ハード・タイムス | ロンリー・オル・ナイト

ロンリー・オル・ナイト

80年代で時が止まったオサーン。タイトルは青春時代の好きな曲から…
そして今はインドネシアで怪魚釣りを夢見る男の海外奮闘記!

こんにちは!!

 

ジョン・クーガー・メレンキャンプに「ハード・タイムス」という古い曲があります。

Oh yes.
It's hard times, for an honest man
Very, very hard times

そうなんだ!

誠実な人にとって厳しい時だ。

とてもとても厳しい時代。

 

今の少しおかしくなった世界を思う時に良く思い浮かべる曲です。

 

 

4年前に心の病気になって苦しんだ娘2号の次女。

なんとか立ち直って、あろうことか就職まで自力で決めちゃいました。

本当に嬉しくて涙がでました。他の何よりも嬉しかった。

それから1年以上、当初はハラハラと見守ってましたが、

たまに落ち込む位で、1年以上元気に明るく過ごしてるのを聞いて、

もうすっかり治ったもんだとばかり思っていました。

 

先週、嫁氏より緊急の連絡があり、またおかしくなったと…

「え!?どうして」と聞いた瞬間、疑問に思いました。あんなに元気だったじゃん?
いつもの嫁氏が大袈裟に言ってるだけであって欲しいと心底思いましたね。

「仕事を辞めたがってる…」と聞き、ああ本当に再発したんだとガックリしました。

 

「仕事」娘は治ったから仕事に就いたのではなく、治る為に必要だから就職したんです。

娘の心の病のきっかけはコロナ禍とか大雪とか色んな事が重なったからですが、

症状が重くなったのは「自分の将来を悲観して思いつめた」からでした。

心の病は思考が狭まるようで…私達親が幾ら「今の若さなら大丈夫」と言っても、

どうにも納得しないのですね。あと真面目なので尚更思いつめるみたいです。

自分の将来の不安と「迷惑をかけたくない」「働かなければならない」という思いから、

自分で出来そうな仕事を探して就職できた⇒安心と自信に繋がって病気が急速に快復した!

それが今の良くなっていた状況にいたる流れだと思っています。

それが娘が自分で自分のアイデンティティを放棄するという事は…

もう再発決定で間違いないでしょうね。本当に悔しいというかなんというか…

 

娘が悪くなった理由は・・・

一日1/4錠まで減っていた薬の服薬を勝手に止めたからでした。

辞めた理由は「(薬が効いて)職場でハイになって頑張りすぎる」からでした。

少し自分でもおかしいと思って嫌だったらしく、もう今なら大丈夫と思ったみたいです。

たった2日止めただけなのですが、不幸にもそこに職場の理不尽な問題が絡んでしまい、

本人も意外と思う位にそれが効いて落ち込んで、職場に行けなくなったとの事。

そして「こうしてふいに休んで皆に迷惑をかけるから」と職場を辞めたい言ってるとか。

そんなに思いつめなくても…と言ったのですが、真面目な娘には耐えれないようで、

迷惑をかけたくないの一点張りで辞めると言って聞きません。

結局は職場の人に病気の説明をし、アルバイトとして引き続き仕事は続けるようです。

職場の方は病気を理解してくれたうえで、3ヶ月は休める事や楽なシフトにかえるなど、

色々と引き止めたり提案をしてくれたのですが…

真面目で誠実な娘は真面目が故にそれには応じられませんでした。

私としてはやり切れない思いでいっぱいです。

 

このチビたちが大きくなりました!

この頃から下の子は他人の気持ちの解る子だった…

 

下の子は今年が成人式、そして上の子は大学卒業です!

願わくばこの笑顔がずっと続きますように…

 

そして、この長女も4月から社会人となります。

この不毛なハードな時代に、どうか溺れず何とか無事に過ごして欲しい。

心の底より思います。もう子供の苦しんだり悲しんだりは見たくないです。

 

今って真面目な人ほど生きにくくて心が壊れるんじゃないか…

だから今の世界で生きていくのは「ズル」くないとダメなのではないか。

誠実な人にとって厳しい時だ。って本当にそう思います。

 







 

 

 

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