視線がぶつかる
張り詰めたムード
言葉を発するだけでも
罪になりそうな緊迫感に包まれて
ふたりはキス舌を絡め
君の心解きほぐすように

鴨志田は自分の中で、美香をレイプすることを思いつく、そして美香を意のままにして

支配したいそんな欲望がわきあがる。

鴨志田は、居酒屋で金を払うと足早に店を出た。自宅に帰るのではなく、美香を

レイプするために、美香が残業している会社に向かった。

JR渋谷駅の居酒屋から、山手線で恵比寿の会社に戻るため電車に飛び乗った。

今の鴨志田はいつもの自分ではない、実際電車の中で乗り合わせた女性の乗客は得物に見えたが必死に欲望を抑え会社に戻る。電車が恵比寿に向かうたびに鴨志田の胸は高鳴り始めていた。青年の頃に初めて見てしまった、女子生徒の着替え、たまたま更衣室の窓が少しだけ開いていた。鴨志田は偶然目にしてしまう、あの時感じた恍惚な感じが

少しずつ蘇ってくる。

君は躍る

未来のないベッドの上で

窓から差し込む優しい陽射し


白い裸体に反射して

眼窩に見えるそれは白昼夢


君は躍る

満たされない愛を憂う

幼子のような顔で

握り合う手のぬくもりと

体を伝う汗だけが

ふたりをつなぐ証


君は躍る

ベッドの横に置いた

二つの指輪 

罪悪感をその身に

宿して君は躍る