嫁氏共々どうしたもんかと悩んでいるんですが、
以前よりは良いようで、調子の良い日は出かけたり出来るようです。
先日、気分の良い日に娘2号から軽く外出がしたい…と希望があったようで、
嫁氏から「柴又の寅さんとこに行ってくる」と連絡がありました。
寅さん…なんかそれを聞くと胸が潰れそうになりました。
もう何年も前、僕が日本に居て、もちろん娘達も元気だったころ、
毎週土曜日の夕方は「寅さん」を見ながら晩御飯を食べるのが定番でした。
子供たちも、また~?って言いながらも、家族全員で笑いながら寅さん見ていました。
色んな話をしたり、TVの寅さんにツッコミをいれたり、幸せだったなぁ~
料理も本当に美味しく感じられたし、寅さんの旅の風景に心うたれたり…
だからか僕と嫁氏の心の中で、寅さんと柴又は家族団らんの象徴みたいな感じなんです。
ちょうど良い距離なのもあるけど、きっと嫁氏はそんな思いがあったと思うんですね。
娘達が本当に子供だった頃に行った事もあったし。
で、久々の外出で楽しかったらしい…リラックス出来たみたい。
寅さん記念館ってリニューアルされたらしい!?それを見に行ったとか。
満面の笑みの娘2号。一見元気に見えるんだけどなぁ
泣けてくるわい…
しかし単身赴任(関西時代)を入れると、おおかた10年位とーちゃん不在。
今も年に1回フラっと帰ってきて…すぐ居なくなる。
娘から見ると、そんなとーちゃんは「寅さん」みたいなもんかも知れません。
ずっと自分一人が海外で(日本でも)頑張れば良い!
そう思ってやってきました。経済的にはそれで良かったかもしれません。
でも、菩提寺の和尚さんに「男親の不在の影響があるのかも…」なんて言われると、
何やら心が折れそうです。これは自分のせいなのか?なんて考えるの辛いですね。
「楽しまねばならぬ」精神で、妙に自分だけは好調なのも後ろめたい気がしました。
この国が気に入ってずっと居ようと思ったけど、帰らないといけないのかもしれません。
…たとえ僕が居ても何にも変わらないかもしれないけど。
「さくら!故郷ってやつはよ…」のセリフで終わる。。。
男はつらいよ 望郷篇
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