、はじめて「福音館」を訪れた人は、そこが教会ではなくライブハウスではないかと思うはずです。

 礼拝の賛美歌を伴奏するのはピアノやオルガンばかりではなく、キーボードにドラムセット、エレキギターにベースなど。


 「福音館」は元々、ブレザレンという古い礼拝形式を重んずる流れを汲んでいましたので、使っていた讃美歌も普通の賛美歌ではなく「聖歌」と呼ばれる古いもの。しかも、人間の声が神様が与えてくださった最も尊い楽器なので、礼拝に使う伴奏はオルガンやピアノはともかくとして、アコースティック・ギターですら許されないとする厳格な宗派でした。

 それを守り続けてきた古参の役員を説得して教会にドラムセットを持ち込み、賛美歌もポピュラー音楽に近い「リビングプレイス」や「ワーシップ」と呼ばれるものに変えたのが、「福音館」の賛美リーダーで僕の大切な仲間の一人であるH氏です。


 これとともに、最近はカウエル先生自ら釧路のゴスペル・クワイアーに参加し、クワイアーのメンバー達ににキリストのことを伝えたのですが、そのほかにも有志が集まってコーラス・グループを結成したり、日本の教会音楽界のアイコン、森祐里さんをはじめとした、さまざまな教会音楽のミュージシャン達のコンサートを定期的に開くなど、積極的に音楽活動に取り組んでいます。


 そしてこれらの取り組みが、教会に若い人々を取り組む原動力となっているのです。


 これは教会の伝道において大きなヒントですが、必ずしも全ての教会で有効とはいえないかもしれません。

 仮に僕が北見の教会にドラム・セットを持ち込んだとしても、はたしてそれを叩ける人がいるのか、ギターを弾ける人がいるのか、という問題もありますし。


 ただ、新しい礼拝で新しい曲を使うにせよ、伝統的な曲を使うにせよ、少しでもよい曲を探す努力は続けるべきでしょう。

 もしかすると、「教会で聞いたあの曲を歌いたい」ということがきっかけで礼拝に出席する人が出てくるかもしれませんし。


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 長くなりそうなので、続きはまた次回に。