こんばんは。


数日前に、財布を忘れて仕事に出てしまいまして。1000円貸してもらいました。

が、その日はあいにく夜も用事があったので、昼飯だけでなく夕飯もこれで賄わなくてはいけない。

シビアな戦いになる・・・!!


昼飯   :580円→まぁわかる

ジュース:120円→ぜんぜんシビアに統制できてない


いやぁ、喉かわいちゃって・・・。


残り300円、ここからが本当の勝負である。


用事の前に、会場の近くにあるスーパーへ足を向ける。

コンビニではダメだ。多少なりともヨセなければ、勝機は掴めない。

時間は午後6時過ぎ、惣菜が安くなっているかどうかは店によって違う。ここはどうか・・・!


10%引きの時間!微細な形勢だ。商品数も多くない。組み合わせは限られている。

表示価格は税・・・抜きか。判断が難しくなる。


95円のツナマヨおにぎり(10%引き)、105円のプリン(10%引き)、そして・・・97円のカフェオレ(定価)。

俺の感覚は、肌は、イケると叫んでいる!


「ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・・・・299円になります」

世界に感謝を。


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今月の「スペースマンでGO!」 の打ち上げで、ゲスト出演頂いた尺八奏者)黒田鈴尊さんと話をしたのが、メイエン先生の石の置き方について。

放送でも、黒田さんが触れていた話題でした。(1時間25分頃)


よくよく聞いてみると、メイエン先生が音をパシリと打たずにそ~っと置いた、というだけの話ではなかったんですね。

というのは、石の持ち方。普通、囲碁になれた人は人差し指と中指で碁石を上下に挟んで、スマートに(?)打ちます。

それはもちろん黒田さんも知っていて、そして気づいた。メイエン先生、親指と人差し指で碁石を左右で挟んで打っている・・・?まるで初心者のような打ち方ではないか。


私はピンときました。メイエン先生、やっぱりすごいなって。


まず、ペア碁っていうのは、なんだかんだ言って、難しいところがあります。

一人で打つときとは違って、ペアの相方のことも気遣う必要がありますから。

さらにさらに、今回は初心者とプロ棋士のペア碁。いかに音楽の世界でプロとはいっても、違う畑でその道のプロと組んだとなれば、その緊張や精神状態は想像して余りある・・・でしょう。


メイエン先生、ヴァイオリン奏者の川村さんの様子を感じ取っていたに違いありません。

できるだけ緊張を与えないようにしないと、ほぐさないと、と。


それは言葉やしぐさでそれとなく伝えていくものです。そして、いろんな気くばりをされていた中で、わずかに感知できたのがその「石の置き方」。


そりゃあ、バチコーン!と打つこともできるんです。相手にプレッシャーを与えるときとか、これはいい手だろう!というときには私も指がしなります。

しかし、これはペア碁。そして相方は囲碁歴1ヶ月の女性です。相方までびっくりぽんさせてはいけない。


まるで、子どもと話をするときに目線を下げるのと同じように、碁石の置き方を川村さんに合わせたのです。


この共感性の高さ、さりげなく所作で表せること、これがメイエン先生の魅力なのですよ!!



・・・・・

・・・

・・


などと妄想したのもつかの間。

メイエン先生に真意を直接聞いてみたかったけど、残念ながらお帰りになられた後でした。

でも、聞いても「いやぁ~、たまたま、そんなバシッて打つほどの場面でもなかっただけだよ、ハッハッハ」とか言うんだろうな~。


囲碁も強くて、繊細さも兼ね備えている。メイエン先生は良い人だな~。

と、数回しかお会いしたことないけど、知ったようなことを書いてみました。

ちゃんちゃん。




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こんばんは。


井山くんが七冠になりましたね。


そりゃー、すごいことだ。これはとてつもないことなんです。

私のような囲碁にほとんどの情熱と時間を費やした人間、そして日本国中の棋士たちが、それ相応のリソースを傾けてなお、彼が唯一の勝者になっているということは、尋常ではないことです。


私は井山くんが七冠を達成するのを待っていました。

でも、それは単純に七冠を達成する瞬間を見たい、ということではありませんでした。


これから私が書くことは、ややもすると常軌を逸していることです。

囲碁界の現状や、スポンサーとの関係性を鑑みれば、無理筋であることは百も承知です。

あるいは、お祝いムードに水を差すかもしれない、ということも考えました。

ただ、あくまでも一ファンとして、どうしても言いたい。今以外には、言うタイミングもないし。



井山くん、タイトルを返上して、世界戦に集中してくれ。

七冠を維持したまま、世界戦に出ることはできないよ。人間が持っている時間は有限だ。

このまま日本国内で戦っていたら、君は数年して打ち盛りを過ぎ、世界の最前線で戦えなくなるのは時間の問題だ。

本当に世界の舞台で戦いたい、成長したいというなら、時間と体力が必要だ。

それには、何かを捨てないと、新しいことを手に入れるのはほとんど不可能だよ。



ボクシングの世界で、別の階級に挑戦するために、チャンピオンベルトを返上することはよくあります。

また、日本男子ゴルフ界でも、松山英樹が国内シード権を捨て、米ツアーに専念するという判断を下した時も、制裁金やシード権の停止といった措置が取られ、物議をかもしました。

他の業界に例を求めなくても、イ・セドルだって韓国棋院ともめていた(詳しくないけど)ことがあります。

善悪はともかく、一介のプレイヤー、特にトッププレイヤーが我を通すことの軋轢というのは、稀にあることのようです。


私が井山くんに不満があるとすれば、建て前を言っているというか、奥歯にものが挟まっているような物言いが多いことです。


七冠達成後の記者会見記事 を見ると、以下のようなことが書いてありました。


『-対コンピューターへの興味は。

 「人工知能ですけど、AlphaGo(ソフト)と李セドル(韓国)さんとの対戦は興味深く見させていただきまして、新たな囲碁の魅力というか、人間にはないというか、少し違う発想も感じましたので、AlphaGoとかコンピューターということではなく、棋士としては強い相手と戦いたいというのは自然にわき上がってくるものですので、どういうものかというのを体感してみたいというのは純粋にはありますけど、あまり言ってしまうとちょっとアレなところもあるので…(笑)』


何がちょっとアレやねん。わかるけど、わからんわ。

言いたいことがあっても言えない事情があるなら、そんなそぶりはハナから出すなや!


人間、だれしも立場というものに縛られるのはしょうがないことです。

だからこそ、それを打ち破ってほしいと思うのは、一種のロマンでもあり、爽快なことなんですけどね。

でもな、他の競技と違うのは、賞金だけで言えば、世界に挑んでもステップアップしないんだよねぇ・・・。


まぁ、井山くんも身軽になったんだし、乾坤一擲の大博打を期待しています!

がんばれ井山くん!




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こんばんは。


少し前回の手割りの記事 から間があきましたが、このままでは中途半端なので、後半を。


「美しい手割り」とはどういうことか、を書いてみたいと思います。

題材はAlphaGo VS イ・セドルの第5局より。


まずは実戦図、25手目まで。


図1

これに対し、私の過去の記事 では以下のように触れています。(再掲)

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図2

実戦、白の6手目で右辺にワリウチをしたような手順。

図3だけみると、黒8、黒10、黒12が狭い範囲に密集しており、いわゆる「コリ(凝り)形」と言えます。

一方、白9、11が中央に対して発言力を高めており、効率的です。


図3

図2からさらに8手勧めました。

基本的にはこれらの交換はすべて悪手とみますが、どの程度の罪があるのか・・・。

後の実戦図にも現れますが、黒4の左上の地点にカケる等、いくらか後続の手段を残してはいます。


図2の白の有利さと、図3に見る8手の交換の白の不利さをどう評価するかに寄りますが、僕は総合評価として白に軍配をあげたい。

したがって、図1が白持ちです。

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さて、上の2つの図をあいまいな言葉になおすと・・・


白がとても良さそう(図2)+白がだいぶ損な手を打った(図3)=白がちょっと良さそう(図1)


さらに例え話。「とても」や「だいぶ」というあいまいな言葉を無理やりコミ(目数)で表すと・・・


白が6目分良さそう(図2)+白が4目分損な手を打った(図3)=白が2目分良さそう(図1)


イメージはこんな感じ。

でも、私の手割り図で問題があるのは、白黒互角の図から比べて「とても」白が良いとか、「だいぶ」損な手を打っている、ということで、ここの評価が具体的にどのくらいやねん!というところが人の感性によって違うのですね。

人によっては、


白が4目分良さそう(図2)+白が6目分損な手を打った(図3)=白が2目分悪そう(図1)


っていう人がいてもおかしくない。

しかし、実際問題としてはあまりに序盤すぎて、コミ換算するのは人間の知覚できないと思われ、ナンセンスな気がします。


かっちりと定量的な表現が難しいなら、あいまいでも定性的な表現を使わざるを得ないのですが、ここでできるだけ精度を高めるにはどうすればよいか。

これは、手割りの図で「とても」や「だいぶ」という表現が出てこないよう、できるだけ互角の図をもって手割りで説明するのが、意識のズレが出にくくてスマートじゃろうなぁ、と思うのです。


というところで、依田紀基先生のブログにあった手割りをご紹介。

最終局についての僕の見解 から図、コメントを抜粋(&ちょっと編集)します。

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図4

実戦の進行でなぜ白が悪くないと思うかと言えば、今から300年以上前の大名人道策先生が確立されたと伝えられる手割で分析します。手順を変えて黒12までと進行したとします。これで右下隅が確定地なら黒が悪くないのかもしれないけど、白9といいところを打っているから白も悪いとも思えません。


図5


この図から白1から黒8までとなったのが実戦と同じ形です。この交換は後に実戦でも打たれましたが、白9とかけたときなどに働くので白がプラスの意味がある。だから実戦の進行が白悪くない、黒が少し割りを食っているのではないかと思ったのはそういうわけです。

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私の図2、図3でやったときと同じく、上の2つの図をあいまいな言葉になおすと・・・


互角もしくは白がちょっと良さそう(図4)+白がちょっと良さそう(図5)=白がちょっと良さそう(図1)


さらにコミ換算で・・・


白が0~1目分良さそう(図4)+白が1目分良さそう(図5)=白が1~2目分良さそう(図1)


特に依田先生の図4~図5でわかりやすいのは、白が良い+白が良い、という組み合わせでプラスプラスの表現になっていること。

私の図2~図3は、白が良い+白が損、という組み合わせでプラスマイナスになっているのが、わかりづらくしていました。




まぁ、シンプルでわかりやすく表現する、というのが私の当面の目標なので、この件では気づきがあったのサ、という話なのでした。

しんぷる いず びゅーちほー。




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