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ル・プラの教会


[ 写真の無断転載は固くお断りします ]
〔フランス,シャモニー〕

更新、ご無沙汰しております。

カンボジアから帰ってきて、カンボジアレポートを書き始めて間もなく、
クリスマス→年末→年始→コラボ展→国内遠方出張→国内近場出張と続き、
確定申告しなくちゃならないし、そうこうするうちにもう来週末からはインド行き。
という状況で、儲かってもいないくせに、いっちょまえに「忙しい」などと言っています。
なので色々と遅延が発生していまして、すみません。
とりあえずあまり僕らしくない、フランスの写真でも、ご覧になってください。

かしこ。

展覧会の御礼


岩崎ミュージアム企画展「Ring Of Colors」はおかげさまで、
盛況のうちに終了致しました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました!
展覧会の終了のご報告&御礼が遅くなってごめんなさい。というのも、展の終了後、僕はその足で数日間出張していまして、昨夜二週間半ぶりに自宅へ帰着したところなのです。

さて、あらためて、ご来場くださった皆様、ありがとうございました。遠路遥々、そしてあの心臓破りの坂を上って、わざわざ会場に足を運んでくださこったことは、並々ならぬご厚意だと思います。

「展覧会のお知らせ」のところでも書いたように、僕はこのような立派な展覧会をやらせていただくのは初めてです。始まる前は、誰も来てくれなかったらどうしよう・・・と不安が拭いきれなかったのですが、実際には予想以上の方が来てくださって、嬉しかったです。本当にありがとうございました!

それから、展の関係者の皆様へ。今回のコラボ展の相方であり、僕にこの機会を与えてくれたばかりか大きなサポートをしてくれたりえこさん、そして色々と特別な取り計らいをしてくださった岩崎ミュージアムの館長である小池さん、そしていつも親切にしてくださったミュージアムの従業員の皆様、紹介文を書いてくれた大塚さん、本当にありがとうございました。大変感謝しています。


作品を囲む枠も作家さんの作品。真鋳製で、今回の展のために岩崎ミュージアムさんが莫大な費用をかけて製作してくれました。この展示スタイルは館長さんのアイディアで「回廊」のイメージだそうです。

ところで、今回はネットやmixiつながりの方と、初めてお目にかかる機会もあって、これはなかなか面白い経験でした。今まではPCの画面上で、文字のやりとりをするだけの関係だった方とのご対面。それまでのイメージ通りの方もいれば、思っていたイメージと全然違う方も。もちろんこれはお互い様で、例えば僕に対して頂いたご感想は「思ったよりもよく喋るんですね」(そんなに無口なイメージですかね?)とか、「大きいんですね」(これはよく言われる・・何故か小柄というイメージらしい)などなど。色んな方にお会いできて(普通の一年分ぐらいの人に会ったのでは?)、楽しかったし、色々な面で良い経験になりました。

展覧会のお知らせ


1/11~1/21、横浜の岩崎博物館のギャラリーにて、
イラストレーターの霜田りえこさんと僕のコラボ展が開催されます。

岩崎ミュージアム第216回企画展
「Ring Of Colors」2007年1月11日(木)~21日(日) ※15日(月)休館

このコラボ展の大きな特徴は、全ての作品が90cm×30cmという、
縦に細長いフォーマットに統一されていることです。

自然物を描く霜田さんのイラストの柔らかな曲線美と優しい色彩、
人工物を描く僕の写真のソリッドな画面構成と色彩、
この対比はなかなか面白いコラボになると思います。

売れっ子イラストレーターの霜田さんは今までにも、
個展など色々なところでされていますが、
売れてないっ子写真家の僕は、このような立派なギャラリーに
写真を展示させていただくのは今回が初めて。
滅多にないことなので、身の引き締まる思いでありまする。

自分の写真を大伸ばしにする機会というのは殆どないので、
今回の展示作品は自分で見ても、なかなか新鮮です。

この機会、どなた様もお気軽にお越しください。

会場の地図

※開催期間中、特に週末はできるだけ会場にいようと思いますが、
平日いらしてくださる方は、事前にご連絡いただければ、
時間を合わせて顔を出します。
(会場の徒歩圏内にホテルを取りました)
※オリジナルポストカードの販売も予定しています。
※お問い合わせ等は何なりとどうぞ!

"奇跡のピアニスト" ミシェル・ペトルチアーニ

この偉大なジャズ・ピアニストは、若干36歳にしてこの世を去った。しかしその短い生涯も、生後間もなく「20歳位までの命」を宣告されていた彼にとっては、充分に長いものだったのかも知れない。彼の音楽を聴くと涙が溢れ仕方ないのは、彼の人生が悲惨だったからなどではない。今は亡き彼が、その音楽を通じて「人生とはどれほど素晴らしいものなのか」を雄弁に語りかけてくるからなのだ。短いと知っている人生を肯定的に受け入れ、最後まで精一杯に生きた、彼の魂の込められた演奏。その卓越したテクニックと底知れぬ歌心が紡ぎ出すピアノの音からは、彼の背負った地獄のように恐ろしい身体的ハンディキャップや、そこから受けるであろう苦悩など、微塵も感じることがない。その音はパワフルで、テクニカルで、ポジティブで、美しく、洗練されていて、そして何より優しさとロマンに満ち溢れているのだ。

今日は彼の7回目の命日である。しかしこの日は逝ってしまった彼を惜しむための日ではない。何故なら、今日も彼の音楽を聴けば、天国の彼がこう語りかけてくるからだ。

「僕の死を悲しむなんて、人生がもったいない!
そんな暇があったら僕の遺した音楽を存分に楽しんでくれよ!
人生は楽しむためにあるんだからね!」
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1962年、フランスのオランジュに生まれたミシェル・ペトルチアーニは先天性の骨疾患を患っていた。骨が正常に発育しないため、成人しても身長は1メートル程度までしか伸びないばかりでなく、内臓や神経が圧迫されるので健康状態を保つことが難しく、様々な二次疾患にかかる危険性があり、いつ消えてしまうか知れない命だった。そんな状態にありながらもピアノを学び、わずか15歳でプロデビュー、18歳でレコードデビュー。間もなく「天才ピアニスト」としてジャズ界にその名を轟かせる。一時は自らの不幸を嘆き、自殺未遂を繰り返すという時期もあったようだが、後期にはそんな壁も乗り越え、つねにポジティブな姿勢で生きていたそうだ。僕は1990年の冬に、NYの名門「ヴィレッジ・ヴァンガード」で彼の生演奏を聴く機会に恵まれた。幸運にも彼のピアノの斜め後ろという、絶好の席につくことができたので、彼の演奏ぶりをよく見ることができたのだが、実物の彼は、僕が想像していた以上に不自由そうな身体であったことにショックを受けながら、その素晴らしい彼の演奏に感激し、涙した。1999年1月6日。ミシェルはツアー先のニューヨークで急性肺炎にかかり死去。彼の亡骸は、故郷のフランスで、フレデリック・ショパンの墓の隣に埋葬された。このことからも、彼が人々からどれほど尊敬され、愛されていたかが伺える。

<一押しアルバム>
ライヴ・アット・ブルーノート東京
97年にブルーノート東京でライブ録音されたアルバム。おそらくこの日、ミシェル(以下、愛称「ペトちゃん」)は絶好調だったと思われ、非常ににパワフルでダイナミックな演奏を聴かせてくれている。リズム.セクションはスティーブ・ガッド(ds),アンソニー・ジャクソン(b)。この名前を聞いた時点で、保守的なジャズ・ファンは「邪道だ」などと仰るかも知れない。確かに、この二人はどちらかというとフュージョン系に属する(またはフュージョン系を得意とする)ミュージシャンである。例えばスティーブのローピッチ・チューニングのドラムはフュージョン・プレイヤーそのものの、いわゆる「ドンシャリサウンド」だし、アンソニーのベースはエレクトリックのものであるばかりか6弦で、地を這うような、重心の低いベース・ラインを得意としている。これらはいずれもトラディショナルなジャズとしてはあまり歓迎されないであろうスタイルである。しかしそれらのサウンドや彼らの演奏スタイルはじつによく調和していて、その結果都会的でモダーンな、非常に粋なジャズ・サウンドに仕上がっているところが、このトリオの大きな魅力のひとつである。ペトちゃん自身が「世界最強のトリオ」と自負したのが誠に頷ける、素晴らいトリオである。もうひとつ、このアルバムは、ライブ録音の音質の良さに定評のあるドレイファス・レーベル(ドレフュス・レーベル)のもので、その臨場感溢れる音質が、このアルバムの価値を更に高いものにしていると言って良いだろう。

さて、このアルバムの聴きどころはまず1曲目の「Training」。アップテンポの4ビートである。スティーブの、フュージョン・テイストのプンプン匂うアプローチと、6弦ベースの超低音域を恐れもせず存分に使うアンソニー、この二人によるリズムセクションは「死ぬほど重い(=滅茶苦茶カッコイイ)」重量級のグルーヴでペトちゃんのピアノをがっちりサポートしつつ、丁丁発止で渡り合う、最高の演奏になっている。次に、僕がこのアルバムで最も好きなのが2曲目の「September Second」。ペトちゃんが愛妻の誕生日に贈ったという、16ビートのミディアム・テンポの、ロマンチックなバラード。「曲良ければインプロヴィゼーション良し」という言葉の通り、ここでのペトちゃんのソロは素晴らしい。特にトーナリティーが変わる瞬間の「トリハダモノ」の絶妙な音選びは、ハートのツボを押さえに押さえ、息をもつけない緊張感を与えてくれる。また、この曲でのアンソニーのプレーは特筆すべき。その「音の刻み方」はまさに「いぶし銀」のように渋いものだ。このアルバムは、他にも聴き所満載の、完成度の高いアルバムである。ジャズ通、ペトちゃんファンは勿論、これからペトちゃんを聴きたい人にもお勧めできる。

"Jazz truly loves you."
Michel Petrucchiani

ペトちゃんの動画が見られます

正月がどうにも嫌い


[ 写真の無断転載は固くお断りします ]
〔中国:雲南省:元陽〕
あけましておめでとうございます!
さて、またしてもこの日が来てしまった。
一年のうちで最も居心地の悪い日。

しかし「正月が嫌い」などと言うと、世間からは変人のように思われてしまいかねない・・
(などと言いつつ、毎年ブログに書いている自分も自分だが。というより実際少し変人だが。)
ともかく、そんな意識が孤独感につながって、ますます居心地が悪くなる。
(どこかに同士はいませんか?必死に正月らしくなく過ごしてる人とか)

そんなわけで、僕は正月というものが、
どうにも好きになれないわけなんですよ。

ともあれ、皆様、今年もどうぞ宜しくお願いします!

大晦日がどうにも嫌い


[ 写真の無断転載は固くお断りします ]
〔ギリシャ:クレタ島:ハニア:ベネチアンハーバー〕
今年もまたこの日がやってきました。

大晦日が嫌い(2004年)
大晦日がやっぱり嫌い(2005年)

大晦日。僕にとっては一年のなかで、最も気の滅入る日です。

「今年もあと、数時間を残すのみとなりました・・・」
「今年もあと、30分!」
「今年もあと、10秒!9!・・8!・・7!・・」

まるで人生の残り時間を数えられているような気分になるのです。
(実際その通りだし)

最愛の人たちと過ごせる残り時間、
自分が何かを成し遂げるための残り時間・・・
大晦日はその残り時間を、数えなくてはならないのです。
だから僕はそんな大晦日という日が、どうにも好きになれない。

ともあれ皆様、今年もありがとうございました。
よいお年を!!

クリスマス


[ 写真の無断転載は固くお断りします ]
〔銀座四丁目〕
毎年のことだけど、「自分はクリスチャンではないのだから・・」
などとヤボなことを言うのはやめておこう。

皆様も良いクリスマスを!

空撮!(アンコールワット)


[ 写真の無断転載は固くお断りします ]
出来の良い写真ではないけれど。なんだかドット絵のようにも見える写真。
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あの気球に乗るんですか?危ないからやめましょうよ・・。僕は高い所が大のニガテなのだ。いや正確に言えば、"安全性の疑わしい乗り物に乗って高い所へ行くのがイヤ"なのだ。例えばペルーでの、悪夢のような空撮の思い出。あんな思いをするのはもう二度と御免。もっともあれは恐怖よりも飛行機酔いがひどかったのだが。

これはアンコールワットを上空から見るための観光客用アクティビティー "アンコール・バルーン"。気球はワイヤーで地面に繋がれていて、その場で上昇して下降するだけ。ほんの10分かそこらで15USドルという料金は、現地の物価レベル(タクシーを早朝から1日借り切っても14ドル)からするとべらぼうに高いと言える。ともかく・・本当にこれに乗るんですね?あの頼りないワイヤーが切れでもしたらもうお終いですよ。え、この気球はフランス製なんですか?なら、大丈夫かな・・・(先進国製と聞いて少し安心)。









バルーンのゴンドラの部分はドーナツ状になっている。
バルーンを操作するオジサン。右は下を見下ろしたところ。

↑トップの写真は望遠レンズで撮影したもので、実際の眺めは←こんな感じ。高さは地上180メートルだそうだ。実際に乗ってみると、バルーンは揺れもしないので、撮影に集中している限り怖さはほとんど感じることがなかった。というわけで案外あっけなく終了。



ところが後日・・・ネットで調べたところ、このバルーンは2004年5月、突風に煽られて墜落する事故を起こしていたらしい。詳細は不明。だからイヤだったんだよ・・。

アンコールワットの夜明け


[ 写真の無断転載は固くお断りします ]
<アンコールワット:アンコール遺跡>
皆様、あらためて、ただいま!
今回のカンボジア旅行は、心配していた武装強盗にも遭遇せず、地雷を踏むこともなく、それとどころか危険な雰囲気を感じることすらなく、無事撮影を済ませて帰ってきました。

しかし↑の写真を見る限り、とても静かな夜明けのように見えますが・・・









実際の現場はこのように、多数の人でごった返していました。僕は毎朝5時半には現場に到着していたのですが、現場は毎朝このような状況。









写真を撮る人も非常に多く、中国の元陽の現場を思い出しました。こういう被写体はドーンと正面から撮る以外になく、誰が撮っても仕上がりに大差のない題材。しかし逆に言えば誰が撮ってもそれなりの絵になるからなのか、素人写真家さん達はこの手の被写体に殺到する傾向があるようです。しかし皆さん高価なカメラをお持ちで・・・左の写真、4台並んだカメラのうち二台はひと揃いで百万円近いEOS1DS MarkⅡ。一番手前が僕のPENTAX645。

しかし、何故こんなに大勢の人達が早朝から集まるのか?
それは、アンコール遺跡周辺の土産物屋で売られている、
この手の絵↓の影響ではないかと思います。
(これはホテルのロビーに飾られていたもの)
この光景を見ようと、皆さん早起きして集まってくるのでしょう。

アンコール寺院の背後から顔を出した朝日によって黄金色に染まる遺跡。
とてもドラマチックな光景です。しかし現実はこうはいきません。
これは絵だからあり得ることであって、現実にはあり得ない光景なのです。

僕達写真家は常に、被写体と光の関係を注意深く観察しています。
だからこの絵を見た瞬間、すぐに「ウソだ!」と分かってしまいます。
勿論、現実通りでなければいけない、ということは全くないし、
絵として美しければ現実と違っても全く構わないわけですよ。
でも、現実としてはあり得ない。それは確かです。

まず、太陽は寺院の背後にあります。なのに寺院の建物の手前側に光が当たり、色がついています。これはあり得ません。また、寺院の上部の三つの突起に当たる光は、太陽が左側になければ、このようにはなりません(太陽は寺院の左側から出ていますが、位置関係としては、完全に背後の筈です)。また、画面の右にある木には左から光が当たり、左にある木には右から光が当たっています。これもあり得ない。更に、参堂の左側にある欄干は、右側の路面に影が出ているにも関わらず、欄干の右側面に光が当たっています・・・・etc。

まあ、こうした「非現実的」な要素によって、この絵にシュールな魅力が加わっている、とも言えるわけですね。

実際の日の出は、こんな感じ。太陽の位置が絵と違いますが(季節にもよるので)。いずれにしても太陽が被写体の背後にある場合は、このように、被写体はほとんど、色彩がなくなってしまいます。

というわけで、アンコール寺院の朝は、陽が顔を出す前、ほんのり赤く染まった空と、遺跡のシルエット。見る(撮る)なら、このタイミングがベストだと思います。アンコールワットへ行かれる時には是非、早起きしてトライしてください!

カンボジアに行ってきます

[#VIDEO|SLIDESHOW|deepblue-ryu|1#]
↑これは勿論NY。
冬は盗難アジア・・ではなくて東南アジアのオン・シーズン。
今年はカンボジアへ、アンコール・ワットの撮影に行ってきます。
(11/27~12/9)

去年はベトナムで見事に盗難に遭ったので、
今回は気を引き締めて行かねば。

ということで、ヤフートラベルで現地情報をチェックしてみた。

『日本人旅行者を狙った盗難、強盗、強姦事件が頻発している。多くの人々が間違った日本人像を信じ込んでおり、曖昧な態度は誤解を生じさせやすく、また日本人はあらゆる意味で軽く見られている。・・・(続く)』

そんなに危ないところなのか??

続いて外務省のサイトをチェック。

『カンボジアでは、長期間にわたる内戦後、国内に銃器類が広く出回っており、武装した強盗団による凶悪犯罪が増加しています・・・(中略)・・・内戦中に広範囲に渡って埋設された地雷が残存し、触雷による被害が多数報告されています・・・(中略)・・・・過去には、国際テロ組織アル・カーイダ及びジュマ・イスラミーヤの活動に関与したとされるイスラム系団体の構成員4人が逮捕され・・(中略)・・・日本人旅行者が武装した3人組に襲われ、右腕に銃弾を受けて負傷する事件が発生・・・』

こんなに危ないところだとは知らなかった・・。
気が進まないけど行ってきます(><)